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  5. 赤ちゃんの痙攣(けいれん)・ひきつけが起きた時はどうすればいいい?新生児の震えの原因と対処法は?

赤ちゃんの痙攣(けいれん)・ひきつけが起きた時はどうすればいいい?新生児の震えの原因と対処法は?

赤ちゃんの痙攣(けいれん)・ひきつけが起きた時はどうすればいいい?新生児の震えの原因と対処法は?のタイトル画像

それまで無縁でも、出産後は目の前で起きるかもしれない痙攣。起きたらまずすぐに、しなければならないことがあります。起きてから調べて知るでは遅い、痙攣の対処法について、パパママになったら知っておきましょう。

目次 赤ちゃんのけいれん・ひきつけとは?よく起きることなの?
けいれん・ひきつけが起きる原因
赤ちゃんが発症するけいれん・ひきつけの種類
けいれん・ひきつけを起こした場合、どう対処すべき?
けいれん・ひきつけをしている赤ちゃんに対してやってはいけないこと
病院には行くべき?緊急を要するのはどんなとき?
まとめ

赤ちゃんのけいれん・ひきつけとは?よく起きることなの?

赤ちゃんが突然、体をこわばらせ手足を震わせたり、白目をむいて意識を失ったり、呼吸が荒く不規則になったりするのを初めて見たら、そのまま死んでしまうのではないかとびっくりすることでしょう。しかし、このような痙攣・ひきつけは、乳幼児には珍しいことではありません。

乳幼児の痙攣の多くは、高熱が出た時に起こる「熱性けいれん」で、日本では、7~8%(およそ10人に1人)に起きるといわれています。2歳までに起きることが殆ど(80%)で、幼いほど、脳の中枢神経の発達が未熟で、痙攣を起こす閾値が低いためという理由が主流です。脳が成熟してくると起きなくなり、小学校入学頃にはほぼ見られなくなります。再発率は過半数が1回のみ、2回が約30%、3回以上は9%で、再発時期は1年以内が70%、2年以内で90%と、何年も再発を心配し続けることもありません。

乳幼児期には、痙攣はこのようによくあることで、起きても問題ないものが多いものの、原因によっては深刻なものもあります。

数値の引用元)熱性けいれんの指導ガイドライン

けいれん・ひきつけが起きる原因

■熱性けいれん
最もよくある熱性けいれんは、38度以上の発熱後24時間以内に起こることが多く、家族歴が強いといわれています。殆どが、左右対称の全身の痙攣で、5分未満で収まり、後遺症の心配もありません。これを「単純型熱性けいれん」といいます。痙攣が長く続いたり、体の片側だけだったり、24時間以内に発作が2回以上起こるような場合は、「複雑型熱性けいれん」といいます。

■泣き入りけいれん、憤怒けいれん
激しく泣いた後に、空気を吸ったまま吐き出せないような一時的な呼吸停止状態、徐々に顔色が紫色になる、体の硬直やエビ反り、などの症状がでます。注射を受ける恐怖などをきっかけに起こすことも多いようです。症状は1~2分経てば自然におさまり、3~4歳を過ぎればほとんど起きなくなるので、過度な心配は不要です。

■髄膜炎
熱が2~3日続いてから起きた場合は、髄膜炎や脳炎の恐れがあります。髄膜炎は、脳髄膜に細菌が入ることで起き、熱性同様の高熱のほか、頭痛や嘔吐の症状も伴います。重症化するとひきつけや意識障害を起こしたり、処置が遅れると後遺症や命の危険もあるので、すぐに大きな病院で検査を受けましょう。

■急性脳炎
脳細胞にウイルスが入り込むことで起こり、高熱、手足のまひ、ひきつけ、嘔吐、首の後ろが硬くなるなどの症状があります。髄膜炎とやや似ている症状ですが、脳炎の方が重症だといわれていて、合併症を起こして髄膜炎を併発することもあります。早急に受診しましょう。

■てんかん
子どもの1%弱がかかるといわれています。てんかんが疑われるのは、熱がない、痙攣が体の一部のみ、痙攣が15分以上続く、親兄弟にてんかんの人がいる、熱性てんかんを繰り返す(発熱がてんかん発作を誘発しやすいため)、といった場合です。薬である程度発作を抑えることができるので、早急に病院で適切な治療を受けましょう。

赤ちゃんが発症するけいれん・ひきつけの種類

■強直性けいれん(強直発作)
筋肉が硬くなり、手足や体が突っ張る痙攣を指します。発作の持続時間は、通常10秒前後と比較的短時間です。立ち姿勢の時に起きると、突然倒れて怪我をすることもあります。睡眠中の場合、体の強直が弱く、筋肉の収縮や呼吸の乱れをよく観察しないと気付かないような、軽度の症状しかでないこともあります。

■間代性けいれん(間代発作)
手足をガクガクさせ、屈伸を繰り返すように動かす痙攣です。ガクガクする間隔は1秒以下が多く、長くても1秒で、単独で起こることはあまり無い(強直性との合併が多い)といわれます。

■強直間代性けいれん(強直間代発作)
強直性と間代性の痙攣が合併したもので、多くは予告症状を感じずに突然意識を失って、全身性の強直性痙攣が起こり、その後間代性の痙攣へ移行します。通常は数分経過後に痙攣が収まり、暫くの意識障害の後、正常に戻ります。熱性痙攣で多く見られるのはこのタイプです。

■ミオクローヌス発作
筋肉が素早く(2分の1秒以下)収縮し、手足や体がピクピクと動く発作です。手足や体幹に強い発作が起きれば、尻餅をつくなど倒れることもありますが、瞼がピクピクするだけの軽い発作の場合もあります。

■脱力発作
筋肉の緊張と意識が、瞬間的に失われる発作です。軽い場合はよろめく程度ですが、突然倒れて怪我をすることもあります。

■欠神発作
子どもに多く見られ、一瞬(5~15秒)意識がなくなり動きが止まる発作です。全身痙攣や転倒などもなく、治まると元の動作に戻るので、本人だけでなく周囲にも気付かれないこともあります。

■点頭発作(乳児けいれん)
通常3歳未満に起きる発作で、突然全身の筋肉が緊張して、首を曲げて頭が前に倒れ、手足を曲げるなどする発作です。数秒で終わりますが1日に何度も繰り返すこともあります。

けいれん・ひきつけを起こした場合、どう対処すべき?

1.落ち着く
パニックになりそうな状況ですが、気持ちを落ち着かせることがとても重要です。冷静でなければ、適切な対処ができず、その後のスムーズな診断や後遺症防止もできなくなるかもしれません。

2.痙攣時間や状況、体温を記録する
痙攣が始まったら、まず時間を見ます。痙攣持続時間や24時間以内に繰り返さないかが、その後の判断に必要です。気が動転して計り忘れることのないように。痙攣の様子(痙攣が左右対称か、全身か部分的か、顔色や意識、白目をむいたか、嘔吐や麻痺はないかなど)の観察もします。余裕があれば動画を撮ると、冷静になり、後の診断にも役立つでしょう。また、熱性かどうかは、予防接種スケジュールなどその後の対策にも影響するので、痙攣がおさまったら体温計測も忘れずに。

3.安全の確保
痙攣中に危険の無いよう、周囲の物をどかしたり、高いところから転落しないよう床に寝かすなどして、安全を確保しましょう。下にタオルや服を敷くと、痙攣で頭を打ち付けたり体温が奪われたりするのを防げます。

4.気道確保
痙攣時に吐くこともあるので、吐いても嘔吐物が気道に入らないよう、横向きに寝かせましょう(回復体位)。首回りやウエスト部分の衣類をゆるめ、頭を少し反る感じにして、呼吸が楽になるようにします。

5.安静にする
薄暗くして静かに休ませます。

6.医療機関受診準備
状況によっては、早急な医療機関受診も必要になります。後述の緊急受診条件に合致するかどうかの判断や、緊急なら救急車を呼ぶ手筈も、観察などの対処をしながら行うことになります。対処の妨げにならない範囲でひとまず人を集めておくと、分担や冷静な対処に役立つでしょう。

けいれん・ひきつけをしている赤ちゃんに対してやってはいけないこと

1.激しく刺激しない
意識障害や痙攣症状を何とか正常に戻そうと、揺すったり押さえつけたりすると、痙攣は止まるどころか悪化させることにもなり兼ねません。刺激せず静かに見守るのが一番です。

2.口の中に物を入れない
痙攣中に舌を噛むのを心配して箸やタオルなどを口に入れると、かえって危険です。口の中を傷付けたり、入れた物や嘔吐物(無理に入れて誘発される)で、窒息する可能性があります。痙攣では普通舌は噛みませんし、噛んでも大した怪我にはならないのでご安心ください。

3.人工呼吸しない
呼吸の乱れや顔色の悪さが心配になっても、焦って人工呼吸などしないように。嘔吐物を気道に入れてしまい窒息に繋がる危険性があります。

4.意識のない時に飲食させない
痙攣後徐々に意識が戻るまでは、暫く意識が朦朧としています。そんな状態では物をうまく飲み込めず、窒息や嘔吐の原因にもなり得ますので、水や薬でも、意識が戻ってからにしましょう。

5.目を離さない
目を離さず、診断に必要となる症状説明が不足なくできるようによく観察し、吐いたら嘔吐物をぬぐうなど必要に応じた迅速な対処ができるようにしましょう。発見者は患者の元を離れず応援を呼ぶのは、救急対応の基本です。

病院には行くべき?緊急を要するのはどんなとき?

赤ちゃんの痙攣(けいれん)・ひきつけが起きた時はどうすればいいい?新生児の震えの原因と対処法は?の画像2

「熱性けいれん指導ガイドライン」によると、発熱時のけいれんの中でも以下の場合は、良性の熱性けいれんではない可能性があるため、すぐに受診が必要とされています。
発作が10分以上続く場合 ※
短い間隔で繰り返し発作が起こり、この間意識障害が続くとき
身体の一部の発作、または全身性であるが部分優位性のある発作(部分発作をさす)
初回発作(特に1歳未満の場合)
発熱と発作に加え他の神経症状 [遷延性意識障害(重度の昏睡状態のこと)、麻痺など]を伴う時
けいれんの前後に頭痛や嘔吐、意識障害を伴う場合
けいれんが左右非対称な場合
けいれん後に麻痺が見られる場合

(※5分以上との説も多いです)
上記のような場合は、髄膜炎や脳炎などの重い病気や、早急な処置が必要な可能性があります。病気に対する治療や、痙攣が長い場合は止める処置をしなければ、後遺症を残すかもしれないからです。

痙攣発作は大抵は数分で消失するが、なかには数十分続く痙攣重積というものもある。痙攣中は呼吸が満足にできないので、持続すると低酸素脳症を起こす恐れがある。30分以内に停止できなかった場合は脳に不可逆的な変化が起こる場合がある。そのため痙攣を止める必要がある。

痙攣の原因によって深刻さもその後の対処も変わるので、初回は特に原因を調べて貰うことが重要です。上述の条件に当てはまらなければ落ち着いてからで良いので、医療機関を受診しましょう。単純型熱性けいれんの症状と異なる場合は、入院して経過をみないと診断できない可能性もあるので、複数選択肢があれば入院設備のある医療機関を選ぶと後がスムーズかもしれません。

まとめ

私は痙攣について全く知らなかったので、友達の息子が熱性痙攣を起こした話を聞いて初めて、すぐ時計を見て時間を計る必要があることや、熱性なら深刻な病気ではないなどを知りました。その時すでに1歳過ぎていたので、何も知らない時に子どもが起こしていたらと思うとゾッとしました。今、以下の体験記事を読んでも、自分に起きていたら対処できただろうかと疑問です。

痙攣は、たとえ予備知識があっても、我が子に目の前で起きたら、焦ってオロオロしてしまいそうな症状です。その時冷静に適切な対処ができるかどうかは、大抵はすぐ治まり、後遺症なども心配不要なこと、具体的な対処法などを知っているかどうかで、かなり変わると思います。

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この記事を書いた人

にじいろ

一歳の息子がいるアラフォーママです。
興味あるイベントを見付けてはよく息子連れで出掛けている外出好き。イベント情報などの情報収集も大好きです。
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