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【不妊治療】体外受精とは?方法・費用・リスク・注意点まとめ

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体外受精(IVF=In Vitro Fertilization)とは不妊治療の1つです。現在体外受精は日々進歩し、妊娠率も向上しています。しかし人工授精に比べて費用もかかり、リスクや不安もともない不明点も多く、チャレンジするのを躊躇してしまうのは当然の事ですね。このページでは体外受精についてまとめました。少しでも皆様のご参考となれますように!

目次 体外受精とはどんな治療?
どんなひとが体外受精を受けるの?
体外受精の治療方法の流れは?
体外受精のリスクは?
体外受精の費用はどのくらい?
体外受精をする上での注意点は?
赤ちゃんを授かることができる方法のひとつ

体外受精とはどんな治療?

体外受精とは、不妊治療の1つで、子宮内から取り出した卵子を体外で受精させ、その受精卵を培養した後、受精・分割した卵(胚)を子宮に移植し、着床を促すという治療方法です。医学用語ではIVF-ET(In Vitro Fertilization - Embryo Transfer)と呼ばれています。体外受精は人工授精やタイミング法からのステップアップした治療法で、自力での受精が困難な方に向いています。

日本産科婦人科学会によれば、2012年には日本国内の医療機関で326,000回の体外受精が行われ、約4万人の赤ちゃんが体外受精により誕生しました。年間の全出生数で見れば27人に1人の割合です。体外受精で生まれる子どもの数は年々増えており、不妊症に悩む人を助ける手段として定着しています。

体外受精は誰でも受けられるというわけではなく、人工授精でも妊娠が難しく、「これ以外の医療行為によっては妊娠の見込みがないと判断される」場合が対象となります。また、女性・男性どちらかに、あるいは両方に卵子や精子の機能的な障害がある場合も、体外受精が認められます。

どんなひとが体外受精を受けるの?

不妊治療の対象となる、男女の機能的な障害としては、以下のようなものがあります。

■女性側の障害
・卵管が詰まっているか、癒着している
・卵管が閉塞している
・お腹の中に癒着や炎症、その他の異常のある
・子宮内膜症で卵子を卵管に運ぶ機能が損傷している
・高齢で卵子の老化が進み、妊娠の可能性が低い
・抗精子抗体があり、精子を受けつけない(精子が卵子にたどり着くのを妨害する抗体がある)

■男性側の障害
・乏精子症や精子無力症で精子が機能しない
・精子の数が少ない、奇形が多い
・元気な精子が出ない

■その他
・原因不明の原因で、長年赤ちゃんが出来ないという方。
現在の不妊治療の中で、はっきりと原因がわからない不妊症の約90%は、体外受精などの高度生殖医療が必要であるともいわれています。

最近では、晩婚化が進み出産年齢も一昔前と比べると高くなっています。自然の妊娠でも年齢が高くなるに伴い妊娠率は低くなります。そしてそれは、体外受精でも同じ事が言えます。

体外受精の治療方法の流れは?

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体外受精の流れを紹介します。

1.卵巣刺激(排卵誘発)
妊娠の確率を上げるために必要な最初のステップです。より多くの卵子を十分に成熟させて採卵するため、ホルモン薬(飲み薬と注射)で排卵をコントロールしながら行います。ホルモン薬の種類や投与方法などによって様々な方法があり、個々の卵巣の状態や患者さんの希望に合わせて決定していきます。

2.採卵・採精
成熟した卵子を排卵日の直前に体外に取り出します。この採卵と同じ日に採精も行い、受精の準備を整えます。

3.受精
採卵した卵子を培養液の中で確認し、採精した精子は運動性の高い精子のみを取り出し、卵子と精子を一緒にして受精させます。体外受精での受精方法には、シャーレ上で卵子と精子を出合わせる方法と、顕微鏡下で、細いガラス管を用いて精子を卵子に注入し受精させる方法の2通りがあります。

4.胚培養
各受精法で得られた受精卵は、専用の培養液で培養します。受精卵は、細胞分裂を開始すると「胚」と呼ばれます。通常移植されるのは、受精してから2〜3日後、もしくは5日目になります。

5.胚移植
原則1個の胚を、子宮内に移植します。胚移植にはいくつかの方法があり、胚の質や患者様のご希望・ご都合に合わせて選択します

6.数回に渡って、黄体ホルモンの補充
着床率を高めるために黄体補充療法を行います。

7.妊娠判定
胚移植から約2週間後に尿判定を行います。

体外受精のリスクは?

体外受精の代表的なリスクは以下のとおりです。

1.卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
薬や注射の効き方には個人差があり、反応が強すぎた場合に過剰な数の卵胞が発育して卵巣過剰刺激症候群になる場合があります。卵巣腫大、腹水や胸水の貯留などが起こり、重症時には血栓症、呼吸困難などの症状が出てきます。

2.腹腔内出血、膀胱出血
採卵時に起こる可能性のあるリスクです。採卵は超音波下で慎重に卵胞穿刺が行われますが、ごくまれに腹腔内出血、膀胱出血を引き起こすことがあります。

3.感染
ごくまれに、採卵時に腟内の細菌が腹腔内に入ることで、骨盤内感染症と思われる発熱や腹痛などの症状が起こることがあります。

4.双子(多胎)の可能性が増える

5.ごくまれに、キメラの可能性がある

※先天性奇形の発生は、自然妊娠と比べ、ほとんど差がないと言われています。

体外受精の費用はどのくらい?

体外受精は保険が適用されないため、全てが実費支払いとなります。

体外受精の流れで説明した排卵や採卵、胚移植でどの方法を選ぶかでも変わりますが、約10~100万円の費用がかかります。大きな金額になるので事前に費用についても確認しておくのが良いですね。また、1回の体外受精で成功する場合と、複数回体外受精を行う場合でも金額は大きく違ってきます。夫婦でよく相談し、選んだ病院やクリニックの医師ともしっかり計画を立てる事をおすすめします。

また、特定不妊治療費助成制度により、指定の医療機関で体外受精・顕微授精など不妊治療にかかった費用の一部に助成金が支給されます。

体外受精をする上での注意点は?

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胚移植後の過ごし方について、注意点をいくつか紹介します。

1.移植当日の入浴や水泳
体外受精の胚移植時に膣内を傷つけている可能性があります。その場合にプールやお湯や水に浸かると感染症になる恐れがあるので、胚移植当日はシャワーにしたほうが安心です。

2.タンポンを使用しない
膣内が傷ついている可能性を考えてタンポンの使用も控えたほうが無難です。タンポンを使い続けると雑菌が繁殖しやすく感染症の恐れがあるので、ナプキンを使うようにしてください。

3.夫婦生活
移植後2~3日は控えましょう。また、精液にプロスタグランジンという物質が含まれていて、それが子宮を収縮させる働きがあるため、避妊を忘れないようにしてくださいね。

4.過度な運動
いつもやっているようなジョギングやストレッチなど適度な運動であれば問題ありませんが、体を酷使するような運動は判定日までやめましょう。適度に体を動かすことは体内の血行がよくなり、健康を保ちますし、リラックス効果にもおすすめです。

5.自転車での長距離移動
自転車漕ぐことによって発生する振動が、子宮収縮を引き起こす可能性があるといわれています。できるだけ長い時間自転車に乗るのは控えた方が安心です。

6.アルコールとタバコ
タバコを吸うことで血管が細くなると、子宮にも十分な栄養が送れなくなってしまいます。妊娠後のことを考えても、妊活中に禁煙をおすすめします。過度な飲酒はホルモンバランスを崩しかねません。適量の飲酒であれば、それが原因で流産すると言ったことはありませんが、深酒は母体にも、胎児にも悪影響が出ますのでやめるべきです。

7.レントゲン撮影
レントゲンの放射線レベルは、特に問題ないとされていますが、不用意なレントゲン撮影は避けた方がよいとされています。どうしてもレントゲン撮影をする場合は、医師に妊娠の可能性があることを伝えるようにしましょう。

8.ストレスをためない
精神的ストレスも妊娠に大きな影響を与えるため、胚移植後は、基本的にいつも通りの生活を心がけて、神経質にならずにリラックスして穏やかな気持ちで過ごしましょう。

9.身体を冷やさない
身体を冷やさないような行動を控え、服装は寒くならないようにましょう。

赤ちゃんを授かることができる方法のひとつ

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体外受精は、人工授精からステップアップした不妊治療ともいわれています。人工授精と比べて受精の確率が高くなる分、妊娠する確率が高くなります。気になるリスク面においても、障害のある子どもが生まれる確率が、自然妊娠の場合とほとんど変わらないといわれている点などは、安心できますね。

不妊に悩む方にとって体外受精は、子どもを授かるためにとても重要なものです。不妊の苦労が「妊娠・出産の喜び」となって返ってくると信じて、頑張ってくださいね

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この記事を書いた人

mamiru

現在、初めての子を妊娠中のプレママです*

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