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子どもが困っていたら、一緒に困ってOK!?子どもの自立を助ける3つの言葉

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子どもが何かの困難にぶつかっている時、大人はどのように寄り添えば良いのか。これが今回のテーマです。私の元上司の口癖から、そのヒントを探ります。

子どもの困難に、大人はどう寄り添ったらいいのか

「子どもがケンカを始めた。」
「学校や幼稚園に行きたくないと言い始めた。」

子どもが何かの困難にぶつかっている時、そばにいる大人はどのように寄り添えば良いのか。

これが今回のテーマです。
教科書的に言えば「子どもの気持ちに寄り添って」ということになるのでしょうが、もちろんそうありたいと思いつつ、私にはこの「気持ちに寄り添う」という表現が分かりにくくて。いざ、という時に役に立ったことがあまりありませんでした。

その代わりに、私が(これは子どもに限ったことではありませんが)誰かが困っている時の関わり方として大切にしていることがあります。それは私が障害者福祉の業界で働き始めてはじめての上司の口癖から学んだことです。

その口癖とは

「ふーん」「困ったね」、そして「どうしようか」です。

いや、ふざけていません(笑)。ちゃんと真面目なお話です。もう少し、詳しくご説明していきます。

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「ふーん」=評価しない

その上司は、私が何か課題にぶつかると、一通り話を聞いてくれます。ただ、相槌がすべて「ふーん」なのです。

これには、最初は少し戸惑いました。てっきり私は「それはお前が悪いよ」とか「いや、お前が正しい」という様な評価をしてくれると思っていたのですが、その期待は空振り。かといって無関心な印象はなく、むしろ自分の意見がちゃんと伝わっている手応えは感じられる。そんな不思議な「ふーん」でした。

子どもが困難にぶつかっている時も、まず、本人の気持ちや意見を聞くことがあると思います。ケンカであれば、子どもなりにも主張があるでしょう。また学校や幼稚園に行きたくないという場合でも、それには何かしら理由があるはずです。

その理由がどんなものであれ、またそこにどんな感情があったとしても、今この瞬間、子ども本人がそう思っているという事実は誰にも変えられません。

ですから、それを他人が評価をする「必要性」がないのです。評価も何も、事実なのですから。(評価は現代社会の”癖”でもあります。ですから、必要性がなくともつい無意識にやってしまうのです)

言葉がけとしては、頭ごなしに否定することはもちろん避けたいですが、逆に「それは君が正しい!」という様な肯定的な評価も同じことです。なぜなら、評価をするということは、価値基準を本人から奪う事につながりかねないからです。

自分の基準で価値付けをする力を奪われた子どもは、事あるごとに、他人の評価を必要とするようになってしまいます。その先に、自立や自尊心はあるでしょうか。

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「困ったね」=答えを持たない

先ほどの上司の話の続きです。

はじめての仕事でストレスが溜まっていた当時の私は、上司に向かってたくさんの不満をぶつけました。最後の不満を吐き終わったところで、また上司は「ふーん。そうか・・・。」と神妙な顔をしています。

私は内心、この沈黙が明けたら、ようやく何かアドバイスがもらえるのかなと期待していましたが、その期待は大きくハズれます。

「そうか・・・。それは、困ったね」

もう、心底ガッカリしました(笑)。これじゃ相談した意味がないじゃないかとさえ思ったのです。

しかし同時に意外な心境の変化もありました。

「ああ、この人は答えを持っていない。それに解決するのは上司ではなく自分なんだ」と思えたのです。確かに、ちょっと重たく感じたことも事実です。相談したことによって、自分の責任や主体性から身軽になることはなかった。けれども、課題を乗り越えるということは、それ相応の重みがあるものですよね。

その後上司は、「どうしようか」といいました。これまで話したことを一緒に整理しながら、解決策を考えるプロセスに“付き合ってくれた”のです。課題解決していく重たい作業に、一緒に道筋を付けてくれる。これには精神的に、とても助けられました。

解決の主人公を奪わない

困っている無知な子どもと、解決策を持っている大人。
そいういう関係を続けていても、いつまでも子どもは無力なままです。

相談されたら課題を解決してあげたいと思うのが人間なのかも知れません。ただ、その課題を乗り越える課題解決の主人公は子どもであって、私たち大人ではありません。

「ふーん」「困ったね」、そして「どうしようか」

子どもを主人公にしたまま、大人が常に答えを持っているのではなく、本人が自分で着地点を見つけていけるようにサポートできるこのスタンス。私もまだまだ評価癖があるのですが、時々この上司の口癖を思い出しては、反省させられています。

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