1. >
  2. >
  3. >
  4. 凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめ

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめ

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめのタイトル画像

不妊治療をすでに始めている方やこれから不妊治療をしようと検討している方、凍結胚移植を勧められたがどのようなものか、知りたい方々のために凍結胚移植についてまとめてみました。参考になれば、と思います。

目次 凍結胚移植とは?
凍結胚移植の着床率・妊娠率はどのくらい?普通の胚移植とどのくらい違う?
凍結肺移植も胚のグレードで着床の確率・質が変わる?
凍結移植の方法
凍結胚移植のスケジュール
凍結胚移植で不妊治療!いつ妊娠判定がでる?
凍結胚移植での注意点
まとめ

凍結胚移植とは?

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像1

「凍結胚移植」とは、体外受精でできた胚(受精卵)を凍結して、それを子宮に移植することをいい、不妊治療のひとつです。不妊治療は何らかの理由で、妊娠しにくいことが検査などでわかった場合に、勧められる治療でいくつかの種類があります。その中の一つに「凍結胚移植」と言う方法があるのです。

胚とは、受精卵や卵子のことですが、卵子だけでは妊娠にいたりませんので、「凍結胚移植」の不妊治療で言う胚とは、受精卵を示すと考えてもよいでしょう。

凍結胚移植に使われる受精卵は、子宮から排卵誘発剤を使って卵子を取り出し、受精卵を作ってそれを液体窒素を使って、瞬間凍結させます。このとき、そのままの状態では、細胞の水分によって受精卵の細胞組織を壊してしまう危険があるので、凍結保護剤を使って細胞を壊さないように特殊なストローに入れて凍結保存がが行われます。

移植するときは、凍結してある胚を溶かして、ある程度培養してから移植が出来るか検討してから移植が行われます。

凍結胚移植の着床率・妊娠率はどのくらい?普通の胚移植とどのくらい違う?

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像2

凍結胚移植の着床率は40~50%と言われており、その後の妊娠率は33.7%となっています。普通の胚移植(新鮮胚移植)の妊娠率は21.9%ですので、およそ12%の違いがあります。(妊娠率については日本産婦人科学会平成23年度の統計)

胚移植に関しては、子宮内膜の厚さなどの子宮や卵巣の問題やホルモンの分泌量の問題などによって、着床しても妊娠までに至らないケースも多く、母体の状態や年齢、胚のグレードによっても、着床・妊娠率が変わってくるので、不妊治療の経験が豊富な医療機関や医師と相談しながら進めていくと、着床・妊娠率の向上につながりやすいでしょう。

また、わからないことは1人で悩まずに、主治医に質問するなどして解決しておくと安心して治療が進められるでしょう。

臨床成績「セントマザー病院」

凍結肺移植も胚のグレードで着床の確率・質が変わる?

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像3

凍結胚移植では胚のグレードによって、着床率や質が変わることがわかっているようです。凍結胚移植では「胚盤胞」を移植するケースが多く、それに対してグレード分けを行います。

胚盤胞のグレードは1~6に分類されます。数字が小さくなるほど質がよくない胚となり、移植には向いていない胚となります。グレード1では、初期胚盤胞と言い、全体的に細胞が分裂して、胎盤になる栄養膜、胎児になる内細胞塊(胚結節)の形成が遅い状態です。一方、グレード6は栄養膜と内細胞塊がしっかりと形成され、移植して着床すれば、妊娠に至る可能性が高い胚であるといえるのです。

そして、グレード3以上をよい胚として選別を行い、細胞の状態などを見て栄養膜と内細胞塊をそれぞれA~Cに分類して、栄養膜が均一でしっかりしているものをA、内細胞塊が大きいものをAとして、栄養膜が不ぞろいで数が少ないものをC、内細胞塊が明確でないものをCとして胚の細胞の質を選別します。

胚盤胞のグレードや質がよいものを移植することで、着床率を高めることができるのです。

凍結移植の方法

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像4

精子を採取して、排卵誘発剤を使って卵子を採取します。その後、卵子と精子を体外受精させるか顕微受精をして受精卵を作り、それを液体窒素を使って凍結したものを使って、移植するのが「凍結胚移植」です。

凍結した胚は、長期的に保存が可能になり、母体や子宮の状態を整えてから移植するので、着床や妊娠率が高い、とされており、近年の不妊治療でよく用いられる方法です。

胚を凍結させたものをそのまま子宮に移植するのではなく、凍結保存している胚を溶かして、それを子宮に移植します。排卵誘発剤を使って卵子を取り出すとき、子宮や卵巣に刺激が加わるので、卵巣が腫れるケースが多くあります。また、子宮内膜が十分な厚さがないと着床率が低くなるので、胚の状態が良くても、子宮への移植を避けた方がよいケースがあります。

そのようなときに、胚を凍結保存してあれば、母体や子宮の状態がよいタイミングで移植するのが代表的な方法です。

凍結胚移植のスケジュール

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像5

凍結胚移植をする場合、移植予定日を想定してその1ヶ月半ぐらい前から準備が必要になります。

まず、移植予定日は生理開始のおよそ3週間後または5~6週間後あたりが予定日とできます。それにあわせて、1ヵ月半前の生理が始まってから2~5日ごろに一度、病院を受診して子宮や卵管の作用をよくするために、ピルの服用を開始します。ピルは1~4週間飲み続けることになります。

その後、エストラジオールというホルモン補充薬(経口または張り薬)を妊娠したことがわかるまで続けます。

胚を移植する際には、体の自然な周期にあわせた方法とホルモンを補充して周期を整えてから行う方法があり、自然周期で行う場合は、エストラジオールの服用を続けますが、ホルモン補充の場合は、移植予定日の2週間ぐらい前から黄体ホルモンを注射を妊娠判明まで続けることになります。

このように、凍結胚移植をするまでには、母体の健康状態を整えて子宮も着床しやすいように状態を整える準備を行います。

凍結胚移植(胚凍結・融解)のスケジュール「京野アートクリニック」

凍結胚移植で不妊治療!いつ妊娠判定がでる?

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像6

凍結胚移植による、妊娠判定は移植してからおよそ2週間後です。

凍結胚移植の場合でも、妊娠の兆候や妊娠初期の症状は通常の自然妊娠と同じなので、特別なことはありません。何度か凍結胚移植をしていると、妊娠の兆候が流産した、と間違える方がいるようですが、正確な判断は医師による診察によって決定するので、移植しておよそ2週間ほど経過したらしっかりと医師の診察を受けるようにしましょう。決して、自分の判断で流産や妊娠の判断をしないようにしましょう。

移植をするとおよそ4~5日で着床し、その後受精卵が育っていくと妊娠となります。移植を終えた後に下腹部がチクチクと痛むのは「着床痛」である可能性があり、茶褐色のおりものが見られる場合も着床による場合があります。

また、移植後の妊娠が待ち遠しく、市販の妊娠検査で検査をしたら陰性だった、と言うことがあるようですが、移植後10日前後では、市販の検査器では反応しないことがあるので、がっかりせずに医師の判定を待つようにしましょう。

凍結胚移植での注意点

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像7

凍結胚移植をした後の注意点については、移植後も通常の日常生活はいつもどおりで問題ないそうです。

移植をした後、移植した胚が流れ落ちてくるのではないかと心配して、過度に動くのを避けたり、安静にしていようとする場合がありますが、そのようなことはありません。いつもどおりの生活で問題ないそうですが、移植をして3~4日は激しい運動(マラソン、エアロビクスなど)や振動(ジェットコースターやデコボコ道を車で走るなど)が強いものは避けた方がよいでしょう。

病院でも移植後、4~5時間程度安静にしているように言われるところもありますが、5~10分程度休んで、特に問題がなければ帰れる病院もあります。

それよりも、喫煙している場合は禁煙をし、アルコールも避けた方がよいでしょう。これは、移植によって妊娠下方に限らず、自然妊娠の場合でも妊娠の可能性がある場合は避けるものです。

移植当日や数日は出血が見らることがあります。お風呂に入る前に出血がある場合は、シャワーだけにして湯船につかるのはやめておきましょう。

まとめ

凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめの画像8

凍結胚移植は、医学の進歩により進んだ技術で、これまで不妊に悩んでいた方のために、着床や妊娠率が高い不妊治療の一つです。今までの不妊治療で上手くいかず、悩んでいた方にも選択肢が広がったと言えるのではないでしょうか?また、胚を長期保存できるので、女性の体の負担を軽くすることができる不妊治療なのです。

正しい知識を身につけ、わからないことは主治医に相談するなどして、不安を取り払って凍結胚移植に臨んでくださいね。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事に関するキーワード

妊活・不妊 不妊症 妊活

この記事を書いた人

つかもん

40代の主婦です。
すでに、忙しい育児の時期は終わり、上は21歳、下は14歳の子供がいますが、上の子はすでに独立して、子供が降りますので私は、バァバなんです。...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. 凍結胚移植とは?スケジュール・着床率・グレードの違い・妊娠判定・注意点まとめ