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息子のアレルギーは「一人ひとりみんな違う、それが当たり前」という事を教えてくれた<5>食物アレルギー

息子のアレルギーは「一人ひとりみんな違う、それが当たり前」という事を教えてくれた<5>食物アレルギーのタイトル画像

息子は「重度のアレルギー」です。全5回にわたり自身の経験と思いをお伝えいたします。最終回は「給食の持ち込みについて」語りたいと思います。

私の息子は「重度の食物アレルギー」があります。その私の体験談を綴ったシリーズ最終回。
『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者、立石美津子が「給食の持ち込み」についてお話ししたいと思います。

食物アレルギーの場合は、給食ではなくお弁当の持ち込みに

アレルギーの子どもが多い昨今、学校側も除去食を工夫するなど配慮をしてくれます。

しかし、同じ食物アレルギー児であっても様々な食品にアレルゲンを持っているため、すべてに対応はしきれません。
そうなると親が、代わりのおかずやお弁当を子どもに持たせることになります。

その中で「お友だちと違うものを食べさせるのは可哀想。違うものを食べていて苛められては大変」と毎日の給食メニューとそっくりな代替品を持ちこんでいる、すごいお母さんもいます。


ハンバーグなら卵・牛乳を使わないハンバーグ、コロッケならパン粉に似せたパン粉もどきをまぶして揚げたコロッケなど、見た目が給食とそっくりな物をこしらえます。お母さんは午前中、これにかかりっきり。でも大変な負担がかかります。

それぞれの家庭の方針がありますが、私はハンバーグでも代替品は魚、コロッケの代わりにちくわでもいい気がしています。

みんな違う、それが当たり前

学校には様々な子どもがいますね。

●眼鏡をかけている子
●外国籍の子
●病気のある子
●発達障害のある子
●性同一性障害のある子
●背の高い子、低い子
●肥満の子、痩せすぎの子


いろんな子どもがいて、クラスが構成されています。

でも「給食が違うから」といって苛めが起こるような場所ならば、もっと多くの問題が起こっているはず。
また、クラス運営する上で異質なものを排除するような雰囲気をつくらないのが、担任教師の役目だと思います。

人はお父さん、お母さんから半分ずつ遺伝子をもらい新しい人間として誕生します。
ご先祖様からたくさんのものをもらって生まれてきているのです。

色白だったり色黒だったり、可愛かったりそうでもなかったり、頭が良かったり悪かったり、
走るのが早い、遅いなどの運動能力の違いだったり…

そして、何でも食べられる子ども、食べるものが制限される子どももいます。

でも、みんな違っていてもいいんです。
それが当たり前のことなのです。

息子のアレルギーは「一人ひとりみんな違う、それが当たり前」という事を教えてくれた<5>食物アレルギーの画像2
息子のアレルギーは「一人ひとりみんな違う、それが当たり前」という事を教えてくれた<5>食物アレルギーの画像3

人それぞれ、違うように、
食物アレルギーの捉え方や、その子へのしつけも家族それぞれだと思います。

そのため、私は“子ども自身に自分の運命を受けさせるために必要”と思って、違うものを食べることをしつけています。

「自閉症」と「食物アレルギー」の二重苦だった

15年前、息子は大げさな表現ですが「自閉症」と「食物アレルギー」の二重苦を持って誕生しました。
当時は私自身も気が狂いそうな毎日でした。

「もう、育てられない!ちっとも可愛いと思えない!」とアトピーで汚い皮膚の子どもを抱いて病院の待合室で大泣きし、看護婦さんに慰められたこともありました。

でも、どちらかというとアレルギーの方が悩みの種でした。
「自閉症では死なないけど、アレルギーでは死ぬこともある」からです。

「お友だちからお菓子をもらって食べやしないか」と常に見張っていなくてはならない、いつも神経を張りつめている生活でした。

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この記事を書いた人

立石 美津子

子育て本著者、講演家、自閉症児を育てる母親

著書は『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』
『読み書き算数ができる子にするために親がやっては...

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