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公開 2016年01月13日  

どこまで関わる?兄弟ゲンカが起きた時の対応

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子どもは兄弟がいると、一緒に遊んだり楽しそうに過ごしていることもあれば、一転して大げんかになることもありますよね。そんな時に、親はどうすればいいのでしょう。今回は、子どもの兄弟喧嘩が起きた時の対処法と見守り方を考えます。


子どもの「喧嘩の原因」を考えてみよう

なぜ子どもは喧嘩をするのでしょう。

子ども同士は一緒に遊びだすと、大人と遊ぶよりも楽しそうに遊びますよね。
でも、家で長い時間過ごしていたりすると、とたんに喧嘩が始まるもの。大声で言い争ったり、言いつけ合戦が始まったり、たたきあったり…。

限られた場所、それは家であったりレストランであったり、子どもの行動や気持ちに制限がかかりやすくなっている時に喧嘩が多くなるのでは?と、私は思います。
子ども自身が思うように動けない環境であることに加え、相手のものが良く見えてしまったりするとストレスが溜まり、余計に喧嘩が多くなるのではないでしょうか。

喧嘩の時、親はどう関わる?

兄弟喧嘩は、お互いの主張の違いからはじまります。なので、どちらが正しいということは、あまりないように思います。

例えば、お兄ちゃんが妹をぶったとします。双方の言い分を聞いてみると、それなりにその子自身の主張があるのです。

妹:お兄ちゃんがおもちゃをとったから
兄:とられたから、嫌でたたいた


確かに事実としては、「おもちゃをとったこと」「たたいたこと」は、いけないことです。でも、こんな時、みなさんどのように対応していますか?

わが家では、「たたくこと」「人が使っているものをとること」はいけないことだと教えています。なので、事実としてはどちらもいけないことになります。でも、肝心なのはここからの対応です。

兄妹2人が「ママー!お兄ちゃんがぶった!」「ママー!僕のおもちゃとられた!」と言ってきたら、私は「ママに言わないで相手に言いなさい」と伝えています。
「どうしてぶったの?どうしてとったの?」と理由を聞いた上で、「それぞれどんな気持ちがしたの?」「どうすればよかったのかな?」と聞きます。そうすると、兄妹2人はその時の気持ちを話してくれます。

そして「そういう時はなんていうの?」と話し、「貸して」「待って」「ごめんね」など、最後は兄妹2人で答えを出しました。

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兄弟喧嘩の見守り方

また、私は「喧嘩に関わらない」「見守る」ということも大切にしています。
子ども達が「ママー!」と言いつけにきても、話だけ聞いたら、「そう。でもママに言わないで、相手に言って」と言います(笑)

それは冷たいわけではなく、本当に、私に言われても困るからです!相手に不満があれば、ママを通さないで、自分たちで話せばいいのです。そして子ども同士でお互いの言い分が通らなければ、親としては他のやり方を探させるか、待ってみるかさせるのです。

親は、ただ喧嘩を無視するというわけではなく「子どもたちの話を聞いて主張を言わせる」ようにします。そうすることで、子どもたち自身で問題を解決しようとする力がつくので、この方法でやってみてよかったなと思っています。

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