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不全流産とは?症状、原因、処置方法まとめ!手術の費用は?

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不全流産は子宮内に残留物が残ってしまうことから、その後も手術や治療が必要になり、母体にも負担となります。その症状や原因はさまざまであり、母体の安全を守るためにも継続した経過観察が大切です。手術や治療ならそれにかかる費用も気になりますよね。今回はそんな不全流産について見ていきましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044005301
目次 不全流産(不完全流産)とは?
不全流産の2つの症状 痛みはある?
不全流産の原因と処置方法
手術は不可欠?費用はどのぐらい?保険は適用される?
不全流産の後は安静にすること
適切な処置を受けましょう

不全流産(不完全流産)とは?

母体の中で生じた命は、無事に生まれることが望ましいですが、妊娠初期にお腹の中で赤ちゃんの成長が止まってしまうことがあります。多くは胎児の染色体異常によるものと言われていますが、原因は不明です。

流産の定義は22週(赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない週数)より前に妊娠が終わることであり、日本産婦人科学会では、妊娠12週未満の早い時期での流産が多く、流産全体の約80%を占めると言われています。また、妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあるそうです。

その中でも、不全流産とは胎芽や胎児が子宮外に排出されたにもかかわらず、一部が子宮内に残っていることを言います。赤ちゃんに栄養や酸素を送っていた胎盤やその付属物が子宮内に残ってしまうため、取り除くための治療や手術が必要となります。なぜ、治療が必要なのか。

不完全流産で残ってしまった残留物はそのままにしておくと感染症を引き起こす原因になったり、子宮が元の状態に戻ろうとする機能を妨げてしまいます。また、残留組織が子宮内に残っていると、hCGというホルモンの分泌が持続するため、次の排卵・妊娠ができません。

流産後は精神的に辛い方も多いと思いますが、きちんと検査や治療を受けて子宮内を綺麗にすることで、感染症を防ぎ母体を守ることが最優先されます。

不全流産の2つの症状 痛みはある?

流産の症状は人によって様々です。お腹に違和感があり、トイレに行くと出血していたという方や、下腹部に激痛を感じて、お腹を抱えて座り込んでしまったという方もいます。

痛みがひどい場合は、自力で病院へ行くことは難しいでしょう。また、大量に出血して貧血を起こしたり精神的にも不安定になってしまうこともあるため、流産を疑う場合は家族や知人に付き添ってもらい病院へ行くようにしてください。

■症状1 下腹部に痛みを感じる
不完全流産を経験した人は、下腹部の痛みを感じた方が多いようです。稀に痛みがなく、気づいたら流産していたという方もいて個人差があります。胎児の成長や子宮の状態にもよりますが、子宮の内容物が外へ出ようとするため、とても痛くなかなか我慢するのが辛い場合があります。

生理とは違った痛みで、立っていられなくなりうずくまってしまう場合もあるようです。妊娠がわかった後で、いつもとは違う腹痛を感じたときはかかりつけの産婦人科に相談しましょう。

■症状2 出血が続く
不完全流産の場合、生理とは違う出血が続きます。そして、少しずつ出血の量が増えていくのが特徴だそうです。トイレに行き、あれっと思ったときは注意が必要です。また、胎嚢や胎盤が出てくることから、ドロッとした血の塊のようなものが確認できることがあります。

子宮内の組織が全て排出されれば良いのですが、不完全流産では残留物があるため出血が続きます。数日を経て自然に排出される場合もありますが、多くは病院で治療を受ける必要があります。

不全流産の原因と処置方法

流産の原因として一番多いのは、胎児の染色体異常とであり初期流産の50~60%と言われています。何らかの要因で染色体の異常が起こると、胎児の成長が止まってしまいお腹の中で亡くなってしまします。その他には子宮の異常、黄体機能不全、糖尿病など内分泌異常、感染症、免疫異常、精子の異常が関係していることもあります。

母体が原因であることも否定はできませんが、多くは受精卵の細胞分裂や成長過程に問題があり流産に至ることが多いです。

みずうち産科婦人科 流産

不全流産では子宮が元に戻ろうと収縮しても組織の一部が残っていることから、子宮がやや大きめで、頸管が開いているため出血が続きます。出血の後に、自然と内容物がすべて出てしまえばいいのですが、子宮内に残ってしまうと手術をしなければいけません。

手術では、子宮内に残っているものを掻き出す訳ですから、ある程度の痛みがあります。麻酔を使うかどうかは子宮内の残留物の量や付着の仕方にもよります。

体の痛みと共に精神的にも不安定になる方が多いことから、全身麻酔をする病院が多いそうです。ごく少数の病院では、部分麻酔、もしくは麻酔無しで行われることもあります。手術の時間は、5~15分で終わるのが一般的です。

また、昔は「掻爬法」と言われる方法で子宮内容物を掻き出していましたが、子宮内膜の損傷や子宮筋層の穿孔のリスクが高いことから、近年では「吸引法」が推奨されています。吸引法では真空吸引ポンプを用いて吸引除去するため、使う人によって技術の差が出ることも少なく、合併症のリスクが低いという良い面があります。

手術後は出血と下腹部の痛みは徐々になくなり、子宮が正常な状態になるにつれて基礎体温も元に戻ります。

手術は不可欠?費用はどのぐらい?保険は適用される?

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不全流産の場合は、薬物療法か手術が必要になります。病院で子宮に残留物がどのくらい残っているかを確認してもらい、内容物が少ないときは子宮収縮剤と抗生物質を用いて排出されるのを待ちます。その間、出血が続きます。

残留物がたくさん残っていると手術が必要になります。手術では子宮内にあるものを人為的に出すので、子宮内を傷つけてしまうこともあります。また、それが原因で次の妊娠ができなくなることもあるそうなので主治医の話をしっかりと聞いてください。

手術の費用は病院によって異なります。また、人工中絶とは違い流産手術は保険適用となります。日帰り手術の場合は処置費用のみですが、入院して翌日退院となると入院費用がかかります。保険適用のため数万円程度と言われていますので予め病院に問い合わせることが良いでしょう。流産で気が動転していたり、ショックで物事を考える余裕がないこともあると思いますが、医療機関にきちんと問い合わせをして処置を受けてください。

不全流産の後は安静にすること

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病院で処置を受けたあとは、誰かに付き添ってもらい安静にしましょう。精神的にも不安定であることや、体も回復するまでは疲れがでることがあります。また、手術を受けた方は静脈麻酔に使う鎮静剤の後遺症があるため、少しぼーっとすることがあるそうです。1人で歩いての帰宅や車の運転は避けた方が良いでしょう。

手術後は、下腹部に軽い違和感を感じるそうです。鈍い痛みがありますが、日常生活に支障をきたすほどではありません。また、手術後1週間は、生理と似たの出血があり、下腹部痛が持続しますので安静にしていることが望ましいです。

子宮収縮剤や抗生物質を処方する病院が多く、子宮が元の状態に戻るまでは過度の運動は避けるべきです。何よりも母体の健康と精神状態が安定するまでは、無理をせずに落ち着いた環境で過ごしましょう。

適切な処置を受けましょう

不全流産の治療では母体が最優先されます。お腹に芽生えた命は途中で亡くなってしまいますが、それは母体が原因ではないことがほとんどです。流産は辛い経験であり、体も精神的にも疲労が大きいですが、きちんと医師に診てもらい処置をしてもらうことが大切です。

今後、高齢での出産や不妊治療をする人が増えることで流産のリスクも高くなります。きちんとした知識を持つことで不安を少なくすることもできます。流産をしてしまった場合は、焦らずに専門機関に相談してください。

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この記事を書いた人

みほたん

初めての育児に奮闘中のママです。子育ての楽しさや大変さ、その中で見つけた子育てハックを読者の皆さんと共有できたらと思います。大学では、生殖や不妊治療の技術につい...

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