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公開 2016年01月04日  

「子どもにスマホ」の不安を解決したパパのアイディアがすごい!

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我が子が少しずつ大きくなっていったら、「スマートフォン」を持たせる時期についても、考え始めるパパママが多いのではないでしょうか。今回は、実際に娘がスマートフォンを持った時に、あることをしたパパがいます。編集部として、子育てのヒントになると思ったのでご本人の許可を得ましたので、ご紹介させて下さい!


子どもにスマホ。あなたならどのように対応しますか?

いつから、お子さんはスマートフォンやケータイ電話を持つ予定ですか?
また、その場合は何かルールを設けますか?

・子どもがスマホを欲しがっても「ダメ、まだ早い」の一点張りで禁止する。
・条件をつけて使用を許可するというやり方を取る。
・子どもが好きなように使用する。


これは、家庭によって様々です。正解がないからこそ難しい、スマートフォンの問題。

また、最近は子ども同士のSNSが発端となった事件も目につきますので、「親の目の届かないところで事件に巻き込まれたら助けることができない」と不安を感じ、できることなら持たせたくないという思いを持つ親御さんもいます。
一方で、共働きだから子どもとの連絡や安全を確認する一つのツールとしても持たせる必要がある、という思いを持つ親御さんもいらっしゃるでしょう。

子どもがスマートフォンを持つことにはメリット・デメリットがありますから、判断に悩む親御さんも多いかもかもしれません。

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小学生のための「スマホ勉強会」!?

小学6年生の娘を持つパパ・菅原 賢一さんは、これからスマートフォンを持つ予定の娘さんに向けて「小学生のためのスマホ勉強会」という勉強会を開きました。

マーケティングプランナーとしてクライアント企業の課題解決のアイデアを企画書という形にすることを仕事にしている菅原さんは、仕事の中で普段使っているパワーポイントを子育てにも活かし、自分らしく子どもとコミュニケーションが取れないかと、この方法を思いついたそうです。

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お子さんがよく聞いてくれるように、「勉強会」の後にはテストを実施し、80点以上取れていないとスマートフォンを買わないというルールをつくって行ったそうです。そのおかげで、勉強会の内容もよく聞いてくれたとおっしゃっていました(笑)

今回、菅原さんより許可をいただいたので、勉強会で実際に使われた資料をご紹介します。
勉強会はまず、「スマートフォンで楽しめること」の紹介から始まります。

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菅原さんには、スマートフォンには危険なことがあるということだけでなく、こんなに楽しいこともあるんだよということを伝えたいとい思いがあり、このような内容も載せたそうです。

確かに私たち大人は、スマホの利便性やこれからの可能性を感じるから使っているのにも関わらずそのことを脇に置いてしまい、子どもに対しては危険なことばかりに目を向けて話をしてしまう傾向があるかもしれません。

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また楽しめる情報の中にも、しっかりと「カギ」などの親から子どもに知ってほしいと思ってい情報を載せているのはさすがです!!

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もちろんスマートフォンの怖いところについての学びも、分かりやすく丁寧にされていました。
こういう視点を持って、子どもに伝えればいいんだなというお手本にもなりそうです。


1.話し言葉と書き言葉

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2.お金

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3.エロ・グロ・ウィルス・個人情報

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4.身体のこと・心のこと

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このプレゼンテーションの資料を見て、印象的だったのがどのページにも「禁止!だめ!」という言葉が書いてなかったことです。

菅原さんは子育ての中で、「お子さんが意思を持つこと」を大切にしているそうで、そんな思いがこのパワーポイントにも表れていることが伝わってきました。

ただ禁止したり遠ざけるのではなく「理由」を説明することの大切さ

今回菅原さんの「スマホ勉強会」のアイディアを知って、ただ禁止したり遠ざけるのではなく「理由」を説明することの大切さに改めて気付かせてもらいました。

私たち大人も一方的に禁止されたり、納得できないことをやるという時は、それに反感を感じてしまうこともあるでしょう。
きっと、子どもたちも同じなんですね。

そのことを忘れずにコミュニケーションを取ることによって、伝えたいと思っていることがより正確に伝わり、親子の良い関係性にもつながっていくような気がします。

子育てをしていると、今回のスマートフォンのケースだけでなく、様々な場面で子どもに対して伝えたいことは多くあるでしょう。
そんな時は、ただ禁止したり遠ざけるのではなく「理由」を説明することを大切にしていきたいものですね。

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