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くる病(骨軟化症)とは?原因・症状・予防・治療法まとめ

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近年、「くる病」と診断される乳幼児がいます。以前は珍しい病気とされていたので、聞いたこともない病名に不安になってしまうご両親も多いようです。わが子は大丈夫でしょうか。くる病とはどんな病気なのか、まとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030029918
目次 乳幼児に多いくる病とは?
くる病の原因
くる病の症状
くる病の診断・検査方法
くる病の予防法①日光浴
くる病の予防法②ビタミンDの摂取
くる病の治療法
まとめ

乳幼児に多いくる病とは?

「くる病」という病気を知っていますか。名前だけはなんとなく聞いたことがある、もしくは知らないという方が多いのではないでしょうか。

くる病は、近年1歳前後の子どもに少しずつ増加してきていると言われており、子どもにとっての現代病になりつつあります。子育て中のパパママはぜひ知っておきたい病気です。(ちなみに有名なアニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場する車イスの女の子「クララ」はくる病だったという設定だそうです。)

くる病とは、成長期の乳幼児でカルシウムが骨に沈着せず、軟らかい骨様組織が増加している状態をいいます。症状としては、骨の成長障害や骨格や軟骨部分の変形が生じます。具体的には、足の変形、O脚、X脚、低身長、虫歯になりやすいなどがあります。特に、足が不自然なO脚になっていることから、くる病に気が付く親が多いようです。原因としては、リン不足、カルシウム不足などさまざまですが、大きな原因がビタミンD不足といわれています。日本では、栄養状態の良くない戦後の一時期に見られた病気ですが、食料事情の改善などにより姿を消し、過去の病気と思われてきました。

しかし、最近になって乳幼児の間でふたたびこのくる病が発生しているようです。そのわけを説明していきましょう。

子どもの「くる病」増える 戦後ほぼ消えたはずでは…(朝日新聞・2015年7月18日)

くる病の原因

くる病の主な原因は、ビタミンD不足です。食料事情も良いといわれている日本でなぜそのようなことが起こってしまうのか3つ理由を挙げたいと思います。

1.完全母乳育児
「完母」(完全母乳育児)、「完ミ」(完全ミルク育児)、「混合」。この言葉はママにとっては常識でしょう。そして、近年子育てをする際は完母がいいとも言われています。子どもの感染予防、母子関係の確立などのメリットがあるからです。しかし、母乳はミルクと比べるとビタミンDの含有量が少ないというデメリットもあり、ビタミンDの不足が原因でくる病にかかっている子どものほとんどが完母の場合に起こっているそうです。

2.日光浴不足
ビタミンDは日光によって皮膚で合成されます。しかし、日光や紫外線が赤ちゃんによくないという情報が多々あり、また、核家族化も進み、日中ママが一人で子どもを外に連れ出すのが大変という事情もあって、子どもの日光浴不足が発生しているのではないでしょうか。すると必然的にビタミンDが体の中で不足するのです。

3.アレルギー
ビタミンDの摂取の方法として、食べ物があります。ビタミンDを多く含む食べ物が卵と魚です。しかし、アレレギー疾患の増加にともない徐々に卵を食べることを控えたり、また魚離れが進み、子どもがビタミンDを食べ物からとる機会が減っていったことも原因の1つと言えます。

くる病の症状

おもな症状としては、骨の変形・筋力低下・筋肉や骨の痛みが見られます。

多くは赤ちゃんが歩きはじめた時に、足に違和感があることに親が気付くのがはじまりのようです。骨や身体の成長に影響が大きく、O脚・X脚以外に症状として、頭蓋骨の軟化、ろっ骨のこぶ、鳩胸などの胸骨の変形、脊柱(せきちゅう)の変形、低身長などがあるようです。

くる病の診断・検査方法

まず、誰でもができる診断方法です。1~2歳くらいの子どもの場合、立った状態が寝ている状態で、足を伸ばし両足のかかとをつけます。その状態で両足の膝の間が、3センチ以上空いているかを確認します。そして、3センチ以上空いている場合は、くる病の疑いがあります。まずは、子どもの足が少しおかしいと感じたらご自宅で試してみてください。そのほか気になるところがある場合は医師の診察を受けた方がよいでしょう。 

病院での診断方法として主に2つの検査があります。まず1つ目がレントゲン検査です。レントゲン検査では、骨が欠けていないか、色がおかしくないか、そして足の骨の形や背骨などもチェックします。

2つ目は、血液検査です。血液中のリン、ビタミンD、カルシウムが欠乏していないか、そしてALPという体内酵素も1つの基準となります。

「ビタミン D 欠乏性 くる病 ・ 低カルシウム血症 の診断 の手引き」(日本小児内分泌学会)

くる病の予防法①日光浴

健やかに育ってほしい…これは親ならだれでもが子どもに望むことです。先にも述べたように、くる病の主な原因はビタミンD不足です。ぜひとも、ビタミンD不足にならないように心がけましょう。

まずは日光浴をさせましょう。これは、子どもだけでなくママの気持ちをリフレッシュさせる効果もあり、一石二鳥です。まだ歩かないうちは、ベビーカーや抱っこで近所をぐるっと回るだけでも違います。もちろん、直射日光にあたらないように帽子をかぶせたり日陰を選んで歩いたりしましょう。

夏は暑いお昼の時間帯をさせて朝や夕方がいいと思います(水分補給の白湯や麦茶などを持っていくのも忘れずに)。それでも紫外線が気になるようなら、ガラス越しでもその効果があります。紫外線は怖いです。でも工夫して外に出れば大丈夫、上手に日光浴をさせてあげましょう。

くる病の予防法②ビタミンDの摂取

ビタミンDは卵や魚に多く含まれています。しかし、特に卵はアレルギーが心配でなかなか食べさせるのにちゅうちょしてしまいます。ママやパパに卵など食べ物のアレルギーがあるとなおさらです。子どものアレルギーが心配なようなら、アレルギー検査を受けることをおすすめします。血液検査または皮膚検査でその有無がわかります。アレルギーがある場合は、医師や栄養士の指導を仰ぎましょう。卵へのアレルギーが心配ない場合は、7~8か月ごろにかたゆでの黄身を少量ずつ与えてみましょう。なれたら卵白です。1才頃は卵焼きがつかみ食べに向いているので好物になるかもしれません。

また卵以外にも魚、とくにしらすがビタミンDを多く含みます。しらすは、離乳食の定番ですよね。塩抜きをしてすりつぶしおかゆに混ぜたら味のアクセントにもなります。一番簡単なのは、特に完母のママの場合、ミルクパンがゆはどうでしょうか。離乳食は手間も時間もかかり、そのうえ食べてもらえない悲しさもありますが、まとめて作って冷凍保存をする、ベビーフードを使う、自分なりの簡単レシピを探すなど工夫をしてうまくビタミンDを取り入れていきましょう。

くる病の治療法

骨の変形が進行する前にできる治療があります。病院によって治療方針が異なるとは思いますが、やはり日光浴と食事療法です。食事では、カルシウム、リン、ビタミンDが多く含まれている食材を積極的にとりいれていきます。またサプリメントの処方もあるようです。

骨の変形が起きてしまうと、骨の固定や手術による矯正が必要になり、治療にかかる時間も費用も大きくなっていきます。また、子どもの場合は「理屈」は通りません。自由に動けないことでかんしゃくなどが起こることが実際接するご両親には負担かもしれません。そのため、骨の変形が起こってしまう前に早期診断し、早期治療をすることが重要です。

難病情報センター | ビタミンD抵抗性くる病/骨軟化症

まとめ

くる病は、日常生活の中で予防をすることができます。ママやパパは、適度にお外遊びに連れて行ってあげるとともに、ビタミンDが豊富な食事をとることも心掛けましょう。

魚や、卵などには、ビタミンDがたくさん含まれていますし、栄養も高い食材ですので、日々の食事で取り入れていきたいですね。

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poipoi

初めまして!
30代、1歳の女の子のママをやってます♪
「フツーのママ」の感覚を大切に記事を書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。...

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