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不育症になる原因は?症状や治療法、妊娠した際の対処法まとめ

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待望の妊娠を果たしても、流産や死産などの悲しい結果を繰り返し、出産にいたることができない『不育症』。ここでは不育症の原因や症状、治療法、診断されてから妊娠したときの対処法などをご紹介していきます。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030031550
目次 不育症とは
不育症になる原因
不育症の症状
不育症の治療方法
不育症で妊娠してしまった時の対処
まとめ

不育症とは

不育症とは、妊娠してもその度に流産したり、早産や死産を繰り返し、赤ちゃんを持つことができない状態の事をいいます。国内でこれまで140万人が不育症と診断され、年間約3万人が発症しています。

ただし流産そのものは、決して珍しいことではありません。厚生労働省の資料によると、流産はすべての妊娠の10〜20%で起こり、妊娠を経験した人のおよそ40%は経験があるといわれます。流産の多くは赤ちゃん自身の染色体異常が原因であり、それがたまたま2回続くことはありえるので、2回連続で流産した場合でも明確な原因のある不育症である可能性はあまり高くはありません。

ただ、なんらかのリスク因子により流産を繰り返してしまう場合は、原因を突き止め治療を施す必要があります。

不育症になる原因

不育症は以下のような原因で起こると考えられています。

■夫婦の両方がどちらかに染色体異常がある場合
夫婦どちらか、または両方の染色体の一部が切断されて、他のところに位置を変えてしまう「転座」という状態が突然変異として起きることによるものです。また、加齢などの原因で精子や卵子に染色体異常が起こり、発育不全を引き起こしてしまうこともあるようです。

■子宮の形態の異常によるもの
子宮の形態の異常や病気が原因になることもあります。具体的には子宮奇形、子宮筋腫、子宮頚管無力症、子宮腔癒着症といったものがあり、受精卵の着床障害が発生してしまう原因になります。子宮奇形は、不育症の原因の15%を占めるとされていています。ただ、子宮は人それぞれ異なる個性を持っており、奇形だからといって必ずしも不育症になるというわけではありません。

■内分泌代謝異常
糖尿病、甲状腺機能異常、黄体機能不全、高プラクチン血症などの内分泌代謝疾患を患っている場合、妊娠を継続するために必要なホルモンがバランスよく分泌されにくい状態にあり、不育症につながりやすいとされています。

■血液凝固異常
抗リン脂質抗体症候群、プロテインS欠乏症などの血液凝固異常の病気を患っている場合も、不育症のリスクが高くなります。特に、抗リン脂質抗体症候群の場合、絨毛細胞という胎盤のもとになる細胞の増殖が阻害されるるため、不育症につながりやすくなります。

■感染症
クラジミアや梅毒などの性感染症を患っていると、不育症の原因となります。

不育症の症状

不育症は、流産や死産を2回以上繰り返すということと定義されることが多いようです。流産とは、22週までしか妊娠期間が継続できないことです。日本産婦人科学会のデータによると、流産はすべての妊娠の15%くらいで起きており、なかでも妊娠11週までの妊娠初期に起こることが多いようです。

妊娠初期の流産の場合、その原因のほとんどが赤ちゃん自身の染色体異常によるもので、偶然が重なって複数回流産することも考えられます。2回流産を繰り返すと「反復流産」、3回以上繰り返すと「習慣流産」と呼ばれることもあります。習慣流産は不育症とほぼ同じ意味で使われています。(※1)

流産の症状としては、つわりが急になくなるというケースもあるようです。他には不正出血(茶褐色か鮮血)がダラダラと何日も続いたり、一度に大量の出血があるなどその出血のかたちもさまざま。生理痛に似た腹痛があったり、お腹が張ったり、腰痛なども流産の症状としてあげられるので、気になる症状がみられたら早めに受診するようにしましょう。

■胎動が感じられなくなったらすぐ受診を

他の不育症の症状として、死産があります。死産とは、妊娠期間は22週以上継続するものの、子宮の中で赤ちゃんが亡くなってしまうことです。子宮内で胎児が死亡してしまった場合に見られる症状としては、胎動を感じられなくなったり、不正出血があったり、下腹部に痛みを感じたり、子宮が冷たく感じられたりとさまざまです。なかでも一番ママが感じやすいサインは、胎動がなくなることです。

妊娠中期を過ぎると、ママはお腹の中で赤ちゃんが毎日動いているの感じています。それなのに、ある日突然胎動を感じられなくなったら、すぐにかかりつけの病院で診てもらうことが必要です。

不育症の治療方法

不育症の治療は、その原因によって異なります。

■夫婦の両方がどちらかに染色体異常がある場合
夫婦の染色体異常が原因である場合、2度3度と流産を繰り返しても、次の妊娠でまた流産してしまう率は63%といわれており、元気な赤ちゃんを出産できる可能性は染色体異常のない夫婦に比べると低くなってしまうようです。しかし残念ながら、染色体異常に関しては根本的な治療方法というものがありません。ただし、夫婦の両方またはどちらかに染色体異常があっても、必ず流産するわけではありません。

■子宮の形態の異常によるもの
子宮奇形、子宮筋腫などの子宮形態異常の治療を行うことになります。多くの場合は手術となりますが、手術が必要かどうかは医師と十分に相談することが大切です。それでも、子宮奇形だからといって、かならずしも流産してしまうわけではありません。治療を受けなくても8割近い人が元気な赤ちゃんを産んでいるというデータもあります。

■内分泌代謝異常
糖尿病、甲状腺機能異常などの病気がみられる場合は、薬物療法や食事療法などによる治療をします。

■血液凝固異常
血液凝固異常の場合は、血栓ができやすくなっている状態を治療するために、アスピリンやヘパリンなどを投与する薬物療法が一般的です。

■性感染症
クラミジアや梅毒などの性感染症にかかっている場合は、その治療を行ってから妊娠を目指します。

厚生労働省「反復・習慣流産(いわゆる「不育症」)の 相談対応マニュアル」

不育症で妊娠してしまった時の対処

流産や死産といった悲しい出来事を繰り返した経験で、ママは大きな精神的なダメージを受けているでしょう。再度の妊娠が判明しても、素直に喜ぶことができなくて、激しい不安に襲われるかもしれません。

でも、すでにそのための治療を行っているのなら、引き続き医師の指示に従いながら経過を見守るしかできません。ひとりで苦しい気持ちや不安を抱え込んでしまわず、ポジティブな気持ちでお腹の赤ちゃんを育てていきましょう。不育症を経験したママやパパは精神的に不安定になってしまうことも多いので、周囲の人の理解やサポートも重要になってきます。

不育症と診断されても、約80%の人は無事に出産することができています。元気な赤ちゃんを抱きたいと思う気持ちを大切にして、リラックスして妊娠期間を過ごすことも大切です。

まとめ

「赤ちゃんが欲しい!」そう望んで待望の妊娠をしたのに、早産や死産という悲しい結果が繰り返されてしまう不育症。ママやパパは自分を激しく責めてしまう人もいるようですが、これ以上心の傷が深くしても得られるものはありません。

不育症と診断されても、多くのママが待ちに待ったわが子との対面を果たしています。決してあきらめず、医師の下での治療や健康な体づくりに取り組み、前向きな気持ちで次の妊娠出産に向けた準備を続けましょう。

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不育症 流産 妊娠の基本情報 妊娠

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るきにゃん

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