1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. >
  6. 子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめ

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめ

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめのタイトル画像

「子宮筋腫」って知っていますか?子宮は女性にとって大事な役割を果たしてくれる体の一部。もし自分の子宮に「子宮筋腫」があるといわれたら…怖い病気なの?手術しなきゃいけないの?ここでは、「子宮筋腫」の原因から症状など手術について、詳しく説明していきます。

目次 子宮筋腫とは?
子宮筋腫になる原因
子宮筋腫の症状
子宮筋腫は手術しないといけないの?考えられるリスクは?
子宮筋腫、手術の流れ
子宮筋腫の手術の費用は?保険適用はあるの?
まとめ

子宮筋腫とは?

■子宮筋腫について
「子宮筋腫」というのは、結果的に言うと子宮壁にできる腫瘍のことです。腫瘍と言われると「癌なの?」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。ですが、子宮筋腫は癌ではありません。そのほとんどが良性の腫瘍で非常に頻度が高く、成人女性の4~5人に1人という割合で見つかるとも言われています。

実際には、自覚症状があまりないため子宮筋腫に気づかないまま過ごしている方が多く、妊娠や健診を機に筋腫があることに気付く方の少なくはありません。なので、いつ自分の身に起こってもおかしくない身近な病気のひとつです。

直接命にかかわるものではありませんが、ごくまれに「子宮肉腫」といった悪性の腫瘍になる場合もあるので定期的な検診が必要になってきます。次に「子宮筋腫」の種類について説明していきましょう。

参照:琴似産婦人科クリニック

■子宮筋腫の種類
「子宮筋腫」の種類には、腫瘍がどの位置にあるか、どの方向に育っていくかでこの3種類に分けられます。

<筋層内子宮筋腫> (きんそうないしきゅうきんしゅ)
子宮壁を構成する平滑筋という筋層内にできる筋腫のことをいいます。この中で一番多いのがこの筋層内子宮筋腫です。(全体の約7割と言われています。)大きさはさまざまで、豆粒くらいの大きさから鶏卵くらいのものもあります。一個の場合もあれば、複数見つかるケースもあります。

大きさが大きくなるほど症状が出やすく、月経の経血が増えたり生理痛が酷くなるなど月経困難症を引き起こすことがあります。また、下腹部を触るとしこりがわかることもあります。発症した場所や大きさによっては、流産や不妊に繋がる場合もあります。


<漿膜下子宮筋腫> (しょうまくかしきゅうきんしゅ)
子宮の内側を覆っている漿膜(しょうまく)という膜の下にできる筋腫のことをいいます。全体の約2割がこの漿膜下子宮筋腫だと言われています。他の筋腫と違い、自覚症状がほとんどないため、かなり大きくなるまで気づかないことも少なくありません。筋腫が大きくなると、膀胱や腸などを圧迫し、頻尿や便秘を起こすことがあります。また子宮の外側に向かって大きくなっていくので、子宮から突き出てしまうケースがあります。


<粘膜下子宮筋腫> (ねんまくかしきゅうきんしゅ)
子宮の内側を覆う粘膜の下にできる筋腫のことをいいます。子宮筋腫の中でも、1割程度と割合は少ないですが、症状がもっとも重いのが粘膜下子宮筋腫です。

子宮の内側に向かって大きくいきます。また出血などの症状が起こりやすく月経がだらだら続いたり、月経過多に伴う貧血など月経困難症がもっとも現れやすいといわれています。なかでも粘膜下子宮筋腫は子宮内腔に突き出てくるため、受精卵が着床しにくくなるなど不妊の原因になるケースもあり、手術が必要になることが多い筋腫です。

子宮筋腫になる原因

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめの画像2

では、「子宮筋腫になる原因は何なのか。」残念ながら今のところはっきりとした原因は明らかにされておりません。ですが、いくつかの考えられる原因がありますので、順に紹介していきます。

■女性ホルモンとの関係
初経が始まる前の女児には発症しないこと、閉経後には発症しない上に筋腫が小さくなっていくことがわかっており、「エストロゲン」という女性ホルモンが子宮筋腫の成長に関係しているのではないかと考えられています。またエストロゲンは妊娠すると分泌される量が増えるので妊娠中に大きくなる場合があるとも言われています。

■ストレスが原因
子宮筋腫の成長には女性ホルモンとの関係が大きいことから、生活習慣の乱れや精神的な「ストレス」が原因の一つであると考えられています。

■生まれたときから筋腫の芽がある
女性には、生まれた時から筋腫になる芽が子宮内に誰にでも存在するともいわれており、その芽が何らかの形で大きくなり子宮筋腫になるともいわれております。

■食生活の欧米化
近年、子宮筋腫になる人の割合が増えつつあります。その原因の1つとして「女性が初潮を迎える年齢が早まったこと」があげられています。日本人の食生活の欧米化が影響しているのではないかと言われており、食生活による栄養バランスの関係が子宮筋腫を起こす原因とも考えられています。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめの画像3

子宮筋腫の症状として多くは無症状で自覚症状があまりないと言われています。その中で自覚症状がある症状として一番多いのが「月経期間が長くなる」「生理痛が重くなる」などの月経の変化です。この症状により中には寝込んでしまうくらい酷い生理痛を起こしたり、「出血量が多くなる」など子宮筋腫による貧血を引き起こすこともあります。

酷い時には、筋腫が膣の中まで下がってきて不正出血を起こすこともあります。これを「筋腫分娩」といい、筋腫が大きくなりすぎて子宮の外に飛び出してしまう症状です。まためまい、立ちくらみ、息切れなどの症状がみられ疲れやすいと感じるようになります。

子宮筋腫が大きくなることによって周りの臓器が圧迫されて起こる症状もみられます。まず、子宮に一番近い膀胱が圧迫されることで頻尿になり、膀胱炎を起こしやすくなります。さらに筋腫が大きくなると大腸が圧迫され便秘の原因にもなります。また骨盤の神経が圧迫されることにより腰痛を引き起こすことがあります。

体に感じる症状だけでなく、触ってわかるのが「下腹部のしこり」です。筋腫が大きくなるとお腹を触っただけで筋腫ができていることがわかります。

子宮筋腫は、不妊症、流産、早産の原因になるとも言われています。その理由として筋腫があることによって子宮内膜への血流が悪くなり、内膜の形が変形してしまうことがあげられます。

子宮筋腫は手術しないといけないの?考えられるリスクは?

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめの画像4

子宮筋腫は必ずしも手術をしなければならないわけではありません。手術が必要になる理由としては、不妊症になってしまうことや妊娠したときに流産や早産などを起こす確率が高くなってしまうことがあげられますが、どのような場合に手術が必要になるのでしょうか。

主に大きさによって手術が必要か、必要でないかが判断されます。筋腫が小さい場合には基本的に問題ないため経過観察となります。筋腫がこぶし大くらいの大きさに(10cm以上)なってしまった段階では、筋腫のタイプによって手術が必要になってくるケースがあります。ですが基本的には腫瘍が悪性でなく日常生活に何の負担もかからない場合は基本的に手術の必要はありません。妊娠を望んでいる方であまりにも筋腫が大きくなり妊娠が不可能になった場合は切除しなければなりません。

また子宮筋腫が大きくなることにより生理の時に大きな影響(大量出血、酷い生理痛など)を与えている場合、筋腫が小さくても手術を受ける必要があります。それは大量出血による重い貧血、鉄分不足を繰り返してしまうからです。このようなケースで日常生活に支障をきたすくらい症状が重い場合には医師により「子宮全摘出」を進められる場合があります。

リスクとして、全摘出手術をすることによって症状はなくなりますが子宮をとってしまうので妊娠・出産ができなくなります。もちろん妊娠を希望している人は筋腫のみを切除する手術を受けることも可能です。しかしその際は数年後にまた筋腫が再発する可能性が十分に考えられることを認識しておく必要があります。

子宮筋腫、手術の流れ

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめの画像5

子宮筋腫の手術の方法は現在の医療の進化により種類は増えつつありますがおもにこの3つの方法で行われます。
■子宮筋腫核手術
筋腫のみを摘出すること
によって子宮の正常な組織を残すことができます。摘出後妊娠を希望する場合には筋腫の種類、大きさ、位置などによって可能であればこの方法で手術を行います。

<方法>
開腹手術…腹部を大きく8cm~10cm切開してから筋腫のみを摘出します。お腹全体を観察できることができるので筋腫の状態を詳しくすることができ、確実に安全に摘出することができますが、お腹に大きな傷ができ患者さんの身体的負担が重いことが短所としてあげられます。

腹腔鏡手術…腹部に小さな穴を数ヶ所開け、お腹の中を炭酸ガスで膨らませた状態で一つの穴から腹腔鏡を挿入し、中の様子をモニター画面に大きく映し、別の穴からは器具を挿入し、筋腫のみを摘出します。開腹手術と同様、子宮内の様子を詳しく観察できるうえに、傷が小さいため術後の回復も早く痛みも少ないので人気の手術法です。

子宮鏡手術…子宮口から手術器具を挿入し、筋腫のみを摘出します。お腹を切らない手術なので傷もなく痛みもほとんどなく、回復も早いです。

■ 子宮全摘出手術
子宮すべてを摘出します。方法としてはこの3つがあります。
<方法>
開腹手術…腹部を大きく8cm~10cm切開して子宮を摘出します。確実に安全に摘出することができますが、お腹に大きな傷ができ患者さんの身体的負担が重いことが短所としてあげられます。

腹腔鏡手術…腹部に小さな穴を数ヶ所開け、お腹の中を炭酸ガスで膨らませた状態で一つの穴から腹腔鏡を挿入し、中の様子をモニター画面に大きく映し、別の穴からは器具を挿入し、子宮を摘出します。

膣式手術…膣から子宮を目視できる部分まで引き出し摘出します。こちらもお腹を切らない手術なので傷もなく痛みもほとんどなく、回復も早いです。短所として手術の時に見える範囲が狭いため、筋腫以外の異常に対応できないことがあげられます。

■悲観血的手術

子宮動脈塞栓(UAE)…足の付け根の動脈からカテーテルという管を子宮動脈まで通してゼリー状のようなものを流し込み筋腫へ血液を送らないように壁を作り、子宮筋腫への栄養を絶つという手術です。

集束超音波(FUS)…うつぶせになった状態でMRIの中に入り、筋腫に向け超音波が照射され筋腫を焼却するという手術です。超音波を当てるだけの手術なので副作用もなく日帰り可能な手術になりますが、最高で80万円と高額な費用がかかってきます。

この2つは傷もなく痛みも少ないですが、子宮・筋腫そのものを摘出していないので再発する可能性もあります。また子宮機能が低下することにより妊娠ができなくなります。

子宮筋腫の手術の費用は?保険適用はあるの?

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめの画像6

子宮筋腫の手術を行うにあたって、当然手術費もかかってきます。子宮筋腫の種類や手術の方法によって手術費用は大きく違ってきます。平均的な費用を比較してみましょう。(病院により費用が異なるためあくまでも標準的な目安となっております。)

<子宮筋腫核手術の場合>
開腹手術…費用15万~20万、入院期間1~2週間前後
腹腔鏡手術…費用20万、入院期間1週間前後
子宮鏡手術…費用8万~10万、1~3日程度

<子宮全摘出手術の場合>
開腹手術…費用20万~25万、入院期間1~2週間
腹腔鏡手術…費用20万~25万、入院期間1週間前後
膣式手術…費用20万、入院期間1週間前後

<悲観血的手術の場合>
子宮動脈塞栓(UAE)…費用40万~60万、入院期間3~4日程度
集束超音波(FUS)…費用50万~80万、入院期間日帰り

比較してみると、平均で20万円くらい費用がかかってくることがわかります。これだけみるとかなり高いと感じる方が多いかと思います。しかし、子宮筋腫の手術には保険が適応されるので「高額医療費制度」を利用して入院、手術にかかる費用をがくんと抑えることが可能です。ただ保険が適応されない手術もあります。それは上に紹介した悲観血的手術です。だいたい40万~60万円の自己負担がかかってくると考えておきましょう。

誰にでも起こり得る病気なので、もし筋腫が見つかってしまった時のことを考えて子宮筋腫の治療、手術が適応される医療保険に早い段階で加入しておくこともおすすめします。

まとめ

子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめの画像7

ここまで「子宮筋腫」についてさまざまな情報を説明させていただきました。自身にもし子宮筋腫があると診断されたらけして焦らず、まず子宮筋腫のことを正しく理解してください。

「子宮筋腫=がん」ではありません。「子宮筋腫=手術」ではありません。「子宮筋腫=妊娠できない」ではありません。子宮の病気となるとどうしても女性としては不安になるはずです。まずは医師と相談し、ほおっておいていいのか手術するべきなのかを正確に判断して自分の中の「子宮筋腫」とうまく付き合っていくことが大事だと私は思います。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事に関するキーワード

子宮筋腫 子宮の病気 妊娠中の病気・症状 妊娠

この記事を書いた人

しゅーちゃん

福岡在住。23歳の専業主婦です。
26年生まれのやんちゃな男の子♂のママです^@^
「育児は育自!」子供と一緒に成長しながら強いママになりたいです。...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. >
  6. 子宮筋腫とは?症状・原因・手術の流れ・費用・保険適用があるかまとめ