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公開 2016年02月16日  

還元金は「自分へのご褒美」!?…不妊治療費は、確定申告で取り戻そう!

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確定申告の時期が来ました!ここ近年、ふるさと納税、投資信託、医療費控除等々で確定申告をするサラリーマン家庭も少なくありません。不妊治療をする私たちにとっても、確定申告は必須です。準備が面倒ですが、少しでもかかった費用を還付金で取り戻しましょう!


医療費控除の準備をしよう

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不妊治療にまつわる医療費控除の条件

○医療費控除が受けられるもの

・1年間にかかった医療費が10万円以上
  ※生計を共にしている家族の合算○
  ※所得が一番高い人で申告するほうが還付金も多くなります
・病院までの交通費(公共の交通機関○、タクシー○、マイカー×、付添い人の交通費○)
・不妊治療で支払った自費医療費


○医療費控除から差し引くもの

・特定不妊治療費助成で還付された助成金額分
・手術や入院などで保険会社から受けた保険補てん金分


○医療費控除が受けられないもの

・治療と直接関係ないと見なされた漢方薬、ハリ、灸
・ビタミン剤などの病気の予防や健康増進のために用いられる医薬品

漢方薬を医療費控除にするには?

不妊外来で処方される漢方薬は西洋薬同様、医療費控除の対象になりますが、薬局屋で処方される漢方薬は基本、医療費対象外です。

私は不妊治療目的で漢方薬局で漢方薬を処方してもらっています。その金額は、不妊外来と同じくらい、時にはそれ以上の金額になります。還付金額を考えると、見過ごすわけにはいきません。
そこで、毎年、ある策を取って、漢方薬も医療費控除の対象にしています。

その策は、実に簡単です。
確定申告の時期が近づくと、漢方薬局に「漢方薬を医療費控除の対象にしたい」と伝えるだけ。

数日後、1年にかかった金額と医療費扱いの旨が書かれた封書を渡されるので、あとはほかの医療費と同じように申告します。何回か漢方薬の申告をしていますが、きちんと手順を踏んでいるので税務署から物言いが出たことはありません。

還付金は「臨時おこづかい」だと思って、頑張ろう!

正直、医療費控除の手続きは、1年分の領収書を集め、分別記入し、計算し、助成金や補てん金を引いて、合計を出し、提出を義務付けられている書類や領収書を同封……と非常に面倒です。

確定申告の時期が近付くと憂鬱になる妊活さんも多いのではないでしょうか? しかし、不妊医療費は還付される額も大きいので絶対、医療費控除の手続きをしたほうがお得です。

還付金は不妊治療をがんばっている自分へのご褒美、「臨時おこづかい」にしてもいいかもしれません(笑)

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