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  4. ”排卵誘発の方法”ってどんなのがあるの?それぞれの段階にあった治療法は?

”排卵誘発の方法”ってどんなのがあるの?それぞれの段階にあった治療法は?

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不妊治療とひとことで言っても、治療方法やその効果、副作用から費用まで様々です。ここでは、もっとも敷居が低く治療に入りやすいと思われる排卵誘発剤から、もっとも効果の高いアンタゴニスト法まで、治療方法から効果・副作用などを分かりやすくまとめてみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044015142
目次 排卵誘発方法の徹底比較!
どんな人がどの排卵誘発方法を使えばいいの?
平均費用の違い
効果の違い
副作用・リスクの違い
採卵スケジュール・採卵日の違い
まとめ

排卵誘発方法の徹底比較!

排卵誘発法とは、採卵に向けて、卵胞を発育させる方法です。つまり、適切な排卵誘発法を選択することが、受精への重要なステップになります。排卵誘発法には、「完全自然排卵周期法」「低刺激」「中刺激」「高刺激」と大きく分けて4段階のステージがあります。

1.完全自然排卵周期法
排卵誘発剤を使用しない方法で、基礎体温や排卵のタイミングをチェックして受精のタイミングを合わせる方法です。

2.低刺激
低刺激とは、クロミッドやセキソビットといった飲み薬を服用し、卵を育てて排卵を促す方法です。最もポピュラーな治療法で身体への負担が少なく、不妊治療の代表選手といえます。

3.中刺激
クロミッドなどの飲み薬だけでは効果が認められない場合に、飲み薬に加えてより効果の高い注射薬を併用する治療法です。投与のタイミングや種類・単位量を変えることで個々の症状に対応できます。

4.高刺激
アゴニスト法とアンタゴニスト法があり、点鼻薬と注射薬を組み合わせた治療法です。アゴニスト法にはショート法とロング法の2つの方法があり、薬は同じでも服用方法が異なります。それぞれに長所と短所があるため、使い分けについては症例に応じて検討されます。

どんな人がどの排卵誘発方法を使えばいいの?

では、どんな人がどの排卵誘発方法を使えばいいのか、それぞれの特徴をもう少し詳しくみていきましょう。

1.低刺激~中刺激
主に無月経や排卵障害などの治療に使われます。排卵していても原因が不明で妊娠できないケースでは、タイミング法から用いられる一般的な排卵誘発剤で、卵巣機能が極端に低下している方を除く、ほぼ全ての方に使用することができます

2.高刺激
■GnRHアゴニストーロング法:ロング法は長期に渡って投与する必要があります。使用する薬の量が多いので、比較的年齢が若く、確実に多くの卵子を採卵したいという人に適しています。

■GnRHアゴニストーショート法:ロング法に比べて薬の使用期間が短くてすむ方法です。ロング法に比べると排卵スケジュールをコントロールしにくい面がありますが、忙しくて通院しにくい人に向いています。

■アンタゴニスト法:ロング法やショート法で効果がでない人、あるいは卵胞が成熟する前に排卵してしまう体質の人などに適しています。

平均費用の違い

不妊治療に関しては、保険が適用されるものとそうでないものがあります。特に、人工授精や、体外受精などには保険の適用はありません。しかし、低刺激の治療法の中には保険が適用されるものが多くあります。

1.低刺激~中刺激
低刺激治療で一般的に使用されるクロミッドであれば、一ヶ月あたり保険適用で自己負担額500円程度で済みます。注射薬になればもう少し価格は上がりますが、一回約400円~1,500円程度です。ただし、当然ながら、薬の使用回数が増えればお金もかさみますし、投与量が増えてしまうと保険適用外になる場合もあるので注意が必要です。

2.高刺激
低刺激~中刺激治療にくらべ、コストはぐんと上がります。ショート法は、点鼻薬の投与期間がロング法よりも短いため、多少費用を抑えられます。また、採卵日までの日数がロング法より短いため、注射の回数も少なくて済むことが多く、その分費用は抑えられます。アンタゴニスト法は製剤の費用が高額になるので、ショート法・ロング法に比べて更に費用はかさみます。

効果の違い

低刺激治療で使用される排卵誘発剤は、1つの卵胞を十分に発育させることを目的としています。脳の視床下部に働きかけることにより、卵を育てる働きのある卵胞刺激ホルモンを刺激したり、育った卵を排卵させる働きのある黄体化ホルモンを刺激することにより排卵を促します。また、これだけでは効果の見られなかった場合には、直接卵胞に働きかける注射薬でより高い効果を促します。

一方、高刺激治療であるアゴニスト法とアンタゴニスト法は、卵巣にある、卵子がはいっている袋である卵胞を複数発育させ、複数の卵子を得る目的で行われます。排卵誘発剤で卵胞を発育させながら、同時に排卵を抑え、卵胞が成熟するタイミングを見計らって採卵することが重要となります。

副作用・リスクの違い

低刺激治療で使用される飲み薬タイプの排卵誘発剤は、卵胞が育っていないと脳の視床下部に錯覚を起させることでホルモンの分泌を促します。間接的に働く分、効果がソフトではありますが身体への負担も軽く済みます。副作用としては、頭痛や吐き気・頸管粘液の減少・子宮内膜が薄くなるといった症状がでることがあります。

一方、注射の排卵誘発剤は、卵巣に直接働きかけて卵胞を育てます。効果は強力ですが、その分副作用が強く出ることがあります。副作用としては、嘔吐・筋肉痛・卵巣過剰刺激症候群・多胎妊娠があげられます。特に卵巣過剰刺激症候群は、排卵誘発剤の効果により、卵巣内で多くの卵胞が育つことにより卵巣が大きく膨らむ病気で、重症化すると怖い病気ですので、医師との相談が必要です。

採卵スケジュール・採卵日の違い

1.飲み薬タイプの代表薬であるクロミッド法での採卵スケジュール
生理周期の3~7日あたりまで経口投与し、排卵を誘発します。生理周期の8日目くらいからhMG注射を使い、卵胞の成熟を促します。以降、3~4日ほど継続して注射を打ちます。採卵は13日目に行います。

2.ロング法での採卵スケジュール
体外受精を行う前の生理周期の高温期から、GnRHアゴニスト製剤の点鼻薬を使用し始めます。月経開始3日目から、排卵誘発剤のhMG製剤の注射を始め、7~9日連続で打ちます。13日目に採卵が行われます。

3.ショート法での採卵スケジュール
月経開始1~2日目から排卵抑制剤のGnRHアゴニスト製剤の点鼻薬を使用し始めます。翌日から排卵誘発剤のhMGを7~9日連続で打ちます。11~13日目くらいに卵子の状態を見て採卵します。

4.アンタゴニスト法での採卵スケジュール
生理周期の3日目あたりから11日目くらいまで注射を打ちます。だいたい9日くらい連続で投与し、13日目あたりで採卵します。

まとめ

排卵誘発方法についてまとめてきましたが、どちらが良くて、どちらが悪いという判断はなかなか難しいですね。体質や環境など、いろいろな要素が影響してきます。あなたの体質に合った方法が最も有効な治療法ですので、まずは診察を受け、医師としっかりと相談しましょう。
また、不妊治療は長びくことを想定しなければいけません。身体や精神面への影響も少なくありません。費用についても、事前にご家族としっかりと話し合いましょう。

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この記事を書いた人

あんじー

はじめまして! 小学6年の娘&小学5年の息子がいます。子供達に毎日振り回されながらもお日様のような母(妻)を目指して格闘中。子供や主人がいなければ決して経験する...

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