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ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)とは妊娠確率・副作用・効果・費用・注射の頻度まとめ

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不妊治療を始める際には、さまざまな不安があります。どんな治療をするの?本当に妊娠できるの?辛いものではない?
そんな不安を少しでも軽減できればと思います。
この記事は、最近、不妊治療で高い効果があがっているという、ゴナドトロピン療法(hMG-hCG)についてお伝えしたいと思います。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030011385
目次 そもそもhMG、hCGってなに?なにから作られるの?
ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)の効果・妊娠確率
ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)、副作用はあるの?どんなリスク?
ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)の療養対象
ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)の方法と費用
ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)頻度
hCGには代用薬がある!毎日注射できない方へ
まとめ

そもそもhMG、hCGってなに?なにから作られるの?

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)とは妊娠確率・副作用・効果・費用・注射の頻度まとめの画像1

■hMGとは?
ヒト閉経ゴナドトロピンのことです。
閉経前、脳下垂体からは、ゴナドトロピンの卵胞刺激ホルモン(FSH)・黄体形成ホルモン(LH)が出されます。この二つの働きにより、さらに性腺からエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが分泌され、妊娠に備えて子宮の内膜を厚くしたり、受精卵が着床しやすい状態にします。

更年期を迎えると、卵巣の働きが弱まり、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)の刺激を受けても、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの分泌量が減ります。その情報はフィードバックされ、脳の視床下部に伝わります。視床下部からは、ゴナドトロピン放出刺激ホルモンが出され、脳下垂体に、もっと多くのゴナドトロピンを出すよう指令がいくと言うわけです。

視床下部から「ゴナドトロピン放出刺激ホルモン」→脳下垂体から「ゴナドトロピン」→性腺から「エストロゲンやプロゲステロン」
→視床下部のように、ホルモン分泌は刺激し影響しあっています。

更年期は、脳下垂体から分泌されたゴナドトロピンが尿中に排出される量が、それまでより多くなります。このゴナドトロピンをヒト閉経ゴナドトロピンと言い、更年期女性の尿中から精製され作られます。

■hCGとは?
ヒト絨毛性ゴナドトロピンのことです。ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、受胎の直後から胎児の胎盤の一部で作られるものです。通常の女性の身体にはないホルモンです。妊娠し、胎盤が形成されて始めて作られるものなので、尿中のヒト絨毛性ゴナドトロピンの測定は、妊娠検査薬にも使われます。

hCGは、妊娠中の女性の尿から精製されて作られます。

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)の効果・妊娠確率

一般的に、ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)では、始めにhMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)の筋肉注射を数回、数日間にわたり行われたあと、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の注射を打つことになります。

hMGは、女性の卵巣を刺激する働きがあり、卵胞の成長を助けます。hCGは、卵胞を破裂される作用と黄体を形成する作用があります。

月経後、3~6日ほど経過したところで、hMGの注射を、頻回に行うことで、卵胞の成長を助けていきます。そして、卵胞が成長した頃を見計らい、hCGの注射を行うことで、卵胞が破裂されて、卵子が飛び出すのです。

このゴナドトロピン療法で排卵が起こる確率は、統計上クリニック、サイト情報によって異なりますが、60%~90%と言われています。ただし、排卵が起きたから妊娠するわけではありません。排卵後適切な時期の受精や、子宮内膜が肥厚し着床がうまくいかなければなりません。妊娠の確立は20~40%ほどと言われています。

ゴナドトロピン療法(hMG) 妊娠確率

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)、副作用はあるの?どんなリスク?

ゴナドトロピンの注射により、卵胞を刺激し排卵を誘発するわけですから、予想以上に卵子が多く排卵され、多胎妊娠の可能性があります。

hMG- hCG療法では、多胎率は21.1%と高く、そのうち双子は67.6%、三つ子が18.3%、四つ子以上が14.1%という報告があります。多胎妊娠では、妊娠合併症も心配です。妊娠中毒症が、約1/4ほど発生しているとされており、また、赤ちゃんの出生時体重の低下や、新生児・乳児死亡数の増加、出生後も赤ちゃんの後障害の増加が報告されているようです。

また、hCGの注射により、卵胞が過剰に刺激されたことにより、排卵後に卵巣が腫れて腹水が貯まるという症状が出ることがあります。これは、卵巣過剰刺激症候群といいます。卵巣過剰刺激症候群が起こった場合には、入院して治療することもあります

婦人科医療におけるインフォームド・コンセント

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)の療養対象

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)は、排卵障害があり、経口の排卵誘発剤を使用しても妊娠に結びつかない場合に適応であると言われています。排卵とは、卵巣で作られた卵子が、成熟し、卵管内へと出てくることです。排卵障害とは、何らかの原因で、うまく排卵がされないことを言います。

まず、排卵障害の中でも、排卵が時々なかったり、排卵の時期が遅れるなどして適切な時期に排卵がされなかったりという軽度の場合は、排卵誘発剤の使用により、妊娠に結びつくことがあります。

けれど、長期にわたって排卵がなかったり、排卵誘発剤の内服治療でも妊娠にいたらない時には、ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)が有効な選択肢のひとつとなります。

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)の方法と費用

hMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)は、卵巣の卵胞を刺激して活発にさせる作用があります。そこで、hMGを、月経開始後3~6日目から注射します。注射は筋肉注射で、頻度は毎日の場合や一日おきの場合など個人差はあります。おおかね、6~10日間ほど投与します。そして、卵胞の大きさを経腟超音波断層検査で確認し、成長して16~20mmになったときに、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を注射します。すると、36~48時間後に排卵が起こります。

このゴナドトロピン療法(hMG-hCG)では、保険診療ができます。ですから、実際にかかる費用の3割負担となります。治療費は1回数千円といったところでしょうか。医療機関によっても異なるため、各クリニックに問い合わせてみましょう

ただし、超音波断層検査については、排卵誘発1周期で3回までが保険診療の対象となっており、それ以上は保険診療の対象外ですので、卵胞の成長を毎日超音波で確認するというわけにはいきません。

hcgで不妊治療 排卵誘発・注射

ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)頻度

頻度としては、1回の排卵誘発に際し、hMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)を6日~10日間投与し、hcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の注射を1回します。hMGの注射は、一日に1~3回、毎日であったり、一日おきの場合など個人差はあります。

hCGには代用薬がある!毎日注射できない方へ

hCGの代わりに点鼻薬で排卵を促すことがあります。GnRHアゴニストというものです。この点鼻薬は脳の視床下部から脳下垂体に、ゴナドトロピン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)を分泌するように刺激するホルモンと、同じ作用を持っています。

視床下部のGnRHから刺激を受けて、脳下垂体はFSH(卵胞刺激ホルモン) と LH(黄体形成ホルモン)を分泌し、またそれにより、卵巣からエストロゲンやプロゲステロンが分泌されて、卵胞の成長を助けたり、子宮内膜を肥厚させて、受精卵が着床する準備を整えたりするので、GnRHは、非常に重要なホルモンであるといえます。

しかしこの点鼻薬は、短期的に使用すればゴナドトロピン(LHとFSH)の分泌を助けるのですが、長期的に使用すると、卵巣ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌を抑制します。

hCGの代わりに使う場合は、排卵直前に点鼻薬を短期的に使用することで、ゴナドトロピン(LHとFSH)の急激な上昇が見られるようになります。この現象をフレアーアップといい、これによって排卵が促されるわけです。

卵巣に直接作用する、ヒト閉経ゴナドトロピン(hCG)ではありませんが、その一つ前のホルモン(GnRH)と同じ作用をもつものを点鼻薬として用いることで、本来、その女性が持っている脳下垂体から分泌されるゴナドトロピンの量を増やして、結果的にはhCGと、同じ効果が得られるというわけです。

まとめ

ゴナドトロピン療法は、不妊治療の方法のひとつとして、かなり有効な治療方法と言えるでしょう。ですが、ホルモン療法であり、副作用が出る可能性も考えなければなりません。また、不妊の原因によっては、対象とならない場合もあることでしょう。副作用、他の選択肢、経済的負担も含めて、医療機関で医師から十分な説明を受けた上で、納得して治療を受けていけると良いでしょう。

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この記事を書いた人

もりりん

毎日、わくわくしながら、笑って楽しく過ごしたいですね...

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