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公開 2016年01月29日  

家では手のかかる子が、なぜ園や学校では別人なの?子どもにも「オン」「オフ」がある!

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家ではわりと手のかかる子が、保育園や幼稚園、学校ではしっかりと行動している様子を先生から聞き、親が拍子抜けすることがあります。このように子どもは、外ではきちんとできることがどうして家ではできないのでしょうか?我が家の経験談とともに、その理由についてみていきましょう。


ウルトラマイペースでよく泣く我が子、みんなについていけてる?

我が家の次男坊は現在小5。赤ちゃんの頃はわりとおとなしい子だったのですが、1歳を過ぎてからぐずりん坊に。2歳差の弟が生まれてからは、そのぐずりん坊ぶりにさらに拍車がかかりました。

どこまでもマイペースで我が道を行くうえに、気に食わないことがあるとすぐ泣く…。そんな彼は年少クラスから保育園に入ったのですが、園生活を順調に送れるのかなあ?と私は心配したものです。

入園してしばらくの間も、登園時の別れ際、泣き方がものすごくて先生に抱きかかえられて教室に入っていく感じでした。

家での姿と正反対!?外での様子に拍子抜け

保育園では、保護者会のほかにも個人面談などで、我が子の園での様子を保育士さんに直接伺うことができます。

入園してしばらく経った時、個人面談で担任の保育士さんに「保育園でもよく泣いていませんか?」と尋ねると、「泣くことはほとんどないですね。コツコツと活動にも遊びにも取り組んでいますよ」とのお答え。

「家ではよくかんしゃくを起こすんですが、園ではどうですか?」「それもないですねー。おとなしいので自分からお友だちに働きかけていくタイプではないけれど、お友だちと仲良く遊んでトラブルのもとになることもありませんよ」。

園での次男坊は、なんだか家での様子とかなり違うようです。こちらとしてはホッとするというか拍子抜けするというか…しかし、どうしてそんなに違うのか?私はそのわけが気になりました。

子どもにも「オン」と「オフ」がある

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家と外で、どうしてこんなに子どもの様子が違うのか?そんな私の疑問に、保育士さんはこう答えてくださいました。「子どもって、園ではそれなりに緊張して過ごしているけれど、家に帰ると緊張も緩むし、甘えも出るんですよね。それだけ家がリラックスできる場所になっているということですよ」。

子どもにも「オン」と「オフ」がある。考えてみれば当たり前ですが、私は普段あまり意識することがなかったので、あらためて考えるきっかけになりました。

そんな次男坊は、小学校に入ってからも、家では兄弟に対して短気なところがあります。ですが、学校での様子を先生に伺うと、温厚に落ち着いて過ごしているとのこと。この時も私は、保育園での「オン」と「オフ」の話を思い出して、クスッと笑ってしまったものでした。

活動に一連の流れを作ってあげると、行動もスムーズに

子どもを見ていて、外ではできることがなんで家ではできないんだろう?と思ってしまうこともあります。代表的なのが「お片づけ」です。

園生活の中では、遊びの後に片づけ、お弁当や給食の準備といったように、一連の活動の中にお片づけが組み込まれていて、みんなで一緒にやるので取り組みやすいようです。幼児期後半~小学生低学年の頃は、子どもも自分でできること、そして自分でやらなければいけないことも増えていきますが、まだ大人が手をかして、子どもが取り組みやすい流れを作ってあげることも必要なようです。

ママだって人間ですから、家の中での子どものマイペースぶりや、ダラダラした様子にイライラすることもあるかもしれません。でも、もしかしたらお子さんの「オン」と「オフ」が切り替わっているだけで、外では頑張っているかもしれませんよ!

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