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心筋炎とは?原因・症状・心電図・予防・予後・治療法・まとめ

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風邪をひくことは誰にでもあるようなことで、特に普段は深く注意を払うことはありません。でも、その風邪のウィルスが原因で、「心筋炎」という、最悪の場合は死をも招くことがある病気になることがあります。「心筋炎」とはどういうものなのか、詳しく見てみましょう。

目次 心筋炎とは?
心筋炎の原因・風邪と同じ病因ってホント?
心筋炎の症状
心筋炎、早期発見のポイント
心筋炎、検査・診断方法
子どもが心筋炎になった場合の対処法
心筋炎、治療方法・費用
心筋炎、治療後のケア
まとめ

心筋炎とは?

心臓は筋肉で出来ています。心臓は、肺から送られてきた酸素いっぱいの血液を、ポンプのように動くことで、身体の血管を通して全身に送っています。それは、指先や足先の毛細血管に至るまでです。

私たちが生きる上で、この心臓の働きの役割はとても大きいのです。

その心臓の筋肉が、ウィルスに冒されて炎症が起きると、通常の心臓の動きが出来なくなってしまいます。そのことで身体の機能が低下します。それが心筋炎です。最悪の場合、死に至ることもあります。

事前に知識があれば、心筋炎の早期発見につながるでしょう。それでは、心筋炎はどのようなことが原因で起きるのか、早期発見や対処法を見てみましょう。

心筋炎の原因・風邪と同じ病因ってホント?

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心筋炎の原因ですが、風邪などの病気を引き起こすウィルスと同じことが多いです。アデノウィルスやインフルエンザウィルスもその中に含まれます。また、薬剤や関節リウマチなども心筋炎を引き起こすことがあり、原因が特定できないことが少なくありません。

加えて、どのくらいの頻度で、通常の風邪症状から心筋炎を引き起こすのかなどもはっきりしていません。ということで、詳しいことがはっきり解明されていない病気なのです。

詳しいことが分からないということは、一般的には特別な注意を払わない風邪症状でも、注意を払っておく必要があるということです。特に、自分の体調のことがはっきり表現できない小さい子どもの場合、一緒にいる保護者が異変に気がついてあげなくてはなりません。

本当に、「風邪は万病のもと」なのです。まずは、風邪というもの、またその他の病気を軽く考えないことに限りますね。

心筋炎の症状

心筋炎の典型的な症状は、3〜5日間の風邪の症状から不整脈や胸の痛み、息苦しさや意識がもうろうとするなどです。

しかし、普通の風邪と同様の自覚症状のみだったのが、急速な病気の進行により、血圧低下、意識障害、心不全を発症し、突然死することもあります。

そのように、突然に症状が悪化することが起こり得るため、ベテランの医師でも、早期発見や判断が難しい急性心筋炎なのです。以下は、実際に心筋炎を発症した方の症状です。

数日前から少し風邪っぽかったのですが、「体がだるいなー」位で熱はそんなになかったと思います。東京の雲取山という山に登ったのですが、その山中で一泊する予定で、山頂付近のテント場でテントを張ったりして準備をしていました。5分くらい下ったところに水を汲むところがあるのですが、そこに水を取りに行き、両手に5リットルくらいの水を持って坂道を登っているときに急に心臓に違和感を感じました。ドクッドクッという鼓動が高鳴ったまま治まらなくなったのです。

7歳の男の子が熱と倦怠感、1回の嘔吐を主訴に近医を受診しました。症状から「胃腸炎」と診断され、本人の全身状態も最初はそんなに悪くないので自宅で様子を見るように言われました。その日の夜に胸痛が出現しましたが、日中に「大丈夫」と言われていたので、様子を見ていました。次の日の朝に、もう一度、近医を受診した時には顔色が悪く、手足も冷たい状態でした。

心筋炎、早期発見のポイント

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風邪の症状に加えて、胸の痛みを感じたり、心臓部の違和感や息苦しさなどを感じた場合は、1秒でも早く、しっかりした医療設備のある総合病院に行くことをお勧めします。

時間のロスをなくすため、救急車を呼ぶことも良いかと思います。命に関わるかもしれない病気の場合、小さい個人病院に行っても設備が十分でなかったりして、対応しきれないからです。結局は時間の無駄になってしまいます。

心臓の筋肉細胞は、もしダメージを受けても、再生することが出来ません。一度ダメージを受けると、ダメージは他の心臓の筋肉細胞へと広がっていきます。ですから、1秒でも早く大きい病院に行くことを実行しましょう。

心筋炎、検査・診断方法

心筋炎の検査は、胸部のレントゲン検査、心電図、心エコー図そして血液検査などによって行います。

胸部レントゲン検査では、心臓が拡大していないか、また、肺に水分が溜まっていないかを確認します。

心電図では、不整脈や波形に異常があるかを調べます。

心エコー図では、心臓の動きを確認します。心筋炎でダメージを受けた心臓の部分は大きくなっているので、その部分の動きの低下があるかどうかを心エコー図では見ることが出来ます。

血液検査では、体内に炎症が起きたときに現れる白血球の増加、その他、心筋炎によって数値の上昇が起きる、血液中の成分項目を確認することができます。

検査や診断などにおいては、現場の専門の医師にしっかり話を聞きましょう。

子どもが心筋炎になった場合の対処法

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子どもが風邪の症状(または、風邪のような症状)から、胸を痛がることや息苦しさを訴えることがあれば、先にも書きましたが1秒でも早く、しっかりした設備の整った、大きな総合病院に向かいましょう。緊急のときは、正しい選択をして、妥当な施設に向かうべく、すぐに行動しましょう。

自宅で様子を長々と見ていても、もし劇症型心筋炎と進行してしまうと、心臓の筋肉細胞がどんどん冒されていき悪化していくスピードが早いので、大変危険です。手足が紫色になるチアノーゼが見られる、胸の痛みがある、嘔吐が多い、異常なほどぐったりしているなどがあれば、即刻、病院に駆け込みましょう。

仮に、風邪でかかった医師が「風邪ですね」と診断をしていたとしても、いつも一緒に子どもと生活している自分の判断を第一に信じて、最適の医療機関に向かいましょう。

また、解熱剤(非ステロイド系)と心筋炎の関係についても問題になっています。熱が高くても子どもが元気そうにしているのならば、安易に解熱剤を使うことはしないでおきましょう。

心筋炎の発症1週間程度の早期に、鎮痛解熱剤(非ステロイド系消炎剤)を使用すると心筋の破壊を悪化させる可能性があり、使用しないほうがよいと報告されています。また、総合感冒薬は鎮痛解熱剤を含んでいるのでよくありません。

心筋炎、治療方法・費用

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心筋炎の疑いがあると診断されると、入院をした後、心電図、脈拍、血圧、血液中の酸素の濃度などをチェックします。

重い症状の場合は、カテーテル(管)を静脈から挿入し、心臓の機能が正常かどうかをチェックします。そして、状態に応じ、投薬などの処置を慎重にしていくことになります。

費用ですが、入院となって約1ヶ月の入院となった場合は、3割負担の健康保険を利用した場合、全国の平均では、約40万円です。このような高額の医療費がかかっても、健康保険の「高額医療費制度」がありますのでご安心ください。その制度を利用した場合、約12万円の費用の負担になります。(所得額により変化します)

心筋炎、治療後のケア

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心筋炎を発症した後、完全治癒して以前と同じ生活に戻れる方もいれば、後遺症で日常生活で制限が出る方もいます。

治療後のケアとしては、まずは心臓に無理のない生活をすること、利尿剤や心筋保護剤の服薬、水分摂取の制限などがあります。利尿剤の服薬や、水分摂取の制限を医師から指示される場合は、血管内の水分が増えると、心臓への負担が大きくなるためです。

専門医師から、治療後の生活についてのアドバイスや指示に沿って、治療後のケアをなさってください。

まとめ

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「心筋炎」という病気があることを知っていることと知らないことでは、自分や子どもが心筋炎になったときの対応がかなり変わってくるのではないでしょうか? ぜひ、多くの方に知っていただきたい病気の一つです。

「たいしたことない、いつもの風邪だから」と過信せずに、「いつもの風邪と違うな、心臓がなんだか変だな」という不調があれば、すぐに病院に行くことが早期発見につながります。

小さい子どもから大人まで起こる心筋炎。風邪の季節には、手洗い・うがいをしっかり行って、まずは風邪やインフルエンザにかからないように注意しましょう。

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この記事を書いた人

史真みりん

4人の子育て中です。
育児経験を活かして、お役に立てる記事を書いて行きたいと思います。...

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