車社会のアメリカで、高校生が車を買う際の資金にまつわるエピソードをお届けしています。
前回、「勉強をおろそかにして欲しくないから、車は親が買いあたえ、ガソリン代は勉強頑張ったご褒美のお小遣いで支払う」という家庭をご紹介しました。
一方で、もう一つの教育熱心な家庭では、別のアプローチから、子どもの教育とお金の問題を解決していました。
改めて考えたい、お小遣いとアルバイト~マイカー購入のためのアメリカの高校生のお小遣い事情~
522 Viewバイトも立派な社会経験、でも勉強もおろそかにしてほしくない、そんなアメリカ人家庭で高校生の男の子が車を買うためにお金を貯める方法を教えてもらいました。
人生初のマイカー購入資金は親も支援するけど、本人のバイトも歓迎?
今回ご紹介するご家庭は、子どもにバリバリバイトをさせる教育方針でした。こちらも裕福な家庭だったのだけど、バイトをさせる動機づけが面白いなと思いました。
アメリカの高校生のバイトといえば、レジ打ちやアミューズメント施設の係員がポピュラーのようです。給料は低いけど、週末だけ働くことが可能なので人気なのでしょう。その代わり、拘束時間があるため、勉強の時間を犠牲にしなければなりません。
彼の高校生の息子さんは、そういった肉体派のバイトとは違って、通信教育の採点のバイトをしているようです。中古のオンボロ車が一般的とはいえ、少しでも良いクルマが買いたいということで、バイトに励んでいるそうです。
子どもが稼いだ金額と同額を援助
親が出した初めてのクルマの購入に関する親の支援スタンスは「息子が稼いだ額と同額を親が支援する。息子が20万円稼いだら20万円援助する。だから彼は40万円の中古車を買える」ということでした。
親が支援する額と、自己負担させる額が非常に現実的なラインになっているなと感じました。また、頭脳労働なので、バイトに熱中しても、少しは学校の勉強に役立つ分野という点も、バイトと勉強の両立という点で優れているなと感じました。
高校生にして、クルマという数十万円の支援をしなければならないアメリカにおいて、学業と労働とお小遣いのバランスに、各家庭の教育方針の違いが出て、面白いなと思いました。
ちなみに、その息子さんが手がけている通信教育は、日本で考案された「みんなやってるXX式」でおなじみのあの会社でした。世界に進出しているのですね。
改めて考えたい、お小遣いとアルバイトのこと
クルマとまではいかなくても、子どもが欲しいものにどこまで親が資金援助をするのかという点に関しては、日本においても、各家庭で様々だと思います。
欲しいものを何でも買い与えるというのも少し違うような気がしますし、逆に子どもがアルバイトばかりして、勉強などの他の大事なことをおろそかにしてもらっても困ります。
文化を問わず、いろいろな家庭のお小遣い事情を知ることで、自分の家庭のお小遣い制度の方向性を模索していけるような気がしました。
皆さんも改めて、お子さんのお小遣いやアルバイトについてじっくり考えてみるのはいかがでしょうか。

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