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ポリオの予防接種は必要?料金・効果・副作用まとめ

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赤ちゃんが受ける予防接種はたくさんあります。泣いているお子さんを見るとかわいそうで、本当に必要なのかと思ってしまいますよね。ポリオワクチンがどういうものなのか、ポリオウイルスの感染が流行していない日本でも受ける必要があるのか、ポリオワクチンを受けた後、どういうことに気を付ければいいのかなど予防接種を受ける前に知っておきたいことをお話します。

目次 なんで日本ではポリオは発生していないのに予防接種をすべきなの?
ポリオってどんな症状が出る病気なの?
ポリオワクチンの効果
ポリオワクチンの副作用
ポリオの予防接種①生ポリオワクチン
ポリオの予防接種②不活化ポリオワクチン
推奨されている接種方法、4種混合について
まとめ

なんで日本ではポリオは発生していないのに予防接種をすべきなの?

なぜポリオが発生してない日本でポリオワクチンを打たなければならないのでしょうか。一番の理由はいつポリオウイルスが海外から入ってくるのか分からないからです。日本は昭和35年にポリオ患者が5000人を超える大流行を機にポリオワクチンの接種が導入されることによって、昭和55年を最後にポリオ患者の報告は今のところありません。

しかし、世界に目を向けると、まだポリオが流行している地域があります。パキスタンやアフガニスタンなどの南西アジアやナイジェリアなどのアフリカ諸国です。そこの患者から感染して他の国でポリオ患者が出たこともあります。

恐ろしいことに、ポリオウイルスに感染しても症状が出ることはほとんどないため、感染していることに気付かず、現在流行してない国に持ち込んでしまう危険があるのです。たとえそのように別の国から入ってきても免疫を持った人が多ければ大流行になることは避けることができます。そのために今でも日本では定期接種に含まれています。

ポリオってどんな症状が出る病気なの?

ポリオウイルスに感染してもほとんどの人は症状が出ません。100人に5人から10人ほど風邪のような症状が出ます。

■主な例
・38度以上の発熱
・ノドの痛み
・下痢・嘔吐などの消化器症状
・咳などの呼吸器症状
・麻痺を起こさないウイルスによる髄膜炎(頭痛、嘔吐、38度以上の発熱)
以上などです。

症状が出るのはポリオウイルスに接触してから5日から9日ほどです。そしてポリオウイルスに感染した1000人に1人ほど手足の麻痺を起こします。その麻痺は後遺症として一生残る場合があります。また一部の人にポリオウイルスに感染した数十年後に突然、疲労、痛み、筋力低下などの症状が出ることがあります。

これは「ポストポリオ症候群(PPS)」と呼ばれています。さらに、ポリオウイルスは合併症を起こすことがあります。呼吸する筋肉の神経に炎症が起き、麻痺します。そうすると呼吸困難に陥るため死亡してしまいます。

ポリオ(急性灰白髄炎・小児麻痺)とは

ポリオワクチンの効果

私たち人間の体には、ウイルスや細菌など体の外から入ってきた「異物」を排除する働きが備わっています。これがいわゆる「免疫」と言われているものです。免疫により、自己(自分自身の細胞や組織)」と非自己(自分以外のもの)を見分けて自分以外のものを排除することができます。つまり、ウイルスに対抗するのに「免疫」は不可欠なものです。

しかし赤ちゃんはまだ免疫の機能が未発達のために様々な感染症にかかりやすいのです。一度なんらかのウイルスに感染すると、そのウイルスに対して今後「免疫」が働くようになります。だからといって自然に感染するのを待つとウイルスに感染した時に重篤な症状に陥ることもありますから賢いとはいえません。

そこでワクチンを打つことによって自然感染した時と同じように「免疫」を作りだします。ポリオウイルスには型がⅠ型Ⅱ型Ⅲ型と3つあるので、それぞれのウイルスを使ったワクチンを接種する必要があります。ワクチンを接種した後の免疫獲得率はⅠ型Ⅱ型ともに95パーセント以上、Ⅲ型80パーセント以上と言われています。この数字からみてもポリオワクチンの有効性は明らかです。ポリオワクチンには生ポリオワクチンと不活化ポリオワクチンがあります。

急性灰白髄炎(ポリオ・小児麻痺)

ポリオワクチンの副作用

ポリオワクチンは副作用の少ない、安全性の高いワクチンと言われていますが、それでもワクチンですから多少の副作用はあります。

■不活性ポリオワクチン
不活化ポリオワクチンは注射するタイプです。なので、針を刺したところの腫れやしこりが接種した約40%に現れることがあります。また、接種した約15パーセントに37.5度を超える発熱が現れると言われています。

■生ポリオワクチン
生ポリオワクチンは口から飲むタイプです。副作用として接種した数パーセントに発熱、おう吐、下痢があります。かなり稀な例ですが、440万人1人ほどポリオと同じ症状が出て、体に麻痺が起きると報告されています。

ポリオワクチンに限らず予防接種全般にいえることですが、接種後30分はアナフィラキシーショックなどの副反応が起こりやすいので病院にとどまるなどして、すぐにお医者さんと連絡が取れるようにしましょう。また一週間くらいはお子さんに体調の変化が現れないか、注意してあげることも大切です。

ポリオの予防接種①生ポリオワクチン

日本では2012年の8月までは「生ポリオワクチン」が定期接種になっていました。「生ポリオワクチン」は口から飲むタイプのワクチンです。これはポリオウイルスの病原性を弱めて作ったものです。ポリオに感染したのとほとんど同じ仕組みなので強い免疫ができます。

しかし生ワクチンは腸の中で増える間に病原性が強くなってしまうことがあります。免疫をつけるのに優れていますが、その代わりポリオにかかった時と同じ症状が出ることがあります。稀ですが、重篤な場合、手足に麻痺が残ることもあります。さらにポリオウイルスが便に混じって出てくるので、それに触れた赤ちゃんやパパママなど周りの人にポリオが感染してしまうこともあります。普段から言えることですが、接種後の赤ちゃんの便の始末には石鹸を使った手洗いをしっかり行うなど、いつもより気を付けましょう。

ポリオが蔓延している地域では不活化ポリオワクチンより生ポリオワクチンの方が発生予防に効果があるので現在でも生ワクチンが使われています。日本ではポリオが現在大流行しているわけではありませんので、副作用として麻痺が出てしまう可能性がない「不活化ポリオウイルス」を定期接種するようになりました。

ポリオの予防接種②不活化ポリオワクチン

■不活化ポリオワクチン
生ポリオワクチンが口から飲むタイプだったのに対して「不活化ポリオワクチン」は注射するタイプのワクチンです。「不活化ワクチン」は、ポリオウイルスを殺し、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くして作ったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません。

■摂取回数
「不活化ポリオワクチン」は、初回接種3回、追加接種1回、合計4回の接種が必要です。2012年の9月から日本では定期接種に組み込まれています。「生ポリオワクチン」を2回接種している場合、追加して「不活化ポリオワクチン」を打つ必要はありません。しかし「生ポリオワクチン」を1回のみ接種している場合、さらに「不活化ポリオワクチン」を3回注射しないといけないので注意しましょう。その場合、

■注意
「生ポリオワクチン」を受けてから27日以上開けないと「不活化ポリオワクチン」受けられません。「不活化ポリオワクチン」のみの場合は20日以上開けることになっていて、日数に違いあるので気を付けないといけません。詳しいポリオワクチンの説明は厚生労働省のホームページに載っていますので、一度目を通されてもいいかもしれません。

ポリオとポリオワクチンの基礎知識

推奨されている接種方法、4種混合について

ポリオワクチンは生後3か月から接種できます。3~8週間隔で3回、3回目の約1年後に4回目を接種します。4日目の接種は最低でも3回目の接種から6か月は開けないといけません。

2012年の11月からは4種混合として、ジフテリア・百日せき・破傷風と同時に接種する方法が導入されました。赤ちゃんは免疫が弱い上に、子どもがかかる感染症には重い病気がたくさんあります。現在、日本の赤ちゃんが接種しないといけない主なワクチンは6、7種類あります。何回も接種しないといけない種類のワクチンもあるので、全部で15回以上も接種しないといけません。さらにワクチン接種とワクチン接種は必要な期間を開けないといけません。それらも考慮して1種類ずつ受けていくと、必要な免疫ができるのにものすごく時間がかかってしまいます。

また予防接種のスケジュールを立てるのも、とても複雑になってしまいます。その結果、接種し忘れてしまうことにつながりかねません。さらにその都度、病院に連れていくパパママの負担もかなりものです。同時接種は世界中の色々な人種や民族のこども達に対して、10年以上前から行われていますが、それによる問題は起きていません。

同時接種の必要性・安全性

まとめ

いかがでしたでしょうか?早いものは生後3か月から始まる予防接種。たくさんの種類があってパパママはどうすればいいのか戸惑いますよね。それでも予防接種は、今回お話ししたポリオワクチンを含めて、大切なお子さんの将来、さらには命にもかかわる感染症を予防するものです。子育てをしながらお忙しいとは思いますが、ワクチンの情報をよく調べ、パパママでどのようにして受けさせたいのか、どのタイミングで受けさせるのかよく話し合ってくださいね。

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病気・怪我・健康 予防接種 四種混合

この記事を書いた人

べっきぃ

4ヶ月の娘を持つ新米ママです。妊娠、出産、子育て、何もかもが初めてで戸惑うことも沢山あります。そんな私だからこそ、背伸びしない等身大の子育て情報をお伝えできるの...

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