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口蓋裂とは?原因・症状・手術方法・経過・術後まとめ

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口蓋裂とはどんな症状?原因は?手術方法や術後はどうなるの?口蓋裂について気になることをまとめました。お悩みのママパパ、ぜひ参考にしてみてくださいね。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030001596
目次 口蓋裂 とはどんな病気?
口蓋裂の原因・遺伝確率
口蓋裂の症状・種類
口蓋裂の種類別手術方法・経過・術後
まとめ

口蓋裂 とはどんな病気?

口蓋裂とは、生まれつき上あごの部分と、のどちんこと言われる口蓋垂がつながっていない状態を言います。症状によって口唇裂、兎唇(上唇裂)、口蓋裂などと呼びかたが異なります。

口蓋裂は、先天性異常の一つです。元々赤ちゃんは鼻の下の皮膚と口の上の皮膚が繋がっておらず、鼻下・口上は少しづつ細胞ができあがって繋がっていきます。口唇口蓋裂とは、作られるはずの細胞がつくられず、唇が裂けたり、顎が裂けたりといった状態で生まれてきてしまう赤ちゃんのことをいいます。

日本では約500人に1人の赤ちゃんが口唇口蓋裂で生まれてきます。黄色人種は口唇口蓋裂の割合が高いといわれています。

口蓋裂には大きくわけて4つの問題点があります。

1.唇の機能的問題・美容的問題
見た目に裂が入っいるだけでなく、唇の動きに関わる筋肉もつながっていません。

2.授乳の問題
のどの奥を開いたままになってしまっているため、口の中で空気をためて陰圧をつくることができません。その結果、吸う力が弱く母乳や哺乳瓶でミルクをうまく飲むことができません。

3.ことばの問題
1歳〜1歳6ヵ月頃から生じてきます。口蓋裂のある子どもは、鼻から漏れたような声や話し方になるという問題があります。

4.歯並びの問題
歯茎同士がつながっていないことや、その部分にもともと歯がなく、生えてこなかったりすることが原因です。

■口唇口蓋裂の種類

・口唇裂(こうしんれつ)
唇のみがつながっていない

・唇顎裂(しんがくれつ)
唇と歯茎がつながっていない

・軟口蓋裂(なんこうがいれつ)
のどちんこと言われる口蓋垂のみがつながっていない

・口蓋裂(こうがいれつ)
口蓋垂だけでなく、上あごにもつながり忘れがある

・唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)
口唇も口蓋もつながっていない

口蓋裂の原因・遺伝確率

口蓋裂を含め、口唇口蓋裂の原因の詳しい原因はまだわかっていません。いくつかの要因が考えられていますが、原因不明が大多数になるようです。

・遺伝子
・ストレス
・服用薬
・妊娠中のたばこ
・妊娠中の副流煙
・妊娠中の飢餓状態
・妊娠中の肥満
・妊娠中の糖尿病

などが原因の1つとして考えられます。しかし、「ストレスがあったから」「薬を飲んでしまったから」など限定するのは難しく、原因も1つではないと言われています。

ママパパや上の子ども、あるいは親族に口唇・口蓋裂の患者さんがいる場合は、赤ちゃんにも口唇・口蓋裂が遺伝する場合があります。遺伝率は、親族に口唇・口蓋裂の患者がいないばあいより「やや高い」といわれています。具体的な確率はわかっていません。

口蓋裂の症状・種類

口蓋裂は、大きく分けると「硬軟口蓋裂」と「軟口蓋裂」の2種類に分けられます。硬軟口蓋裂は、裂け目が歯の後の硬口蓋(骨の部分)までおよぶもので、軟口蓋裂は軟口蓋と呼ばれる奥の方だけ裂けているものをいいます。

そして、その中でも癒合不全が口蓋の後方部のみにとどまるものを「口蓋単独裂」、口唇や顎裂(歯槽堤の裂)を伴うものを「唇顎口蓋裂」といいます。さらに、「唇顎口蓋裂」には片側のみの場合と両側の場合があります。

口蓋裂の種類別手術方法・経過・術後

口蓋裂をそのままにしておくと、口と鼻の仕切りがないために、ことばが話にくかったり、鼻にかけたような話し方になってしまいます。口蓋裂を閉じる手術は、ことばを話し始める1歳~1歳半が適齢だと言われています。手術がこれより早いと歯槽や口蓋の成長に悪影響を及ぼす場合があり、手術時期が遅れると、発音のくせが残ることがあります。

■手術法
・ファーラー法(Furlow法)

口蓋の粘膜骨膜をはがし、これを引っ張って中央に寄せることで裂を塞ぐ手術法です。手術後の赤ちゃんの上顎の発育、言語機能ともに良好であるとされています。しかし裂幅の狭い症例でないとこの方法は適用できまないので、口蓋裂の裂幅を狭くする「術前矯正」とセットとするような治療方針でこの方法を用いる施設がほとんどのようです。

・プッシュバック法(Push Back法)

口蓋の粘膜と骨膜を一緒にはがして裂をふさぐ方法です。中央の裂はこの方法で塞がりますが、粘膜・骨膜で被覆されない部分が両側に露出されます。しかしこの部分はそのまま傷口としておき、自然治癒するのを待つことがほとんどです。プッシュバック方は、他の手術と比べても信頼性が高く、言語発達に対する治療効果も良好だといわれています。しかし、術後に顎発育不全が出現する可能性があります。

■経過

手術時間は約1~2時間程度で、輸血の必要はありません。入院は10日間前後です。手術の翌日より、口から流動食を食べられるようになり、傷の経過が良好であれば、少しずつ固い食事に慣らしていきます。手術に使う糸は溶ける糸なので、抜糸の必要はありません。

■術後

手術は大手術ではないものの、手術の部位が喉の奥であるため、術後の腫れや出血などが大きな危険につながりやすい手術になります。危険性は以下のものがあります。

・全身麻酔をおこなったことによる合併症
・術後の腫れによる呼吸不全
・術後出血による気道閉塞
・誤嚥性肺炎

日本形成外科学会 口蓋裂とは

まとめ

先天性障害と呼ばれる口蓋裂は手術で必ず治ります。軽いものに至っては歯科矯正で治る場合もあります。さらに今の現代医療だと、手術後には口蓋裂だったと分からないくらい綺麗なお顔になることがほとんどですので、お腹の中の赤ちゃんのに口蓋裂の症状がもし見られても必要以上に悲観せず、先生たちと一緒に生まれてくる赤ちゃんに適した治療法を見つけていきましょうね。

口などが裂けていることによって赤ちゃんに痛みもありませんし、赤ちゃんが口蓋裂で生まれてきたことでママが「パパがタバコを吸っていたことがあるから」パパがママに「妊娠中のつわりで食事をしなかったから」などとお互いを責めるのはナンセンスです。2人の可愛い大切な赤ちゃんですので愛情たっぷりに育ててあげてくださいね。

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この記事を書いた人

まどんぬ

生後4ヶ月の息子の母親です。
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