1. >
  2. >
  3. >
  4. 夜驚症とは?原因・症状・夜泣きとてんかんとの見分け方・対策まとめ

夜驚症とは?原因・症状・夜泣きとてんかんとの見分け方・対策まとめ

夜驚症とは?原因・症状・夜泣きとてんかんとの見分け方・対策まとめのタイトル画像

夜、寝入ってしばらくしたら、突然暴れるわが子。これって病気?突然のお子さんの様子を見て、慌ててしまうおうちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
心配になって、病院を訪れたら「夜驚症」との診断。夜驚症って何?原因は?と次々に不安になってしまいますよね。ここでは、夜驚症と見分けが難しい夜泣きとてんかんについても詳しくご紹介したいと思います。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30701000320
目次 夜驚症とは?
夜驚症の誘因(きっかけ)・原因
夜驚症の症状・頻度・時間
夜驚症と夜泣きの見分け方
夜驚症とてんかんの見分け方
夜驚症の自宅での対応・対策法
夜驚症の治療が必要な判断基準と治療法
まとめ

夜驚症とは?

夜驚症とは、 「夜間恐怖症」とも言われています。寝てしばらくしたら、深い睡眠に入ったところで、汗びっしょりになり、恐怖に怯えたような大声で叫んで起き上がり、暴れ、目を見開いて歩き回ったり、パニックの状態になることを言います。そして、10分位続いて、再び眠りに入ります。睡眠障害の一つで、翌日はこの体験についての記憶がありません。

発症年齢は4~12歳以上からはじまります。幼児期に発症した場合と、思春期以降になって発症した場合とでは、対処法が違います。

夜驚症の誘因(きっかけ)・原因

夜驚症の原因は、不安や緊張状態が強い時やヒステリーの時など、不眠時にみられます。年長になると自然と夜驚が消失することが多いため、脳のなんらかの未熟性が原因と考えられています。そのため脳の発達とともに睡眠機構が正常化します。遺伝的な要素も強く、患者の大半が、身内に同じ症状が見られます。

また、幼児の場合はそれほど関係ありませんが、思春期以降に始まった場合には、大事故や大事件に遭遇したり、虐待、レイプなどの衝撃的な事実に出会ったための心理的な外傷体験が関係していることがあります。

夜驚症の症状・頻度・時間

■症状
寝てしばらくしてから、突然恐怖に怯えた表情で大きな叫び声をあげて、起き上がり、部屋を歩き回ったりします。しばしば、自律神経症状(激しい発汗、激しい動悸など)がみられます。

■頻度
頻度は1~5%前後でそんなに多いものではないと考えられています。回数は一晩に1~3回。回数は徐々に少なくなって、自然に消えていきます。さらに長い期間続くような場合でも、10歳頃には自然に治まり、後遺症などを残すことはありません。

■時間
多くは夜間入眠後、1~3時間頃に症状が出現し、持続時間は数分から20分位です。

夜驚症と夜泣きの見分け方

夜驚症も夜泣きも睡眠障害の一つです。夜泣きは、夜驚症と違いだれにでもみられる当たり前の現象です。夜泣きの原因は、日中に経験した不安や緊張、恐怖、興奮などを思い出して起こります。夜驚症と同じように、深い眠りに入った頃に、起こります。

幼児期は、日中に活発に体を動かして、早寝早起きのリズムを整え、よく眠れる環境をつくるなどするとある程度、夜泣きを減らす効果があります。また、夜泣きをしたときは、背中をさすったり、抱っこをしたりするなどして、安心をさせるとやがておさまります。ただし、10歳以降の夜泣きは大災害、大事故にあった衝動や身内の死、虐待などの心理的な外傷が原因になることがあります。心の問題が解決されない限り、続きます。専門家により適切な治療が必要になります。

夜泣きと夜驚症で共通して言えることは、10歳以降に発症したときは、心理的な要因がからんでいるので、専門家による精神科治療が必要になるということです。

夜驚症とてんかんの見分け方

てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であり、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それにさまざまな臨床症状及び検査所見がともなう症状のことをいいます。

てんかんには、さまざまな発作・症状があります。よくみられる症状は、体の一部がけいれんする運動発作です。てんかんの症状の中でも、急に理由のない恐怖感におそわれる精神発作は夜驚症の症状によく似ています。しかし、夜驚症の場合は発症中のことを思い出せないのに対して、てんかんは発作が何回か繰り返され、発作は常に同じタイプです。発作が起きた時には、以下の点をよく観察し記録しましょう。

・どのような発作か
・発作の持続時間
・その後の子どもの様子
・発作の前に発熱があったか

これらの点をメモして病院へ持っていくと、診察の手がかりになります。病院の脳波検査では、てんかん特有の脳波が診断の手がかりになりますが、なかには、てんかんでも特有の脳波がみられないことがあります。逆に脳波に異常があっても、てんかんでない場合もあります。発作前の症状などから総合的にとらえ、診断する必要があるのです。

てんかんとは  公益社団法人 日本てんかん協会 

夜驚症の自宅での対応・対策法

■環境整備
夜驚症は、突然、夜に大声で叫び、暴れたり、歩き回ったりします。まずは、本人や家族の身の安全を図ることが必要です。 投げたり、ぶつかったりして危ないものは寝室やその周辺に置かずにスッキリと片づけましょう。

■発作が起きたら見守る
また、発作が起きたらただ見守ることしかできません。「大丈夫」と声をかけてもそれに対する反応はありません。また、さすったりしても嫌がることが多いようです。10~20分ただ見守りましょう。

■適度な運動
日中に思いっきり遊び、体が疲れていると、朝までぐっすり眠れることが多いようです。子どもの体力は思っているより、ずっとあります。よく遊ばせ、よく休ませましょう。

■心理的ストレスの軽減
環境が変化したとき、はじめての経験をしたとき、災害や事故に遭遇したときなど、できる限り、子どもに寄り添い、不安な思いなどを聞いてあげるようにしましょう。またその日のできごとを聞くなど、子どもの生活に関心をはらってあげると、子どもも安心します。

■子どもを責めない
毎日のように泣き叫ばれると、一緒にいる家族が滅入ってしまうという方も多いかもしれません。思わず「うるさい!!」と怒鳴ってしまうこともあるでしょう。でも、それに子どもは反応できません。朝になっても本人はそのことすら覚えていません。いずれ治まりますので、気長につき合っていきましょう。

夜驚症の治療が必要な判断基準と治療法

■治療が必要な判断基準
幼児期の場合はそのまま様子をみます。ほとんどの場合、成長とともに自然に消えるからです。一方で、思春期以降にはじまった場合は、心理的な要因がからんでいるので、専門家による精神科治療が必要になります。

■治療法
ジアゼパム、イミプラミンなど除波睡眠期(ノンレム睡眠期)を減少させ、発作を起こすリスクを下げる薬が有効です。また、最近では、作用が緩やかで安心な漢方を取り入れる小児科も増えています。抑肝散陳皮半夏(よくかんさんちんぴんはんげ)は、怒ったように泣き叫ぶお子さんに、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、緊張状態にあるお子さんによく効くとのことです。

1週間飲み続けると、効果が現れ始めます。なかなか期待した効果が現れない場合は、他の漢方薬に変更するなどもできるようです。漢方薬だと小さなお子さんにも安心な治療薬ですので、幼児期の夜驚症にも使われることがあるそうです。藁をもすがりたいという方は一度、小児科や精神科の医師に相談されることをおすすめします。

まとめ

「夜驚症」についてはほとんどの場合、「様子をみてみましょう」と書いてあります。成長とともに自然に症状が消えるからです。それでも、わが子の暴れる様子を見ると、異常ではないかと不安になりますよね。そして、藁をもすがる思いで治療方法や対応策を探しておられるのではないかと思います。

まずは、一度専門医に相談し、長く続くようでしたら、前述した薬物による治療などを検討してみると良いのではないでしょうか。夜驚症は、薬による治療もありますが、成長とともに自然治癒していくとも言われていますので、周りの温かい配慮も大切にしましょう。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事に関するキーワード

病気・怪我・健康 病気

この記事を書いた人

じょい

二人の男の子のママです。
正看護師と教員免許を持っています。
教員として10年働いていましたが、現在は、子育てに専念するべく、主婦しています。...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. 夜驚症とは?原因・症状・夜泣きとてんかんとの見分け方・対策まとめ