出産ドキュメントフォトって聞いたことありますか?
出産ドキュメントフォトとは、「出産」という家族の一大イベントに、フォトグラファーが密着し、陣痛から出産までのパパママの自然体でリアルな様子や赤ちゃんの誕生の瞬間、赤ちゃんとパパママの初めての対面を記録として残してくれるものです。
産後のママは睡眠不足の中、赤ちゃんのお世話に精一杯。もっと赤ちゃんの写真をとっておけばよかったという後悔の声や、立会出産の夫に写真撮影をお願いしていたけれど、パパが興奮しすぎて写真を撮るのを忘れていた、撮ったつもりがほとんどピンぼけ写真でがっかり・・・という声もよく聞きます。
出産ドキュメントフォトであれば、プロのフォトグラファーの写真で、ママの頑張りだけでなく、ママを必死に応援するパパの姿も生まれてくるお子さんに見せてあげることができるのです。
今回は実際に出産ドキュメントフォトを体験した小林工馬さん・和実さんご夫婦と撮影を担当したフォトグラファーの中川トモコさんにお話を聞きました。
Q.出産ドキュメントフォトを撮ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは出産の記録を残したいと思っていたことです。
出産中や赤ちゃん誕生後の写真は、出産に立ち会う夫や助産師さんに撮影していただくことが多いと思いますが、私も夫も初めての出産で、うまく撮影することができるか不安に思っていました。また、アクティブバースでの出産の予定だったので、夫には撮影よりも私のサポートをしてもらいたいという思いがありました。
出産中のイライラや後悔として「夫がうまく写真を撮れなかった」「いざ出産になったらビデオや写真撮影どころじゃなかった」という記事を目にしたこともあり、誰か撮影してくれる方はいないかなぁ?と思っていたところ、マタニティーフォト撮影をお願いした柿の木坂写真工房さんで出産ドキュメント撮影をしていることを知り、お願いすることにしました。(和実さん)
Q.出産というプライベートな場面に、カメラマンが立ち会うことに抵抗を感じる方もいらっしゃると思うのですが、小林さんはどうお考えだったのでしょうか?
まったく気にならないという訳ではありませんでしまが、これまで結婚式、マタニティーフォトの撮影をしてもらった女性カメラマンにお願いをすることで、プロの仕事として撮影してくれるという安心感と、良い写真を撮ってくれるという信頼感がありました。恥ずかしさよりも、写真に残したいという想いが勝っていました。(和実さん)
Q.工馬さんはどうでしたか?
最初に、出産の時にフォトグラファーに撮影をお願いしたいと言われた時には驚きましたが、何よりも妻が望んでいることだったのでお願いすることを決め明日。妊娠、出産を自分たちなりに残していく一つの手段として、写真を選んだことはとてもよかったと思っています。(工馬さん)
Q.実際にドキュメントフォトを撮影しながらの出産はどうでしたか?
陣痛中は、撮影を意識する余裕もない状況ですが、陣痛の合間の痛みがないタイミングでは夫婦笑顔の写真を撮っていただいたりと、出産自体を楽しむ仕掛けのひとつになりました。
そして、いよいよ産まれる!産まれた!というタイミングでは、私も夫も自分達のことで精一杯のなか、しっかりとその瞬間を撮影してくださっていました。赤ちゃんを初めての胸に乗せてカンガルーケアをした時には、撮影を全てお願いしていたことで、夫も私も子どもとの時間を満喫し、ゆっくりと過ごすことができました。
また、出産の時には、助産師さんや夫もいますし、必死だったこともあり、出産中にフォトグラファーがいることが恥ずかしいというのは気になりませんでした。(和実さん)