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子どものリンパ節炎とは? 種類・原因・症状・予防法・治療法まとめ

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大人に比べて成長期にある子どもの細胞分裂は活発で、リンパ節も同じく活発であることからリンパ節の腫れがみられやすいのです。なぜリンパ節が腫れるのか、リンパ節とは一体なんなのか?など、子どもにみられやすいリンパ節炎についてみていきたいと思います。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030001728
目次 身体の中の主なリンパ節の場所は?
リンパ節炎の原因
感染でうつるリンパ節炎の種類・症状①
感染でうつるリンパ節炎の種類・症状②
感染でうつるリンパ節炎の種類・症状③
感染でうつるリンパ節炎の種類・症状④
リンパ節炎はひとに感染する?登園はしてもいい?
リンパ節炎の予防法
リンパ節炎の治療法・治療薬
まとめ

身体の中の主なリンパ節の場所は?

リンパ液・リンパ節・リンパ管のすべてを総称して、リンパといいます。全身の循環は、動脈・静脈だけでなくリンパ管を通ることで実は保たれているのです。

リンパ管は身体全体に拡がっており、リンパ管の部位それぞれの中継地点として、リンパ節が存在しています。

リンパは、細菌・ウィルスが侵襲した場合に撃退する働き(免疫)をつかさどり、リンパ節では老廃物、細菌をろ過して身体に回らないようにし、新しい免疫抗体やリンパ球を作りだす免疫機能の拠点なのです。また、リンパ液は必ずリンパ節を通って静脈に繋がって血液に戻る中継地点でもあります。

体表面から触れることができるリンパ節を表在性リンパ節とも呼ばれており、頸部、腋窩部、鼠径部、膝窩部などで触れることができますが、触れることができないリンパ節を深在性リンパ節と呼ばれて腹部、骨盤部などに存在しています。

リンパ節は、リンパ管のそれぞれの場所に2m~3cm程でバラバラの大きさの豆粒状が単独だったり連なって存在し、全部で400~700個あると言われています。そしてその半数以上が腹部に集まっています。

リンパ節炎の原因

リンパ節が何らかの細菌やウィルスに感染することで炎症が起こります。

外部から病原菌が侵入した時はリンパ球と白血球が退治してくれる働きがあるのですが、免疫機能では追い付かず、病原菌の力が上回ることもあります。そうなった場合、免疫製造工場であるリンパ節には次なるリンパ球がスタンバイし、病原菌を退治しようとします。そしてその結果、リンパ節が腫れたり、熱をもったり炎症が起こってしまうのです。

それでは次に、多種あるリンパ節炎のなかから代表的なものをご紹介します。

感染でうつるリンパ節炎の種類・症状①

■化膿性リンパ節炎
風邪や扁桃炎などを引き起こす黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌が原因となって、リンパ節が炎症を起こし、赤く腫れ上がった上に化膿してしまった状態です。白血球やリンパ球よりも細菌が強い状態で増え続けると膿が出てきます。身体の免疫機能が衰えているときにかかりやすく、化膿性リンパ節炎だと高熱がでます。

感染でうつるリンパ節炎の種類・症状②

■細菌性リンパ節炎
傷口から細菌が侵入したことによって、リンパ節へ感染することによって炎症が起こってしまいます。リンパ液で細菌が広がることでリンパ節が腫れ、痛んだり熱をもったりします。

細菌性リンパ節炎を引き起こす原因菌は、化膿レンサ球菌やバルトネラ菌などさまざまです。

感染でうつるリンパ節炎の種類・症状③

■ウイルス性リンパ節炎
サイトメガロウイルス、風疹、麻疹ウイルス、EBウイルスなどが原因でおこります。

中でもヘルペスウイルスの仲間であるEBウイルスは伝染性単核球症を引き起こし、発熱・頸部リンパ節腫脹、喉の痛みなどが出てきますが、思春期になる前にかかると無症状で、思春期以降では半数に症状がでてきます。

潜伏期間が1ヶ月以上と長く、キスなど唾液を通して感染することからアメリカではキス病ともいわれていますが、2~3才頃で7割以上が感染して、成人では9割以上が抗体をもっているとされています。

感染でうつるリンパ節炎の種類・症状④

■亜急性壊死性リンパ節炎
原因はアレルギーや局所の免疫不全によって起こるのではという諸説があるなか、直接的な原因はいまだ不明です。
またこの疾患は東洋人に多いこともわかっており白人・黒人には極めてまれとされています。

症状としては、発熱で、熱が下がった後に頸部リンパ節の腫れがでてきます。良性であることから治療をしないでも1~2ヶ月では治癒しますが、数ヵ月~数年後に再発することもあるとされていますが、腫れが引かない、大きくなっているなど改善が見られない場合には病院受診した方が良いでしょう。

小児のリンパ節腫大 - 松原市-阪南中央病院

リンパ節炎はひとに感染する?登園はしてもいい?

リンパ節炎は、体内に入った病原体に対して退治しようとする働きでリンパ節が腫れたり発熱がでたりする炎症であることがわかりました。炎症そのもの自体が人へ移ることはありませんが、リンパ節炎を引き起こす原因が結核性や麻疹・風疹といった感染症である場合には対処の仕方がかわってきます。

全般的にリンパ節炎に伴う発熱、リンパ節の腫れ、痛みなどが良くなるまでは自宅で療養することが大切ですが、リンパ節炎の原因となる病原体(結核性リンパ節炎など)によっては登園を控えなければいけないものもありますので、小児科受診した際には登園しても良いか、通われている園の規定をチェックして登園された方が良いでしょう。

リンパ節炎の予防法

リンパ節炎のほとんどがウィルスや細菌が喉や鼻などに入り、空気が乾燥していたり、免疫力が低下した時におこります。今あげた原因を取り除いてあげることが予防に繋がります。

■外出先から帰宅したらうがい、手洗いをしっかり行う
外では数えきれないほどのウィルスや細菌が存在します。
外出先で吸い込んで粘膜に付着したウィルスや細菌などうがい、手洗いをすることで洗いながしましょう。

■十分な睡眠と休息を心がける
疲れやストレスがたまると抵抗力が落ちてしまい感染しやすくなります。睡眠不足に気をつけて休息をとることで、身体の免疫力が衰えないように心がけましょう。

■室内ウィルスなどが増殖しないように気をつける
空気が乾燥するとウィルスが増殖しやすいため、自宅などで加湿器や空気清浄機などでウィルス・細菌増殖しないようにしましょう。湿度60%前後になるのがよいとされています。

■食生活を整える
栄養のとれたバランスのよい食事をしっかりととることは身体も心も整えてくれ、丈夫な身体にしてくれます。

【身体が冷えないよう暖める】
身体の冷えは免疫力低下につながります。首回りを暖めてあげてたり、ストレッチで血行をよくしてあげたり、食事面からも暖かい食べ物を心がけると良いでしょう。

リンパ節炎の治療法・治療薬

リンパ節炎の症状が軽くわずかな腫れのみであれば、そのまま経過観察でよくなることもあります。しかし、細菌感染により発熱がみられ、リンパ節の赤みや痛み・熱感など炎症症状が強い場合には、抗炎症剤や解熱鎮痛剤を用いて内服治療が必要になります。また、腫れているリンパ節に対しては冷やしてあげることが必要です。

リンパ節炎をおこしている原因そのものに対しては、点滴・静脈注射や内服などで抗生剤投与をし、病原菌に効果のある薬剤を投与していきます。リンパ節部位が化膿している場合、必要なら切開し膿を出す処置をすることもあります。

結核性リンパ節炎の場合には、抗結核剤を用いての治療になります。自己中断で内服中止すると結核菌に耐性がついてしまうため、医師の指示のもとで決められた間は服用することが大切です。

もし、リンパ節の腫れが全然よくならない、大きくなっているなどがある場合には、悪性のものも考えられるため、改善しない場合には病院受診しましょう。

まとめ

子どものリンパ節炎についてみていきましたが、さまざまな病原体によって引き起こされることがわかりました。自然経過でよくなるものもあれば、処置をほどこして治療をすべきリンパ節炎があることから、症状がみられた場合にはひどくなる前に病院へ受診することが大切です。

そして何より、免疫力が低下しないように十分睡眠・休息をとりながら、手洗いうがいを忘れずリンパ節炎の予防もしていきましょう。

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この記事を書いた人

かぼちゃん

子育てをしながら記事を書いています。宜しくお願いします♪...

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