出産後は24時間子どもと共に過ごす毎日が始まります。子どものためにと、子守歌や童謡を聞き続けていたら何ともいえない物足りなさを感じる時期がありました。ふと気付くと、自分の好きな曲を一切聞くこともなく一生懸命育児に家事にと奮闘していたのです。
童謡ばかりの毎日の中、久々に気晴らしに聞いた別ジャンルの音楽はとても新鮮でした!ここ数年の間、妊娠・出産・育児で多忙だったママにも新鮮な気持ちになって頂ければと思い、家事・育児の各シーンに合う!と私が思うJ-POP(2014~2016年リリースまたはブレイク)を選曲してみました。
【SUN/星野源】
朝いかに家事をこなすかでその後の予定が左右されるほど、朝の時間は貴重です。それでも「どうもやる気がでない」という日も多々ありますよね。そんな朝、私は決まって星野源さんの「SUN」という曲を聞きます。
特に洗った洗濯物を干している時は最高です。夜から朝に変わり、カラッと晴れた空・・・!そんな時この曲を聴いていると、洗濯物がさらに乾きそうな気分になります。「今日は買い出し?それとも子どもと公園に行く?あ、あれをやり忘れていた!」とやることで頭が一杯になりがちで気が滅入ってしまいそうな朝ですが、全てが思い通りになるような一日を自分で作ってやる、そう決意したくなります。
【さぁ/SURFACE】
発売は1998年とずいぶん前ですが、キングオブコント2015で優勝したお笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズがネタで使用した事で再ブレイク!歌詞は切ないのですが、朝イチに聞くと「さぁ、家事やっちゃおう!」という気になります。
・「冷蔵庫開けりゃ 何もありゃしないや」→そうだスーパーに買い出しに行こう
・「湿っぽい布団じゃ 眠れやしないや」→布団干そうか・・・
など、“主婦の朝”という視点でみてみるとリンクする部分も実は多い曲です。「家事を一人でこなさなきゃ」という気持ちを曲自体が飲みこんでくれながらも、「さぁ!」とやる気を出させてくれるはずです。
【大丈夫/wacci】
毎日育児をしていると「本当にもう嫌!」と泣きたくなる事だってあります。イライラが止まらなかったり、身体も心もボロボロでもうどうしようもないな・・・という時、理想の育児と現実の自分が届かなくて悩んだ時など、そんなシーンにぴったりだ!と思ったのがwacciの「大丈夫」という曲です。
2015年7月放送のドラマ「37.5℃の涙」の主題歌で耳にした、という方も多いのではないでしょうか?かくいう私のその一人ではありますが、この曲は聞いても泣けるし、歌詞を読んだだけでも泣けます・・・。心が弱っているときは、是非じっくり歌詞を読んで思いっきり泣き、デトックスしてください。
【這い上がれMY WAY/阿部真央】
育児辛いな、やっぱり私は仕事をしていたほうがよかったのかな、どうしてみんなは上手に育児ができるのかな。周りと比べて落ち込んでいるときに「ハッ」とさせられる曲です。「生まれてきた意味をくれた君を連れて 高く 高く 這い上がれ MY WAY」という歌詞を読んで気になって調べてみると、この曲をを発表した時期に阿部さんは第一子を出産!つまり同じママの立場として書いた曲ではないかと思います。そう思って聞いてみるととても共感できると共に、抱えていたツライ気分が吹っ飛びます。