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【吸引分娩】後遺症で頭が長くなるリスクがある?保険適用はある?

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分娩中に何かしらの原因で、出産に手助けが必要となる場合があり、吸引分娩となることもあります。後遺症が残ることもある吸引分娩。今回は、吸引分娩となる原因や方法、費用についてまとめました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030003350
目次 吸引分娩とは?普通分娩とどう違う?
吸引分娩をするときはどんなとき?
吸引分娩ができる条件
吸引分娩の方法・費用・保険適応はある?
吸引分娩の赤ちゃんへのリスクは?障害や後遺症の可能性はある?
吸引分娩の母体への影響は?
吸引分娩て痛いの?先輩ママの体験談
赤ちゃんが無事生まれるために

吸引分娩とは?普通分娩とどう違う?

赤ちゃんがもう少しで生まれるという時に、何かしらの問題で分娩の進行が止まって吸引カップを赤ちゃんの頭に当てて引っ張る方法を吸引分娩と言います。

赤ちゃんがあとわずかで生まれる時に、陣痛が微弱だったり疲れていきめなくなってしまうこともあります。胎盤剥離や臍帯脱出などのトラブルが起こった時も一刻も早く分娩を終わらせないと母子ともに危険が迫ってしまいます。そのような危険を知らせるサインがある場合に、産道から赤ちゃんが出てくるのを手助けするひとつに吸引分娩が選ばれます。

赤ちゃんの苦しいサインが強いときや、妊娠高血圧症候群・前回帝王切開などの理由で母体の負担を一刻も早く軽減しないと危険な場合などが適応となります。

以前より安全な吸引カップや吸引圧などがいろいろ研究され、現在では金属のサーバーのようなものを使う鉗子分娩よりリスクが少ない分娩方法となっています。吸引カップには、シリコン製(ソフトバキュームカップ:小林式改良型)と金属製とあり、よりリスクの少ないシリコン製が使われることが多いでしょう。カップの大きさは、5~7㎝程度で柔軟なシリコンをぴったり赤ちゃんの頭に装着して吸引します。

メリットは、鉗子分娩より赤ちゃんへの損傷リスクが少ないことです。デメリットは、牽引力が少なく娩出に時間がかかる可能性があり、吸引分娩自体がうまくいかない可能性があります。つまり、吸引分娩は緊急の際の処置には向いておらず、時間がかかると赤ちゃんの生命にリスクがあります。

吸引分娩をするときはどんなとき?

お産はあくまで母体と赤ちゃんの安全が優先されます。赤ちゃんが出てくるのに、時間がかかってしまう原因には、回旋異常や微弱陣痛などが考えられます。お産が長引くと、先ほど述べたように赤ちゃんが危険的状態になるだけでなく、母体にも影響があると言われています。

体力消耗や母体疲労によってうまくいきめなかったり、その他の健康上の危険が伴う可能性もあります。

赤ちゃんの頭が分娩の圧迫によりむくむことがありますが、生後2~3日で自然に無くなります。産瘤と言いますが、産瘤は分娩に際して生じる柔らかい腫瘤で、児頭先進部を中心に多く出ます。産瘤は分娩時の抵抗に比例して大きくなりますが、分娩後数時間で縮小し始め、24時間以内にほとんど消失します。

吸引分娩ができる条件

①CPD(児頭骨盤不適合)がないこと
骨盤と児頭の大きさが合っていなくて、赤ちゃんが出られない場合に吸引で引っ張り出すことはできません。赤ちゃんの頭がつかえている状態なので、帝王切開などの別の処置が必要です。

②子宮口が全開大していること
①と同様、まず赤ちゃんの出口(産道・子宮口)がしっかり開いていることが大切です。

③破水していること
赤ちゃんが出てくる条件は整っている必要があります。

④赤ちゃんの頭が見えるくらいまで、赤ちゃんが降りてきていること
吸引用のカップを当てられなければ、吸引することは不可能なので、赤ちゃんの頭が見える・届くことが条件です。

⑤すぐに帝王切開に切り替えられる状況であること
赤ちゃんの頭が見えるくらいまできていてあと一歩で挟まってしまっているような状況ですから、長くかかれば赤ちゃんも苦しくなります。吸引分娩で出せなければ、すぐに帝王切開に切り替える必要があります。

吸引分娩の方法・費用・保険適応はある?

①方法
金属製・あるいはシリコン製の吸引カップを赤ちゃんの頭に当てて吸引機で引き出す分娩方法です。
あくまでも、子宮口が十分に開いて赤ちゃんの頭が通れる状態になっていて、あと一歩出てこない、という場合のみの適用です。出てくる道は十分に開いているのに、陣痛の波が弱まってしまったり(微弱陣痛)、母体疲労によって十分にいきめない場合、あと一歩を助けるために吸引します。

吸引分娩でうまくいかなかった場合は、鉗子分娩という方法がありますが、多くはすぐに帝王切開に切り替えるようです。

②費用は?保険適応はある?
普通分娩は保険適応になりませんが、トラブルによる医療行為なので保険適応になります。
産院によって異なりますが、本来の分娩費用におおよそ6000円~15000円追加になります。これが保険適用なので、この3割負担という考え方で良いでしょう。

妊娠前に入っていた生命保険でも適用になる場合があるので確認してみましょう。出産してからでは慌ただしいので、出産前に民間の医療保険に入っているか確認しておきましょう。また、民間の医療保険は妊娠後には入れないので、妊娠を考えたら妊娠・出産のトラブルも考えてそれらも保障される保険に入っておくことをお勧めします。

吸引分娩の赤ちゃんへのリスクは?障害や後遺症の可能性はある?

赤ちゃんの頭に無理な力が加わることで、頭の形の変形や頭部の血腫、帽状剣幕下出血、産瘤が大きくなる、頭蓋内出血などが考えられます。
■産瘤
分娩時の圧迫による頭部のむくみで生後2~3日で自然に無くなります。産瘤は分娩に際して生じる柔らかい腫瘤で、児頭先進部を中心に多く出ます。また、産瘤は可動性で圧迫すると簡単に潰れます。
産瘤は、分娩時の抵抗に比例して大きくなりますが、分娩後数時間で縮小し始め、24時間以内にほとんど消失します。

■頭部の血腫
産道の抵抗が非常に強いときに、児頭の骨膜がはがれその下の血管が破たんして生じます。頭血腫も多くは数週以内、遅くても3か月以内に吸収されます。

■帽状腱膜下血腫
吸引分娩や鉗子分娩などで、さらに強い外力にさらされたときに、骨膜と帽状腱膜の間の血管が破たんして生じます。血腫は、骨膜と帽状腱膜の間に存在し、骨縫合を超えてしばしば頭部全体に広がります。出血量が少なければ自然に吸収されますが、出血量が多いと赤ちゃんの循環動態が悪化し、重篤な状態になることがあります。

また、吸引分娩をすると頭の形が悪くなる、というのが不安という方は多いと思います。確かに出産直後は少し長く見えることが多いですが、自然に戻ったという症例も多いようです。

吸引分娩の母体への影響は?

半ば強引に引き出すともいえる状況なので母体に影響がある場合もあります。
■会陰裂傷や膣壁裂傷、経管裂傷、尿道・膀胱裂傷など
赤ちゃんを通すために、器具を挿入するのでその器具によって傷ついてしまうことがあります。少量の傷なら自然に治癒していきます。傷が深くなってしまった場合には、縫合など医療措置が必要なこともあります。
また、これらを防ぐため吸引分娩を選択する時は、膀胱内や直腸内を空虚であるか否か、を検討することもあります。

■吸引分娩がスムーズでなかった場合の負担
吸引分娩は、あくまでも「あと一歩」を手助けする措置です。吸引圧はそれほど強くありません。なので、吸引分娩ではうまく娩出できない場合もあります。その時は、すぐに帝王切開に切り替えるのですが、吸引分娩にいたるまでには長い陣痛に耐えていたり、あと一歩でいきみきれなかったり、母体もかなり疲労している可能性があります。
そこで、出産方法が次々に変わり精神的にも疲れてしまうことが考えられます。
あらかじめ、分娩方法の色々を知って、その可能性を視野に入れておきましょう。

吸引分娩て痛いの?先輩ママの体験談

破水して陣痛促進剤を使用したのですが、2分間隔の陣痛が1時間以上続いて赤ちゃんがなかなか降りてきていませんでした。先生がこのまま陣痛間隔が狭まるのを待っていると私の体力を消耗してしまうし、時間が夜21時になっていて個人病院で万が一の事が起こると対応できるかどうかわからない時間だということで、いきんで赤ちゃんを降ろし、吸引で赤ちゃんを出すのをサポートすることもできることと、吸引のリスクを説明してくれました。私ももう早く出てきて欲しいと思っていたので、すぐに同意しました。

こっさんさん[大阪府]

1人目だったのであまりどうだったというより出産自体痛くてよくわからない状況だった。生まれたら吸引だったからか頭が長かったす(笑)。でもそれは最初だけで、すぐに普通の頭の形になったので心配は全く要りませんでした(´∀`*)ウフフ。

CHIYさん[岡山県]

赤ちゃんが無事生まれるために

出産方法はいろいろあり、そのときの状況に応じて柔軟に対応せざるを得ない場合もあります。普通分娩だったとしても、長い陣痛で難産したりいきむ呼吸法が難しくて焦ったり、大変だった体験談には枚挙にいとまがないでしょう。

ただ、その中でも吸引分娩を選択されるときは、長い分娩経過でお母さんも心身ともに不安だったり疲れていることが多いと思います。そんなときは、周りの助産師さんやお医者さんたちは何とか無事に赤ちゃんを取り出すために、必死に試行錯誤しています。その結果、吸引分娩や鉗子分娩、帝王切開が選択されることは誰にでもあり得ることです。

疲れ果てているときに、いろいろ提案されたり事態が変化することに、うんざりしたりへこたれそうになるかもしれません。少しでも前向きに対応するために、事前に起こり得ることを知っておいて「みんなが赤ちゃんとお母さんを無事に会わせようとしている」と思えるように準備しましょう。

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この記事を書いた人

acchan

現在二人の子どもの子育て真っ盛りのママです。
子どもの個性を伸ばした関わり方を大切に、日々試行錯誤しながら自分自身も成長しています。
自分自身も子どもと一緒...

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