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赤ちゃんが感染しやすいロタウィルスとは?気になる症状や予防接種について

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ロタウィルスは、よく耳にするノロウィルスを始めとする胃腸炎と何が違うのでしょうか?赤ちゃんにとってはただの胃腸炎と侮れないロタウィルス。重篤化しないよう、症状を事前に知っておくことで、予防と対策ができるはずです。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015191438
目次 ロタウィルスによる病気ってどんなもの?
ロタウィルスの感染の症状・感染経路
ロタウィルスの注意すべき合併症
ロタウィルスの予防接種について
ロタウィルスの治療法
下痢と嘔吐による脱水症状に注意!
おしりのケアは優しく、丁寧に
排泄物・嘔吐物からの二次感染を防ごう
まとめ

ロタウィルスによる病気ってどんなもの?

急な胃腸炎を発症するロタウィルス。ノロウィルスの流行時期が11月から2月という冬場なのに対して、ロタウィルスは1月から4月と、冬から暖かい春に向けて流行します。人間に感染するロタウィルスはA群、B群、C群ですが、主にA群に感染することが多いようです。

年齢に関係なく感染するノロウィルスとは異なり、ロタウィルスは主に乳幼児に発症することが多く、この時期の嘔吐や下痢の症状の大半がロタウィルスが原因だとも言われます。症状には個人差がありますが、乳幼児がかかると脱水症状になりやすく、重症化することもあり、乳幼児をもつママにはあなどれない感染症の一つです。

ウィルス性の胃腸炎は特別な治療方法がないので、一時的に整腸剤や下痢止めを使っても根本的な解決にはなりません。ウィルスに感染しないために予防をすることが得策ですが、万が一かかってしまった時のために、ロタウィルスについてしっかり知っておきましょう。

国立感染症研究所 ロタウィルス感染症胃腸炎とは

ロタウィルスの感染の症状・感染経路

ロタウィルスによる感染症は、腹痛や発熱等の風邪に似たような症状から始まります。高熱になることも多いのですが、一般的にはすぐにおさまります。その後突然の嘔吐や下痢の症状があります。嘔吐は人それぞれですが、1日に5~6回吐くことがあります。また、特に下痢には細心の注意が必要です。白っぽい色の下痢が出るため白色便性下痢症とも呼ばれ、かなりきつい臭いがするのも特徴です。

ロタウィルスの潜伏期間は1~2日程度と比較的短いため、同シーズンに再感染をすることもあります。感染者の便や吐しゃ物にあるロタウィルスを手などを介して経口感染してしまうことが原因です。下痢や嘔吐がおさまっても3日以上は感染力が残っていますので、扱い方には注意が必要です。また鼻水や咳などの飛沫から感染することもあるので、細心の注意を払いましょう。

ロタウィルスの注意すべき合併症

ロタウィルスは先に書いたように、激しい嘔吐と下痢が特徴の病気です。現在有効な治療法がないので、安静にすることが最も重要なことです。そのうえで水分補給をしっかりとし、ウィルスを体の外へ排出するという自然治癒が大切になります。

しかしながら、しっかり水分補給をしたくても、赤ちゃんは飲むことを拒んだり、嘔吐や下痢を繰り返すことで水分を奪われてしまします。ロタウィルスが原因で極度の脱水症状になった場合、意識障害や脳炎などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

もし、十分な水分補給ができなかったり、意識が低下することがあれば注意が必要です。直ちに病院に行き、小児科の先生の診察を受けましょう。

ロタウィルスの予防接種について

ロタウィルスが重症化するのを防ぐためにロタリックスとロタテックという現在二種類の予防ワクチンがあります。どちらのワクチンも生後6週間から接種することができ、経口(口から飲むタイプ)の生ワクチンとなります。年齢が小さいほど脱水症状になりやすく重症化しやすいロタウィルス。それを防ぐためにワクチンの時期は、ほかの予防接種に比べて早くなっています。

アメリカなどではすでに定期接種になっていますが、日本では2011年11月に自費による任意接種が始まりました。費用は1回1万5000円程度と少し高額になります。生後6か月までに2~3回接種しなければならないため、ほかの予防接種との兼ね合いで計画的にスケジュールを組む必要があります。また、ロタウィルス以外の胃腸炎に予防効果がないことや副作用のこともよく考えて接種することをおすすめします。

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

ロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチンの価格(よしだクリニックHP)

ロタウィルスの治療法

暫定的に吐き止めや下痢止めを使うことはありますが、自然治癒による回復と安静にすること以外ロタウィルスの治療法はないといっても過言ではありません。

しかしながら、嘔吐と下痢による脱水症状を避けるために、水分補給が必要不可欠になってきます。もし、赤ちゃんがロタウィルスに感染してしまった場合は、お白湯(湯冷まし)やお茶、市販のイオン飲料を少しずつこまめにあげましょう。食事はバナナやリンゴをすりつぶしたものやおかゆなどの胃に負担のかからないものを心がけ、みかんやオレンジなどの柑橘系のものは避けたほうがよさそうです。

もし赤ちゃんが嫌がったり、水分補給が十分できない場合には、病院に行って相談しましょう。あまりにひどい脱水症状の場合には、点滴などの措置をしてくれます。

下痢と嘔吐による脱水症状に注意!

先に書いたように、特に生後4ヶ月~2歳の乳幼児がロタウィルスに感染した場合、重い下痢症状になることが多いので、脱水症状になりやすくなります

脱水になっているかどうかの目安としては、尿がしっかり出ているか、尿の量は普通か、尿の色は濃すぎないかをしっかり見ることも大切です。

日本でのロタウィルスによる死亡例はほぼありませんが、脱水症状による合併症を防ぐためにもしっかりと水分補給をしたいものです。不安だと思ったら、自己判断をせず、小児科の先生に相談しましょう。

おしりのケアは優しく、丁寧に

赤ちゃんのおしりはデリケートです。ふつうの便でさえ刺激性が高いのに、下痢はひどいおむつかぶれの原因になります。かぶれを完璧に防ぐことは難しいですが、悪化を防ぐために気を付けたいことがあります。

まず、汚れてしまったおしりは、こすらずにシャワーを使って洗い流しましょう。おしりふきやティッシュでこするとかぶれをひどくさせる可能性があります。次に、濡れたおしりは優しく拭き、しっかり乾かしましょう。乾かさないでおむつをすると逆効果になります。

最後に、ベビーローションなどを塗って、保湿しましょう。あまりにかぶれがひどい場合には、病院で抗炎症薬を処方してもらいましょう。

排泄物・嘔吐物からの二次感染を防ごう

ロタウィルスに感染した便や嘔吐物にはたくさんの菌があり、おむつ替えや嘔吐の処理をした後に大人がかかる場合もあります。乳幼児より大人の方が症状は軽めですが、そのあとまた子どもにかかってしまう可能性もあるため、やはり二次感染は防ぎたいところです。

便や嘔吐物の処理をする際には、必ず使い捨ての手袋やマスクをしましょう。直接手に触れなくても、空気中にもウィルスが散乱してます。また、便や嘔吐物で汚染されたものは消毒が必要です。熱湯か薄めた塩素系漂白剤(0.1%程度の次亜塩素酸ナトリウム)でしっかり消毒をしましょう。

しかしながら、家庭でどんなに気を付けていても感染してしまう事があります。下痢や嘔吐が2~3日続く場合にはロタウィルスによる感染を疑ったほうがよさそうです。

万が一妊娠中の女性がロタウィルスに感染しても、胎児に影響はないと言われています。しかしながら、嘔吐や下痢から激しい脱水症状になってしまう可能性があることを考えると、感染は避けたいところです。

まとめ

ロタウィルスに限らず、病気の予防として手洗い・うがいを徹底しましょう。特に手洗いは指輪や時計をはずし、爪のあいだや手首までしっかり洗うことが大切です。また、普段子どもが手にするおもちゃやドアノブをしっかり除菌することで、病気の侵入を防ぐことができます。

ロタウィルスには特効薬がありません。感染している赤ちゃんを見るのもかわいそうですし、お世話をするママたちの負担も大きくなります。ロタウィルスが流行する1月から4月は特に気を付けて生活したいものですね。

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この記事を書いた人

mapple

現在子育て中の二児の母です。
小学生と乳幼児の世話に、毎日奮闘しています。
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