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【母体血清マーカーテスト】検査方法・精度・検査可能時期・費用・メリット・デメリットまとめ

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出生前診断の一つである「母体血清マーカーテスト」。どのような検査なのでしょうか?検査結果はどの程度信頼できますか?ここでは、母体血清マーカーテストに関する種々の疑問を取り上げ、分かりやすく解説しています。

目次 母体血清マーカーテストとは?なにがわかるの?
母体血清マーカーテストの具体的分析方法は?精度はどのくらい?
母体血清マーカーテストの検査可能時期と費用
母体血清マーカーテストのメリット
母体血清マーカーテストのデメリット・リスク
母体血清マーカーテストの注意点!100%の精度ではない!
まとめ

母体血清マーカーテストとは?なにがわかるの?

【母体血清マーカーテスト】検査方法・精度・検査可能時期・費用・メリット・デメリットまとめの画像1

母体血清マーカーテストとは、出生前検査の一つで、妊婦から採血した血液中の3つないしは4つの成分を測定して、胎児に染色体の異常がある確率を算出します。
母体血清マーカーテストには、「トリプルマーカーテスト」と「クアトロテスト」の二種類があります。
トリプルマーカーテストは、血液中の3種の物質の値を調べ、クアトロテストは、さらにもう一つ、検査項目を足し、4種の物質の値を調べます。
そういうわけで、クアトロテストのほうが、トリプルマーカーテストより、正確性が高い検査だと言えるでしょう。

この検査で、どんなことが分かるのでしょうか?
母体血清マーカーテストは、具体的に言いますと、ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、開放性神経管奇形の確率を調べることができます。

■ダウン症候群
21番目の染色体が3本あることにより生じる。知的発達や運動能力の発達に遅れが見られる。

■18トリソミー
18番目の染色体が3本あることにより生じる。多くの場合、心臓の形に変化が見られ、知的発達の障害は重度である。

■開放性神経管奇形
赤ちゃんの脳や脊髄に障害がある。二分脊椎や無脳症など。

赤ちゃんに染色体の異常があった場合となかった場合(正常の場合)とで、血液中のホルモンやタンパク質の濃度の比較をし、上記のような先天性の異常があるかどうかを確率として知ることができます。

しかし、これはあくまでもスクリーニング検査なので、本当に胎児に異常があるかどうか、ということまでは判定できません。

母体血清マーカーテストの具体的分析方法は?精度はどのくらい?

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それでは、母体血清マーカーテストの、具体的な分析方法について見てみましょう。

1.妊婦から少量の血液を採取する。

2.血液中の4つの成分(アルファフェトプロテイン、ヒト絨毛ゴナドトロピン、エストリオール、インヒビンA)を測定する(クアトロテストの場合)。

3.これら4つの成分の値と妊婦の年齢、そして日本人の基準値、体重、妊娠週数、家族歴、インスリン依存性、糖尿病の有無・・・などの因子を用い、それぞれの病気の確率を算定する。

この検査の精度はどのくらいなのでしょうか?
これは確率を出すだけの検査で、100%確実なものではないことを覚えておきましょう。
具体的な精度については、21トリソミー(ダウン症候群)で86.4%、18トリソミーで79.5%、神経管奇形等で86.1%と言われています。
ですから、陽性または陰性の結果を、そのまま鵜呑みにしてはいけません。
トリプルマーカーテストとクアトロテストでも、結果が大きく異なる場合があるのです。

母体血清マーカーテストの検査可能時期と費用

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では次に、母体血清マーカーテストの検査が可能な時期と、かかる費用について調べてみましょう。

【母体血清マーカーテストの検査可能時期】
妊娠15週0日~21週6日まで。
検査の結果を受けて、他の検査(羊水検査など)も実施することを考えるなら、できれば妊娠17週頃までに検査を受けることが望ましい。

【母体血清マーカーテストの費用】
1万~3万円。
比較的安価で受けられる。

母体血清マーカーテストの検査可能時期は、妊娠15週0日から21週6日ですが、推奨されている時期は妊娠15週0日~17週6日になります。
妊娠15週というのは、妊娠4ヶ月の終わりごろです。
ちなみに、妊娠15週未満では、この検査を受けることはできません。
また、検査の結果が分かるまで、約10日~2週間ほどかかります。

費用も、病院によって違いはありますが、1万~3万円で受けられるので、金銭面での負担は軽い検査だと言えるでしょう。

しかし、母体血清マーカーテストは、どの病院や産院でも行なっているわけではないようですので、検査を希望する場合は、早めに医師に相談し、自分の意思を伝えましょう。

母体血清マーカーテストのメリット

【母体血清マーカーテスト】検査方法・精度・検査可能時期・費用・メリット・デメリットまとめの画像4

では、母体血清マーカーテストのメリットを挙げてみたいと思います。

検査は採血のみ。リスクが少ない(検査による流産の危険はない)。
費用が比較的安い(1万~3万程度)。
赤ちゃんにも影響がない

このように、身体面でも費用の面でも負担が少ない、というのが、この検査の最大のメリットだと言えるでしょう。

しかし、比較的手軽に受けることができる検査であるとはいえ、「心配だから、とりあえず受けておこうかな?」というような、軽い気持ちで受けることのできる検査でもありません。

もし、検査を受けて、残念ながら「陽性」という判定が出た場合。
羊水検査を受ける、といった次のステップに進むのかどうか。
母体血清マーカーテストを受ける前に、そこまでの展開を考えておく必要があります。

「私はどうしてこの検査を受けたいのか?」
家族や医師と十分に話し合い、メリットだけでなく、デメリットやリスクについても検討したうえで決定することが、大変重要だと思います。

母体血清マーカーテストのデメリット・リスク

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母体血清マーカーテストのメリットについて考えましたが、デメリットとリスクについても挙げてみたいと思います。

高年齢の人(40代~)には向かない
この検査は、同年齢の人と比べてリスクが高いかどうかを判断します。
40代以上のいわゆる高年齢妊婦は、染色体異常の確率が高くなりますので、その年齢同士で比べても、あまり意味がないかもしれません。

確率を調べるだけ。確定診断ではない
この検査だけで、胎児の異常が分かるわけではありません。
あくまでも「赤ちゃんに染色体異常の可能性(確率)があるかどうか」、陽性・陰性として結果を出す、スクリーニング検査です。

陽性・陰性が、結果とは正反対のことがある
判定は全く逆になることもあります。ですから検査の結果を100%信頼すべきではありません。

このように、母体血清マーカーテストには、デメリットやリスクも多くあります。
これらの要素を十分考慮して、検査を受けるかどうか決定しましょう。

母体血清マーカーテストの注意点!100%の精度ではない!

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何度も繰り返し述べていますように、この検査は、確率を出すだけで、100%の精度ではありません。
だからといって、100%信頼できないものでは決してありませんが、この検査だけで、胎児の異常が確定するわけではないのです。

もし、検査を受けて、確率が低かったので、安心して出産したら、赤ちゃんに障害があった・・・ということもないとは言えないのです。
その逆のパターンもあります。
検査の結果を受けて、さらに不安が増すことも考えられますし、反対に、気持ちがすっきりする方もおられることでしょう。

これらの点を夫婦でよく話し合い、検査の結果をしっかりと受け止める覚悟ができているなら、母体血清マーカーテストを受けるのもよいことだと思います。

まとめ

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いかがでしたか?
高齢出産が珍しくなくなってきた昨今、母体血清マーカーテストのような出生前診断を受ける方は、これからも増えてくるのではないでしょうか?
一方で、検査を受けることにジレンマを感じる妊婦さんも多いことでしょう。

お腹の子どもが、正常な状態で生まれてくるのかどうか、心配になるのは無理もありません。
出生前診断を検討しておられる妊婦さん。
「自分はなぜこの検査を受けたいのか?」
よく時間を取って考えてから、決定されることをおすすめしたいと思います。

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この記事を書いた人

ぴぃさん

5歳の娘、3歳の息子、1歳の息子がいます。三人の子供の出産・育児体験を通して、発見したことや感じたことを、分かりやすくお伝えできればと思います(^^♪...

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