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月経困難症とは?症状チェック・疾患・治療法まとめ。ピル・薬は効くの?

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生理がくるたびにとっても憂鬱。ときには生理痛で日常生活に支障があるほどの症状がでたりしていませんか?もしかしたら、それは月経困難症かもしれません。月経困難症って何?と思っているあなた、一度チェックしてみては?今回は月経困難症についての症状や治療法などをまとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030012267
目次 月経困難症とは?
月経困難症の兆候・症状チェックリスト
月経困難症の原因となる疾患
月経困難症の検査・診断
月経困難症の治療法 ~機能性月経困難症の薬物療法の種類~
月経困難症の対策、生活習慣の改善
まとめ

月経困難症とは?

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月経困難症とは、月経のため日常生活に支障をおこし、治療が必要なほどの痛みや不快感を伴うことです。症状としては、下腹部痛、腰痛、おなかの張り、吐き気、頭痛、疲労、脱力感、食欲不振、イライラ、下痢など一般的な月経症状が過度に現れます。また月経困難症には2種類にホルモンバランスのずれ(機能性月経困難症)からくるものと子宮自体の異常(器質性月経困難症)からくるものに分けられます。

■機能性月経困難症
妊娠しなかった時に子宮内膜を排出するために子宮の伸縮を促すプロスタグランジンが何らかの影響で過剰に分泌されてしまうのが主な原因です。子宮や卵巣の未熟な若い女性に多く見られ、冷えやストレスなどで悪化することもあります。

■器質性月経困難症
これは女性の生殖器官の疾患が原因によりおこるもので、とくに20代後半の女性に見られることが多く、生理期間後半や期間以外にも痛みを感じることがあります。

月経困難症の兆候・症状チェックリスト

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前述のように月経困難症とは一般的にいわれている生理症状とあまり変わりません。ただ、症状があまりにも重く、家事ができなかったり、会社を休んで寝込んでしまうようでしたら、それは月経困難症かもしれません。ここでは病院に行くかどうか迷っている方のために、家でも簡単にできるチェックリストを用意してみました。

1.生理のたびに、痛み止めが必要なほど生理痛が激しい
2.昔とくらべて月経症状がひどくなった気がする
3.生理中は、家事や仕事勉強などが手につかないくらい苦しい時がある
4.生理期間以外でも、月経症状に似た腹痛や腰痛を感じる時がある
5.トイレに行った時やセックスの時に下腹部に痛みを感じる
6.一般市販薬はあまり効果がない
7.生理中は激痛のため横になっていることが多い
8.生理が一度始まると痛みが長期にわたって続く
9.その他にも頭痛や吐き気などの症状があり、思考能力が低下する
10.生理中は食欲が減退する

こちらのチェック表に一つでも当てはまる場合は月経困難症かもしれません。一度、産婦人科を受診してみましょう。

月経困難症の原因となる疾患

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前説のように月経困難症には2つ種類があります。器質性月経困難症の場合には主に「子宮内膜症」や「子宮腺筋症」「子宮筋腫」が原因にあげられます。ここではこれらの疾患について詳しくご説明します。

■子宮内膜症
本来子宮内側にしか存在しない子宮内膜が子宮以外の場所で現れ、月経同様に剥離を繰り返してしまう病気です。子宮外にてはがれた子宮内膜は腹腔内に残り、炎症や癒着してしまい、生理や排便中などに強い痛みを伴います。治療法は薬物療法、手術と選べますが、超音波検査で、5cm以上の卵巣チョコレート嚢胞が発見された場合は、破裂を避けるために早急に手術を受けたほうがよいでしょう。

■子宮腺筋症
子宮腺筋症とは、子宮筋肉層に子宮内膜が入り込み、増殖してしまう病気です。子宮内膜症とは異なり、子宮内の筋肉組織の中にだけ子宮内膜が増殖してしまい、ときには不妊、流産の原因ともなります。治療法は薬物療法、手術がありますが、いずれも根治がとても難しく、再発のリスクがあります。

■子宮筋腫
子宮筋腫とは、エストロゲンのはたらきによって、子宮筋層内の平滑筋成分から発生・発育する腫瘍のことです。筋腫の大半は子宮体部に発生し、まれに子宮頸部にもあらわれます。また、10センチほどの大きいこぶや、一つでなく数個こぶができることも多く、薬物治療、もしくは手術にて摘出も可能です。また、妊娠を望まなく、良性腫瘍で特に体に影響が出ない場合には、治療をせず経過観察のみ場合もあります。

出典 子宮筋腫 医療総合サイトQLife

月経困難症の検査・診断

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月経困難症の検査では、主に問診、尿検査、血液検査、血圧測定、内診、超音波検査などがおこなわれ、器質性月経困難症と診断された場合には原因となっている疾患をCT・MRIなどにて検査します。

■問診
症状や月経の状態・周期、出産の有無、既往歴、服用中の薬などをチェック

■尿検査
ホルモン状態や排卵の有無などをチェック

■血液検査
ホルモン状態や子宮・卵巣の腫瘍の有無をチェック

■血圧測定
ホルモン状態や貧血などをチェック

■内診
医師により直接膣内や子宮口などの異常がないかチェック

■超音波検査
超音波で体内をスキャンし、画像にしてチェック

■MRI検査
器質性月経困難症が疑われる場合に使用される。磁気を利用して体内の様子を詳細な画像にしてチェック

■CT検査
同じく、器質性月経困難症が疑われる場合に使用される。X線を利用して体内の様子を詳細な画像にしてチェック

月経困難症の治療法 ~機能性月経困難症の薬物療法の種類~

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月経困難症の治療は種類によって大きく異なり、器質性月経困難症と診断された場合にはまず、月経困難症の原因となっている病気の根本的な治療が必要です。重症の場合には薬物療法だけではなく手術も必要になってくることもあります。一方、機能性月経困難症の場合は、薬物療法や生活習慣の改善が主な治療法となります。

機能性月経困難症の薬物療法の種類

1.鎮痛剤
処方された、もしくは市販の鎮痛剤を服用します。痛みの原因となるプロスタグランディンを作用する薬に効果が多く、痛みのではじめに服用すると軽い痛みで済みます。痛みが治まらなくても容量・用法はきちんと守りましょう。

2.ピル
機能性月経困難症の主な原因は、排卵後に卵巣から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の過剰分泌によるものですので、ピルによってこの排卵を止め、治療をおこないます。しかし、ピルは避妊としても使われる薬ですので、妊娠希望の方には使用ができず、しかし、使用をストップし、生理が通常通りに戻った場合、また月経困難症になることがあります。ピルは市販されず、医師の処方が必要です。また高血圧の人や、タバコを吸う人の場合には、ピルが処方できない場合もあります。

3.漢方薬
女性のホルモンに効く、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などを服用し、症状をおさめます。漢方は飲み合わせによって危険なものもあります。漢方薬を希望の方は、かかりつけの産婦人科もしくは漢方医に相談しましょう。

月経困難症の対策、生活習慣の改善

機能性月経困難症の場合、生活習慣の見直しによって症状が改善されることが多くあります。もともとホルモンバランスの乱れの多くの原因は寝不足やストレス、無理なダイエットなどからくることが多く、ホルモンバランスさえ改善してしまえばプロスタグランジンの過剰分泌がなくなり、子宮収縮による腹痛などの月経症状も軽くなります。

■ストレスを溜めない
月経症状がひどい時には無理をせず、ゆっくりとリラックスして過ごしましょう

■規則正しい生活をこころがける
体内時計の正常化させることによって生理周期を安定させましょう

■栄養バランスを考えて食事をする
無理なダイエットなどはホルモンバランスに大きく影響します。3食きちんと食べ、ホルモンバランスに良い食品を積極的に摂取するようにしましょう。

■睡眠をきちんととる
睡眠不足はストレスになり、ホルモンバランスを崩す原因となります。睡眠はきちんととるようにしましょう。

■軽い運動
生理中は痛みによりできないかもしれませんが、日頃から体を動かし、体内環境を正常化へと導きます。

■カフェインを多く含む飲み物は控える
カフェインの多く含まれるコーヒー、紅茶は血管を収縮させて血の巡りを悪くし、体を冷やしてしまう作用があります。なるべく控えるようにしましょう。

■体を冷やさない
エアコンの効いた部屋などに長時間いることによって体が冷え、自律神経が乱れてしまいます。自律神経の乱れは、ホルモンバランスに大きく影響し、体を冷やすことはホルモンバランスを崩すことにもつながってしまいます。

■糖分の摂取に気をつける
糖質の過剰摂取により血糖値は急激に上昇し、インシュリンにより上がりすぎた血糖値は、急激に下げられます。この急激な変化は自律神経の乱れとなり、ホルモンバランンスにも大きく影響します。

まとめ

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もともと女性にとってとても不快な月経症状。できれば軽い症状だけで済ませたいですよね。生理が来るたびに日常生活に支障がくる月経困難症は辛い病気です。また、月経困難症は家族や周囲の理解も治療の重要なカギを握ります。まだ多くの人が月経困難症の存在を知らないこともありますので、辛い場合には、家族や会社の上司などのサポートを得ながら、治療をしていきましょう。

また、器質性月経困難症と診断された場合には早期の発見、治療ににより、将来の不妊の確率を下げることができます。月経症がとてもつらく、会社にも行けない、家事もできないような時にはあまり無理をせず、早めに病院に行くようにしてください。

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この記事を書いた人

てる

国際結婚をし、海外在住中の一児の母です。初めての子育て、しかも日本とは全く違う環境で日々悪戦苦闘中。
そんな中、日々発見した事や学んだ事を記事にし、皆さんに読...

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