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公開 2016年01月31日  

うちの子、どうして布団を蹴っちゃうの?!原因と対策、大調査

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子供は寝相が悪いもの。我が家の息子も気が付くと布団どころか、部屋からとびだし、廊下で寝ていたことも一度や二度ではありません。
大人からすると身体を冷やしてしまって風邪を引くのではないかと気が気ではありませんよね。そこで、赤ちゃんの目線で原因と対策を調査してみました。


目次 どうして布団を嫌がるの?
赤ちゃんにとってベストな就寝環境とは?
布団を蹴ってしまったらどうすればいい?
風邪をひくことはないの?
赤ちゃんからのサイン、見逃さないで!
まとめ

どうして布団を嫌がるの?

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寒い夜、気になるのが、夜中に赤ちゃんが布団を蹴ってしまうこと。気になってしまい、何度も起きて布団を掛けなおしているママは、寝不足な上、体調不良に・・・なんてこともよく聞く話ですよね。

では、なぜ赤ちゃんは寒い時期でも布団をはいでしまうのか。

1. ずばり、「暑いから!」
赤ちゃんは新陳代謝がとても活発で、大人の約3.5倍、発汗は約2倍といわれています。その上、体温調節機能がまだ発達していないため、外界の影響をとても受けやすいのです。人は就寝するときに体温を下げて基礎代謝量を抑え、からだを眠らせ、休ませているといわれます。赤ちゃんが布団を蹴ってしまうのは、布団の中で身体が放射した熱がこもってしまい、うまく体温調節ができないからなのです。

2. 睡眠のメカニズムが短い
大人になると、だいたい90分サイクルで深い睡眠であるレム睡眠と、浅い睡眠であるノンレム睡眠を繰り返しますが、このサイクルが短いのです。脳が半分起きているレム睡眠が多いことが、寝ている間に動き回る原因のひとつともいえます。

3. 布団が重たい
掛け布団が重い、敷布団がやわらかすぎる、通気性が悪いなど、布団に原因がある場合も考えられます。つい大人の布団のほうが暖かそうだからと、大人の重たい布団をかけていたりしませんか。これでは赤ちゃんも重たさのあまり抜け出してしまいます。

赤ちゃんにとってベストな就寝環境とは?

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■温度と湿度は快適に
寝ているときでも起きているときでも、大人にとっては少し肌寒いくらいが赤ちゃんにとってはベストです。特に寝ているときは赤ちゃんにとって最適な室温にしてあげましょう。目安としては夏場は室内温度が26~28度、冬場は18度~20度、湿度は60%が適当だといわれています。暖房を効かせすぎると乾燥し、風邪の原因にもなります。

■パジャマの厚さ
赤ちゃんは大人よりも一枚薄着でOKです。例えば、ママがスウェットのパジャマなら、赤ちゃんは薄手の長袖パジャマで大丈夫。あまり分厚い素材のものを着せてしまうと、汗をかいて逆に寝冷えの原因になります。冬でも通気性・吸汗性のよいものを選んであげましょう。

■帽子や靴下はNG
子供は手足から熱をたくさん放出して安眠体制に入ります。まだ髪の生え揃っていない赤ちゃんは頭が寒そうに見えますが、寝ている間は帽子やフードで頭を覆うのはやめましょう。同じように、靴下を履かせるのも体温調整を妨げてしまうのでやめましょう。

■布団のかけすぎに注意
毛布や布団を掛けすぎて赤ちゃんが重そうにしていませんか。布団は適度に通気性・保温性のある軽くて大きいものを選んであげましょう。

布団を蹴ってしまったらどうすればいい?

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子供は風の子、元気な子!とは言っても、やはり冬場の寒い夜に布団を蹴ってしまっていては気になるもの。何度も何度も起きて布団を掛けなおすのにも限界がありますよね。そこで重宝するのがスリーパーです。掛け布団の下には毛布を入れず、スリーパーを着せてあげれば、掛け布団を蹴ってしまっても安心です。

スリーパーにはさまざまな種類があるので用途や好みによって使い分けることができます。
素材は、ガーゼタイプ・マイクロファイバー・フリース・ダウンなどがあり、形状はベストタイプ・袖ありタイプ・ロングタイプが揃っています。ガーゼやマイクロファイバーのスリーパーは簡単に洗濯できますし、フリースやダウンは温かくメリットはタイプによって様々です。素材によっては夏のお風呂上りに利用したり、冬の外出時の防寒に利用することも。着脱のしやすさや軽さで選ぶのもいいですね。

さらに、お腹の出ないようなパジャマを着せて、衣類がはだけないようにすると完璧です。

風邪をひくことはないの?

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赤ちゃんのかぜの多くはウイルスや細菌の感染によるものですが、やはり冷たい空気を吸い込むことでのどや気道の粘膜の抵抗力が低下しますし、身体を冷やすことで全身の抵抗力も落ちます。そのため、寒い環境で長時間過ごすと風邪をひきやすくなります。

予防のためにも、夜間に気温が極端に下がるようなら、エアコンを上手に使って環境を整えてあげるのもよいでしょう。明け方の冷え込む時間帯に暖房が機能するように、タイマーをセットしておくのもおすすめです。

いずれにしても、寝相を心配して何度も起きてしまうようだと、ママが体調を崩してしまいます。赤ちゃんは寒くて我慢できなくなったら必ず泣いてサインを送ってきます。サインを受け取った時や、ママが目覚めて気づいたときに赤ちゃんと布団に戻してあげれば十分です。

赤ちゃんからのサイン、見逃さないで!

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就寝時に布団を蹴ってしまうのは、赤ちゃんからの「暑い!」というサインです。

まだ言葉を話せない赤ちゃんは、態度でアピールしたり、泣いてアピールしたりと赤ちゃんの個性によって様々です。すべてママに何かを気づいてもらいたいサインで、ママはそのサインを受け止めてあげたいですよね。

布団を蹴ってしまう赤ちゃんは、まさにそのサインの現れなのかもしれません。ママは寒い中で布団を蹴ってしまう赤ちゃんをみると、風邪をひかせないようにと、布団をかけてあげたい気持ちもよくわかります。けれど、暑ければ、赤ちゃんは何度でも布団を蹴ってしまうものです。

環境を見直して、ママもあまり神経質にならず、おおらかな気持ちで見守りましょう。おおらかな気持ちで眠っていられるママの隣だと、きっと赤ちゃんも安心してぐっすり眠っていられるはずです。

まとめ

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子育てをしていると「なぜ?どうして?」と感じることが多いですよね。わたしも2児の母ですが、上の子の時はこうじゃなかったのに、下の子どもは全然ちがう!と、ハテナの絶えない日々でした。

いま振り返ると、第三者の立場にたって考えるようにすれば、冷静な判断ができたのかもしれません。それでも、育児の真っただ中にいると、なかなか冷静にはなれないものです。ふとした疑問を気軽に話し合えるママともや、何より家族のサポートを得ながら、子育てライフを満喫してくださいね。

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