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公開 2016年01月02日  

赤ちゃんの冬服はどう選ぶ?冬用肌着の種類と着せ方のコツ

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寒い寒い冬。大人でも寒いのに、赤ちゃんは大丈夫?どんな服を着せてあげたらいいんだろう・・・と悩んでいるあなたのために、赤ちゃんの冬服について、徹底的に調査しましたのでご紹介いたします。


目次 赤ちゃんの肌はとても敏感
肌着は種類が豊富!
お家の中で着る肌着の選び方
お家の外で着る肌着の選び方
おしゃれな肌着で楽しく冬を乗り切ろう!
まとめ

赤ちゃんの肌はとても敏感

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よく赤ちゃんの肌はつるんつるんの卵肌といいますが、実際はとっても荒れやすく繊細。赤ちゃんニキビなど赤ちゃんの肌のトラブルは絶えないものです。というのも、赤ちゃんの皮膚は大人とくらべ半分の厚さしかなく、ちょっと刺激を加えるだけですぐに荒れてしまいます。
また、皮膚を保護する役目のある皮脂の分泌も生後2ヶ月をすぎる頃には大人の約3分の1にまで減少し、肌が傷つきやすく、乾燥しやすい状態になってしまいます。
さらに、汗腺の数は大人と同じで、代謝もとても活発なため、汗をいっぱいかきやすく、お肌がとても汚れやすく、おむつかぶれやあせもなどの原因になってしまいます。かといって、汗をかくたびに濡れたタオルなので拭ってそのままにしておくと皮膚表面を守っている皮脂膜がはがれてしまい、水分が蒸発しやすくなり、肌が乾燥してしまいます。ただ拭き取るだけではなく拭き取った後のスキンケアも忘れないようにしましょう。
また、冬には室内と屋外の温度差が激しいために、寒いからといって厚着をさせてしまうと赤ちゃんも汗をいっぱいかいてしまいます。お母さんは室内と屋外で多少脱ぎ着をさせる事ができるようなお洋服を選んであげると良いでしょう

肌着は種類が豊富!

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冬服を選ぶうえで一番重要になってくるのが、肌に直接あたる肌着。とても敏感な赤ちゃんの肌にあたっても安心なもの、季節、地域の温度などに見合ったものを選んであげましょう。

■短肌着(たんはだぎ)
腰丈のもので汗を吸い取る役目をし、綿素材ものもが多く、アトピー肌の赤ちゃんにはオーガニックコットンのものがおすすめ。内側に1本、外側に1、2本の紐で打ち合わせをするものが一般的で、上には丈の長い肌着や、ウエアを重ね着する。

■長肌着(ながはだぎ)
足首ほどまでの丈の肌着。新生児などあまり動きが少ない時期に着せるとスカート型になっているためおむつ替えなどが便利ですが、冬服など上に着せる時にごわついてしまうのが難点。短肌着と同じく綿製がほとんど。

■コンビ肌着
長肌着と同様に丈が長いが、待たした部分をスナップてとめる事ができ、足の動きが激しくなった赤ちゃんもきることができます。ウエアを上に着せると少しかさばりますが、スナップできちんと止まってるのではだけにくく、冬服を上に着用することもできます。綿製がほとんどで、吸水性に富んでいる。

■ボディ肌着
股の部分をスナップ留めするタイプ。上がTシャツのようになっていて股下がすっきりしているため、冬服などの厚着をする際にもすっきりと重ね着する事ができる。綿製のものが多いが、中には合繊を使っているものもあるので選ぶ時はお子さんの肌にあったものを選びましょう。また、短肌着などよりも若干厚いものが多いのも特徴。

■ショートオール
オーバーオール状になっている肌着で、股下がスナップあきになっているのが特徴。股ぐりがすっきりとしているので、足が分かれるウェアのインナーとして使ってもいいでしょう。

以上が肌着の基本的な種類ですが、冬の重ね着をする際には「汗を吸い取るための短肌着」+「温度調節の肌着」+「ウェア」が一般的です。

お家の中で着る肌着の選び方

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冬期の部屋の温度はとてもあったかく、外にお出かけしたままの格好でいると赤ちゃんも汗をかきすぎ、あせもなどの原因になってしまいます。暖房のついているお部屋の中ではあまり厚着をさせないように心がけましょう。

室内では短肌着の上に長肌着(もしくはコンビ肌着)を着せ、その上にあまり厚すぎないウエアを着せてあげ、なるべくこまめに赤ちゃんの汗のチェックをしてあげましょう。背中に手を入れ、じんわりと汗を感じるようでしたら暑すぎ、ほっぺたがひんやりと冷たく肌が少し白っぽいようでしたら寒すぎです。短肌着の上の肌着の生地にはあまり厚すぎない天竺もしくはフライスがいいでしょう。
赤ちゃんが寝ているようでしたら、厚い掛け布団一枚ではなく、軽い掛け布団を何枚か重ねてあげると、赤ちゃんをおこす事なく温度調節してあげる事ができます。

室内では靴下やタイツは特に必要はありませんが、履かせてあげたい場合は短めの靴下を履かせてあげ、汗をかいたら肌着とともに着替えさせてあげましょう。また、着替えさせて際には汗をきちんと拭い取り、きちんと保湿をおこないましょう。

お家の外で着る肌着の選び方

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お出かけの際はかならず、室内よりも少し厚着にしてあげ、防寒グッズも忘れないようにしましょう。特に長時間でかける際は、温度調節ができるようにしておいてあげると良いでしょう。肌着も何枚かかえを持っていてあげておくと汗をかいた時や汚してしまった時にすぐかえてあげられます。

肌寒い日には短肌着にコンビ肌着その上にウエアを着せてあげ、冷え込んできたら上に着せ上げるアウターを用意しておきましょう。また、タイツや靴下なども少し厚めのものを選んでおいてあげ、足下が冷えないようにしておくことも大切です。
コンビ肌着の生地には少し厚めのスムース、パイルを選んであげましょう。通気性には少し欠けますが、その分保温効果があり、吸水性もあるので汗っかきの赤ちゃんにはちょうどよく、ウエアを変える事なく温度の調節ができます。

風邪が強い日などにはミトンやハットもつけてあげ、ベビーカーのブランケットも少し厚手のものを持っていきましょう。

おしゃれな肌着で楽しく冬を乗り切ろう!

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大人がインナーにこだわるように赤ちゃんの肌着もおしゃれなものを選んであげたいものですね。最近では赤ちゃんの肌着にもプリント柄がついたものやカラフルなものが増えてきています。特にコンビ肌着はデザインが充実していていて、海外ブランド品などのおしゃれなものがたくさん増えています。デザイン肌着は赤ちゃん用品店などで買いそろえる事もできますが、忙しいお母さんにはネットショッピングなどもおすすめです。
また、肌着だけではなく、アウターや防寒グッズもおしゃれなものがあり、モフモフのウサギ耳付き帽子やカバーオールなどお母さんも選んでいるだけでほんわかするものばかりでつい冬服を買いすぎてしまうかもしれません。

ただでさえ大変な赤ちゃんのお世話。汗をかいたり、汚してしまったりと着替えが多い冬の厚着の時期にはお母さんもさらに大変ですが、赤ちゃんとファッションショーをしている気分で楽しく冬を乗り切っていきましょう。

まとめ

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できれば快適に過ごしてほしい赤ちゃんにとってはじめての冬。毎日の気温の変動に何を着せていいのか迷ってしまいがちですが、肌着の種類、素材をきっちりと理解し、その日その日に似合ったものを選んであげましょう。
また、アウターや防寒グッズもそろえてあげておく事によって、予想外の冷え込みや室内外の気温差に対処する事ができます。お母さんは自分の体感温度や天気予報を気にするのではなく、赤ちゃんの実際の体温や汗の具合をこまめにチェックし、赤ちゃんが心地よい温度に保てるようにしてあげましょう。

寒く乾燥する冬は赤ちゃんも風邪を引きやすくなる時期でもあります。きっちりと防寒対策をして健康に楽しく冬を乗り切りましょう。

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