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子宮外妊娠とは?原因・症状・兆候・出産・治療・生理との違い・早く気付くための注意点まとめ

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全妊娠の1%を占めるとも言われている「子宮外妊娠」。
妊娠を希望している女性にとって、これは非常に気になる確率ですね。
誰にでも起こりうる子宮外妊娠。
ここでは、子宮外妊娠について、その原因や症状、兆候や危険性、早く気付くための注意点、治療の種類など、詳しく解説しています。

目次 子宮外妊娠とは?どこに妊娠するの?
子宮外妊娠になる原因は?
子宮外妊娠特有の症状・兆候
子宮外妊娠と生理の違い、判断方法は?
子宮外妊娠の危険性
子宮外妊娠を早く気付くためにすべきこと
子宮外妊娠でも出産はできる?
子宮外妊娠の治療の種類
まとめ

子宮外妊娠とは?どこに妊娠するの?

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子宮外妊娠とは、子宮腔以外の部分への受精卵の着床のことを言います。
最近では、より正確に「異所性妊娠」という呼び方に変わりつつあるようです。

本来なら、卵巣から排出された卵子は、卵管で精子と出会い受精します。
その後、受精卵は卵管から子宮に移動し、そこで着床します。
これが正常な妊娠です。
しかし、実に全妊娠の1%ほどの確率で、子宮外妊娠が起きているのです。

では、子宮外妊娠はどこに着床するのでしょうか?
着床部位により、呼称が変わります。

【卵管妊娠】
子宮外妊娠のほとんど(98%)は、卵管妊娠です。
卵管妊娠は、発生部位により、さらに3つの種類に分けられます。
1.卵管間質部妊娠(2%)
2.卵管峡部妊娠(90%)
3.卵管膨大部妊娠(8%)
( )内は、それぞれの発生比率です。
圧倒的に卵管峡部での妊娠が多いことが分かります。

その他の子宮外妊娠には、次のようなものがあります。
【卵巣妊娠】
卵巣で着床してしまう妊娠です。
【子宮頸管妊娠】
子宮頸管で着床してしまう妊娠です。
【腹腔妊娠】
大変まれなケースですが、受精卵が卵管から腹腔にこぼれ落ち、着床してしまう妊娠です。

このように、子宮以外の場所で妊娠(着床)することを、全て「子宮外妊娠」と呼びます。
子宮外妊娠の起こる位置は様々ですが、そのほとんどが、卵管峡部であるということもお分かりいただけたでしょうか?

子宮外妊娠になる原因は?

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では、子宮外妊娠になる原因には、どのようなものがあるでしょうか?
大きな原因の一つは、「卵管異常」です。

「卵管異常」には、このような種類があります。
・卵管の炎症
・卵管の癒着
・卵管内の繊毛の機能障害

そして、「卵管異常」に至る原因には、次のようなものが考えられます。
・クラミジアや淋病などの性感染症
・中絶手術
・腹部手術(盲腸や腹膜炎などの手術)
・卵管形成手術
・・・など、過去に患った病気、受けた手術の影響が大きく関係するようです。

受精卵は、卵管内の繊毛の動きによって、少しづつ子宮へと運ばれていきます。
しかし、性感染症に感染すると、卵管の繊毛の動きが悪くなるので、子宮まで受精卵が運ばれず、子宮外妊娠しやすいのです。
腹部手術は、卵管そのものを手術するわけではないものの、その周囲を手術することにより、卵管の癒着を起こすことがあります。
中絶手術も大きなリスクがあります。
手術後の処置が不十分だった場合は卵管が炎症を起こしたり、何度も中絶手術を繰り返した結果、卵管に傷が付いてしまうこともあるのです。

「卵管異常」の他にも、子宮外妊娠には幾つかの原因があります。
一般に、初産婦より経産婦のほうが、子宮外妊娠になりやすいと言われています。
また、子宮外妊娠を繰り返す人が多いのも事実です。
つまり、上記のような病気や手術の要因がなくても、もともと卵管機能に障害があり、体質的に子宮外妊娠しやすい人がいるということです。

このように、子宮外妊娠の原因は様々ありますが、原因がはっきり特定できないケースも多くあります。

子宮外妊娠特有の症状・兆候

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では、子宮外妊娠には、特有の症状や兆候はあるのでしょうか?

通常の妊娠も子宮外妊娠も、妊娠初期症状は同じです。
なぜなら、子宮外妊娠は、着床した場所に問題があるだけで、妊娠自体はきちんと成立しています。
ですから、正常に妊娠反応が見られますし、つわりが始まる妊婦さんもいます。
特有の症状というのはないので、最初は正常な妊娠なのか子宮外妊娠なのか区別がつかないはずです。

では、子宮外妊娠の兆候は、どのような形で表れるのでしょうか?

【不正出血(少量の出血やピンク色のおりもの)】
少しの出血は正常な妊娠でも見られることなので、これだけでは子宮外妊娠の兆候だとは認識できません。
また、妊娠を意識してない場合、生理による出血だと勘違いしてしまう場合もあります。
しかし、血液の量や色に関係なく、この初期段階の不正出血は、子宮外妊娠かどうかを見分ける大きな特徴の一つなので、注意したいものです。
子宮外妊娠の場合は、出血が継続し、胎児の成長に伴って、少しづつ出血量が多くなっていきます。

【下腹部の痛み】
はじめは軽い痛みですが、子宮外妊娠の場合、着床した受精卵が成長するにつれ、この痛みが徐々に強く激しくなっていきます。
生理痛は1~2日ほどで痛みが治まります。
しかし、何日も下腹部の痛みが続き、日ごとに痛みが増すようであれば、子宮外妊娠が疑われるかもしれません。

このように、子宮外妊娠特有の症状・兆候は、「不正出血」と「下腹部の痛み」、この二点であると言えます。
これらの症状が見られ、「普段と何か違う」「おかしい」と感じたら、できるだけ早く、産婦人科を受診しましょう。

子宮外妊娠と生理の違い、判断方法は?

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子宮外妊娠と生理の違い。
どのように見分けたらよいのでしょうか?
判断方法はありますか?

生理の際に出血があるのは当然ですが、子宮外妊娠した場合も、出血することがあります。
では、生理による出血と、どのようなところが違うのか、見てみましょう。

子宮外妊娠の場合の出血
【時期】生理予定日の一週間後くらい(妊娠5週目)
【血液の量や色】少量・薄い
【期間】4~5日、断続的

生理の際の出血は、最初の1~2日目に多量の出血があり、日を追うごとに、血液の量は減っていくものです。
しかし、子宮外妊娠の場合、出血はあったりなかったりと、だらだらと続く傾向があります。
そして、出血がいつまでも継続し、受精卵の成長に伴って、出血量も増えていきます。

痛みに関しても、生理とは異なります。
普通、生理痛(下腹部の痛み)は、初日や二日目に強く感じ、その後痛みはなくなっていきます。
しかし、子宮外妊娠の場合は、最初軽い痛みだったものが、これも受精卵の成長により、痛みが増し、激しくなっていきます。

・出血の始まった時期
・生理のときとは違う、血液の量や色
・出血の期間や出血具合
・下腹部の痛みの変化

以上のことを総合的に観察して、子宮外妊娠なのか、それとも生理なのか、判断することができます。

何らかの出血が始まったら、様々な症状や兆候を見逃さないようにしましょう。
それは、子宮外妊娠のサインかもしれません。

子宮外妊娠の危険性

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では次に、子宮外妊娠の危険性について考えてみましょう。

子宮外妊娠に気づかず、さらには妊娠していることにさえ気づかなかった場合、産婦人科を受診するのが遅くなってしまうかもしれません。
しかし、子宮外妊娠している場合、妊娠8~9週目ごろになると、卵管に着床した受精卵が大きくなり、卵管流産や卵管破裂を起こす可能性が出てきます。

もし、卵管破裂が起きると、どうなるのでしょうか?
卵管破裂が起きてしまうと、腹腔内で大量の出血を起こし、血液がお腹の中に溜まります。
少しづつ卵管から出血し、徐々に痛みが強くなっていく場合もあれば、突然の激しい腹痛と共にショック症状を起こしてしまう妊婦さんもいます。
その痛みは壮絶なものだそうです。
子宮のような伸縮性がない卵管内で、受精卵が大きくなっていくのですから、卵管の中でどんなことが起きているのか、容易に想像できるでしょう。
耐えられないほどの痛みのために、救急車で緊急搬送され、そのまま手術になるケースも少なくありません。
卵管破裂は、時に命を脅かすほどの危険をはらんでいるのです。

強烈な痛みだけでなく、大量の出血も予想される、卵管破裂。
子宮外妊娠にはこうした危険が常に隣り合わせの状態ですから、一日も早く発見することがいかに重要か、お分かりいただけるでしょう。

子宮外妊娠を早く気付くためにすべきこと

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子宮外妊娠を早めに気付くことはできるのでしょうか?
そして、気付くために何かすべきことはあるでしょうか?

子宮外妊娠は予防することができないので、「早期発見」が何よりも重要です。
体調の微妙な変化や異変を少しでも感じたなら、その兆候を決して無視しないでください。
下腹部痛や不正出血など、自分が感じたこと、観察したことを、日付と共にメモしておくこともできます。

「妊娠かも?」と思ったら、すぐに妊娠検査薬でチェックしてみましょう。
もし、陽性反応が出たのなら、できるだけ早く病院に行きます。
特に、経産婦の方は「初めてではないから大丈夫」と、受診を遅らせる傾向があるかもしれません。
しかし、前述しましたが、初産婦より経産婦のほうが、子宮外妊娠しやすいのです。
どんな場合でも、早めに受診することは大切です。
エコー検査で、子宮内に胎嚢が確認できるまで、油断せずに、様々な症状に敏感であってください。

また、子宮外妊娠になるリスクを抱えた人、前回も子宮外妊娠した人は、特に注意しましょう。
小さな受精卵は毎日成長しています。
子宮外妊娠についての正しい知識を持ち、少しでも気になる症状があれば、迷わず産婦人科に行きましょう。

子宮外妊娠に早く気付くためにすべきことは、以下の三点にまとめられます。

1.「妊娠かな?」と思ったら、すぐに妊娠検査薬でチェックし、妊娠の有無を確かめる
2.自分自身の体の症状や兆候に敏感である。必要であれば記録を付ける
3.早めに産婦人科を受診する

この三点を守るなら、子宮外妊娠に早い段階で気づくことができ、適切な処置を安全に受けることができるでしょう。

子宮外妊娠でも出産はできる?

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では、子宮外妊娠でも、出産することは可能なのでしょうか?
残念ながら、それは不可能です。
なぜなら、受精卵は子宮以外の場所で成長することはできないからです。
そのままの状態で放置しておくなら、いずれ卵管破裂を起こし、胎児の命はもちろん、母親の命も奪われる可能性があります。

受精卵を子宮内に移植する、という方法も、現代の医学では不可能です。
ですから、子宮外妊娠が発見されたなら、早期に受精卵を摘出する必要がありますし、それ以外の方法はありません。

それで、妊娠反応が見られたのに、病院のエコー検査で、子宮に胎嚢が確認できない場合は、残念ながら、出産には至らないことになります。
特に、妊娠を待ちわびていたお母さんにとっては、これは大変ショックなことだと思います。
しかし、卵管破裂などの事態を招く前に、子宮外妊娠を発見しなければ、もっと辛い経験を味わうことになるのです。

出産そのものをあきらめなければならない、ということではありません。
また、次の機会に、赤ちゃんが無事に子宮内に来てくれる日を、焦らずに待ちましょう。

子宮外妊娠の治療の種類

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それでは最後に、子宮外妊娠の治療の種類について調べてみましょう。
「子宮外妊娠」と診断された時期に応じて、治療法は変わっていきます。

【注射による治療】
子宮外妊娠が早期に発見された場合は、注射だけで治療が可能です。
抗癌剤の一種で、メソトレキセートと呼ばれる薬が使われます。
・メリット・・・腹部に傷がつかない。
・デメリット・・・薬の副作用がある。治療期間が長くなることがある。

【腹腔鏡下手術】
腹部の数ヶ所に小さな穴を開けて、治療または手術をします。
子宮外妊娠の部位や重症度に応じて、様々な治療や手術が行われます。
複数の治療や手術が組み合わされることもあります。
・子宮外妊娠の部位にメソトレキセートを直接注射する。
・子宮外妊娠の部位を切開して、切除する。
・卵管を切除する。

【開腹手術】
子宮外妊娠の発見が遅れたため、卵管破裂を起こし、お腹の中に大量の出血があった場合は、緊急に開腹手術が行われるでしょう。

このように、子宮外妊娠の治療は、注射から開腹手術まで様々です。
できるだけ、早期に発見して、母体に負担の少ない仕方で治療を受けられることをおすすめします。

子宮外妊娠の診断と治療

まとめ

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いかがでしたか?
子宮外妊娠は、残念ながら予防することはできませんが、早期に発見することは可能です。特に妊娠初期段階での不正出血や下腹部の痛み具合には十分気をつけてください。

子宮外妊娠が進行してしまったときの危険性を心に留め、妊娠が分かったなら、すぐに産婦人科受診を受診しましょう。仮に、子宮外妊娠していたとしても、早めに適切な治療を受ければ大丈夫です。子宮外妊娠についての正しい知識を持ちましょう!

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この記事を書いた人

ぴぃさん

5歳の娘、3歳の息子、1歳の息子がいます。三人の子供の出産・育児体験を通して、発見したことや感じたことを、分かりやすくお伝えできればと思います(^^♪...

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