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【早産】妊娠30週目で出産、新生児の生存率は?後遺症・障害が残る可能性は?

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妊娠・出産はいつ何が起こるかわかりません。時には出産予定日を待たずしてわが子に対面することだってあります。今回は妊娠30週で出産を迎える場合、赤ちゃんに与える影響はどんなものがあるのかをまとめました。

目次 30週目の早産、どんな症状・徴候があるの?
30週目の早産、新生児の生存率は?
同じ30週目でも胎児の発育には個人差がある
早産による後遺症・障害の可能性は?
早産を経験したママたちの体験談
まとめ

30週目の早産、どんな症状・徴候があるの?

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早産とは、妊娠37週以降の正産期前の出産をいいます。
それなので、30週目での出産となると、いくつかの徴候がみられ、多くの人があらかじめ切迫早産と診断されている場合もあるでしょう。切迫早産の症状として代表的なものがおなかのはりや、痛みです。疲れからくる一時的なはりや痛みなら良いのですが、子宮収縮が原因の場合医師による適切な処置が必要です。はりや痛みが続く場合は、必ず病院に行くようにしましょう。

不正出血も挙げられます。出血は妊娠中に起きるトラブルの中でもメジャーですが、おりものに混ざるような少量ではなくまとまった量の出血の場合注意が必要です。「常位胎盤早期剥離」の恐れがあります。これは、赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれてしまう症状のことです。

胎盤がはがれてしまうと大量出血を伴います。赤ちゃんに栄養を送る手段がなくなってしまうので、母子ともに危険な状態です。常位胎盤早期剥離になると出産を止めることはできませんので、早産の原因の一つとなるのです。

症状の一つとして破水してしまうこともあります。破水すると感染症を起こしやすくなるので、破水の状態によっては出産を早めることがあります。切迫早産はこれらの症状に加え、子宮頚管の長さ、子宮口が開いているかどうかを総合的に判断して診断が下されます。

また、赤ちゃん側の徴候としては、双子をはじめとした多胎妊娠や羊水量の異常が挙げられます。

30週目の早産、新生児の生存率は?

妊娠30週は正期産よりも7週も早い出産です。そのためママやパパは赤ちゃんが無事に生まれてくれるのか心配で仕方がありませんよね。

実は妊娠30週の早産の場合、生存率は95%とかなり高いです。赤ちゃんの生命力は想像以上に強く、妊娠23週で生存率は50%、24週に入ると80%になります。これはこの時期の赤ちゃんは日々の成長が特に著しいことを表しています。

■妊娠週別生存率
22週:生存率30%
23週:生存率50%
24週:生存率80%
25週:生存率85%
26週:生存率90%
27週:生存率90%以上
28週以降:生存率95%以上

また赤ちゃんの生存率は在胎期間に加え、体重とも関係があります。500g未満の場合の生存率は50%程度ですが、750gを超えると一気に95%前後まで上がってきます。

■体重別生存率
500g以下:生存率50%
501g〜750g:生存率70%
751〜1000g:生存率90%
1001〜2000g:生存率95%
2001g以上:生存率97%

切迫早産と診断されると、一日でも長くお腹の中にいてもらうために様々な投薬や点滴、安静指示などがされると思いますが、これは一日でも多くお腹の中で栄養をもらって成長してもらうことを目的としているんですね。

仕事や家庭の都合で医師から安静を指示されても、指示通りにできないことがあるかもしれません。しかしおなかの赤ちゃんの成長のためには、医師の指示はとても重要なことなのです。赤ちゃんを守れるのはママだけですよ、医師の指示には必ず従ってくださいね。

参照:市大センター病院総合周産期母子医療センター

同じ30週目でも胎児の発育には個人差がある

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妊娠30週を迎えた赤ちゃんは、どのような成長をしているのでしょうか。

■妊娠30週の赤ちゃんの体長
体重:1500g前後
身長:400mm前後

■妊娠30週前後の赤ちゃんの発育状況
・免疫機能が発達する
・体の産毛が取れ、体温の調整ができるようになる
・瞬きができるようになる
・おっぱいを吸う練習を始める
・脳のしわができ初め、感覚や知能が発達する
・肺機能の発達を始める

この世に生まれていきていくための機能が大体完成してきたころだということがわかりますね。しかし、大人の間にも体格や性格に個人差があるように、おなかの赤ちゃんの発育にも当然個人差があります。実は30週ごろの赤ちゃんは、成長の個人差が大きく目立ち始める時期です。

同じ妊娠週のお母さんのおなかと比べて小さい…とおもったり、同じ時期の早産だったのに自分の子が小さく見える…ということがあるでしょう。

これは当たり前のことなんです。実際に生まれてきた赤ちゃんが推定体重よりも小さかった、なんてことは早産であってもなくてもよくあることですよ。発育状況や推定体重はあくまで「推定」です。その点をよく理解しておきましょう。

早産による後遺症・障害の可能性は?

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無事に生まれてきてくれることはわかったけれど、やはり不安は尽きないもの。その不安の種の一つが、後遺症や障害ではないでしょうか。

早産によって障害が残る確率は10~20%と、体重によって開きがあるようです。
1000g以下:10~20%
1001g~1500g:5~10%
1501g~:5%未満

妊娠30週の赤ちゃんは、生きていくために必要な成長をある程度遂げてきています。しかし、私たちが生きていくうえで重要な「肺」だけはまだ未完成の状態ですので、肺に障害を抱える可能性があるのです。具体的には呼吸に関する症状が現れることが多いようです。

また呼吸がうまくできないことで脳に酸素が回らず、ダメージを与えてしまうこともあります。逆に言えば肺の機能が十分発達できていた場合、後遺症や障害が残る可能性も下がってきます。肺の成長は私たちの想像以上に体に影響を与えているんですね。

妊娠30週で生まれてきた赤ちゃんは必ずNICUへ送られます。そこで発達状況や後遺症・障害の有無を徹底的に検査し、成長過程をサポートしてくれます。無事に生まれてきた後に様々な不安ごとが思い浮かぶと思いますが、NICUは赤ちゃんのための専門機関です。不安なこと、気になることは心にしまい込まずにNICUの医師に相談しましょう。きっと支えとなってくれるはずです。

早産を経験したママたちの体験談

実際に早産を経験したママたちの体験談を集めてみました。

■妊娠30週で女の子を出産したAさん
妊娠期間中、切迫早産で入退院を繰り返したAさん。妊娠初期から出血することもしばしばあり、6か月のころ大量に出血して本格的な入院生活がはじまりました。ウテメリンなどの点滴処置を行いましたが、母体の健康も考慮し30週で出産。

赤ちゃんはNICUに入ることになりました。幸いにも肺機能が発達していたこともあり、大きな後遺症もなく出産予定だった3か月後には退院。現在3歳になりますが同年代のお子さんと同じようにスクスク成長しているそうです

■妊娠30週で男の子を出産したBさん
お腹のはりが気になって産院を受診したところ、強い張りが出ており切迫早産と診断され、入院管理となったBさん。30週の時に陣痛が始まり、男の子を出産しました。

出生時の体重は1400g弱、赤ちゃんはNICUに入りましたが3か月後には退院することができました。はじめのうちは体重がなかなか増えず不安でしたが、2歳になると身長・体重ともに平均値に追いつき、体力も同じ年のお子さんと変わらないくらいやんちゃに育っているそうです。

■妊娠32週で男の子を出産したCさん
妊婦健診の際に発育遅延を指摘されたCさん。医師との相談の結果、32週で帝王切開にて出産しました。出生時の体重は1020gで、後遺症などはなく二か月後に2300gで退院しました。

現在2歳で、体格は同い年の子に比べると小さいですがやんちゃっぷりは変わらず元気に過ごしているそうです。

■29週で男の子を出産したDさん
発育遅延を指摘され入院管理となったDさん。検査の結果胎児の心拍数が下がり始めているということで、29週で帝王切開になりました。出生時の体重は950gで、NICUでの検査の結果肺などにいくつかの後遺症が見つかりましたが、適切な治療を受け3か月後に退院。

経過もよく3歳の今は大きな病気もせずに非常に元気な子に育っているそうです。

■29週で女の子を出産したEさん
妊婦健診でお腹のはりと子宮頚管の短さから切迫早産と診断されたEさん。自覚症状は全くなかったそうです。入院管理となりましたが29週で破水、出産となりました。出生時の体重は700gで、肺の発達状態によっては産声を上げないとおもうといわれていましたが、小さな産声を上げてくれました。4か月の入院となりましたが元気に退院。

現在5歳で体格は小さいものの、周りの子にも負けないパワーで毎日を過ごしているそうです。

まとめ

妊娠30週での出産はママにとっても家族にとっても不安に思うことがたくさんあると思います。ママは自分が悪かったんじゃないか、気を付けていれば防げたのではないかと自分を責めてしまうかもしれませんが、そんなことはありませんよ。

赤ちゃんが生まれて来たら、ママは赤ちゃんに母乳を届けるためにNICUに通う生活が始まります。早産だったことに落ち込むのは少しにして、赤ちゃんが元気に育つためにいい母乳を出すことを考えましょう。

赤ちゃんはどんなに小さくても、ママの気持ちをダイレクトに感じるものです。ごめんね、と思うよりも、頑張ろう!と励ましてあげるほうが赤ちゃんも明るい気持ちになれるはずですよ。不安なことは遠慮せずに医師に尋ねて、赤ちゃんと一緒に明るく元気に頑張っていきましょう!

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3歳の娘を持つ地方在住の主婦です。
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