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胃腸の風邪?それは赤ちゃんの「胃食道逆流症」の可能性も

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赤ちゃんや子どもが嘔吐をすると、胃腸の風邪になったのかもと思われるパパママが多いと思いますが、実はその症状は別の病気によって引き起こされることがあります。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030000305

赤ちゃんの「胃食道逆流症」とは?

「胃食道逆流症」とは、胃の中のものが胃酸とともに食道に戻ってきてしまう病気のことで、14歳以下の子どもがかかりやすいと言われています。

主な症状は、
・嘔吐
・吐出
・お腹の張り
・ノドの不快感、違和感、ヒリヒリ感、食事が飲み込みにくい
・食後の胃のもたれ、不快感
・ゲップがよく出る
・なかなか治らない咳

などがあげられ、胃腸の風邪ととても近い症状がでることがあります。

そのため、まだ上手に言葉を話すことができない乳幼児がかかった場合、胃の不快感を「お腹が痛い」と表現したりうまく伝えることができず、嘔吐などの症状とあわせて考え親が「胃腸の風邪」だと思い込むことも少なくありません。

胃食道逆流症は、胃のムカつきが神経過敏を引き起こしたり、まれに胃の内容物が逆流する際、胃酸が気管に入り込んでしまい、喘息や呼吸停止、肺炎など深刻な状況を引き起こすこともあります。

重症化しないためにも、「おかしいな?」と感じたら、早めに小児科を受診しましょう。

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また赤ちゃんに母乳やミルクを与えたあと、すぐに吐いてしまうことってありますよね。
実はこれも、胃食道逆流症です。しかし、心配する必要はありません。

産まれたばかりの赤ちゃんは、食道と胃をつなぐ部分にある筋肉が弱く、胃の中にあるものが食道に上がってこないように防ぐ機能が未熟のため、飲んだミルクがげっぷとともに出てしまうことがあるのです。

成長し筋肉が発達するにつれ、この吐き戻し現象はだんだんとなくなっていきます。
基本的には様子をみたり、1回のミルク量を減らし、回数を多くしたりするという対処法をとる方も多いです。


ただし、1歳半ばを過ぎても食べたものを戻してしまうことが多かったり、ミルクを飲んだ時の吐きもどしがあまりに多い場合は、小児科を受診するとをおすすめします。

「胃食道逆流症」の原因

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胃食道逆流症の原因の原因は、上でも述べたように、食道と胃のあいだにある、胃の内容物が食道や口の中まで戻らないようフタをする筋肉が未発達であることがあげられます。

授乳後、縦に抱いているときは重力がかかり、筋肉が未発達な状態でも胃の内容物が逆流することはありませんが、ミルクを飲んだ後ベッドに横たえたりすると重力による歯止めが効かず、吐き戻してしまうこともよくあるそうです。


また、ニコチンやカフェインを摂取すると、胃酸が増えたり胃のフタの役割をする筋肉が弛緩し、胃食道逆流症の症状の原因になることがあります。

このため、子どもが受動喫煙しないよう配慮するとともに、母乳を通してカフェインを与えてしまわないようコーヒーや紅茶などカフェインを含む飲料を過剰に摂取しないよう気をつける必要があります。

「胃食道逆流症」の治療法

胃食道逆流症は、基本的に薬を処方してもらえますが、家庭でできる対処法もあります。

【乳児の場合】
ミルクを飲んだ時に胃食道逆流症が起こっていると考えられる場合は、上半身を起こした状態でミルクをあげるなどの授乳姿勢の改善や、授乳後にしっかりげっぷをさせることで症状を抑えられます。

【幼児の場合】
就寝の際頭を高くして逆流を防いだり、胃の中の圧力を高めてしまう炭酸飲料を飲まないようにします。
また、カフェインを含む飲食物の制限や、受動喫煙に気をつけるなど、生活習慣、環境の見直しましょう。

上記のような対処をしても症状が改善しない場合は、すみやかに受診を受けましょう。
症状が重い場合には手術が施されることもあります。

ミルクのからんだげっぷをするだけの乳児に治療が勧められることはないでしょう。
粉ミルクにとろみをつけたり、授乳姿勢を変えたり、げっぷを頻繁にさせたりするとよいなどと助言を受けるかもしれません。
粉ミルク粉末約30グラムに対しライスシリアルを小さじ1~3杯加えると、粉ミルクにとろみがつきます。
哺乳びんの乳首はミルクが流れやすいようにクロスカットのものがよいでしょう。
逆流を起こす乳児の場合、小児の体を立てたり、半ば上半身を起こした姿勢にして授乳するとよいでしょう。
授乳後は30分間、上半身を起こした姿勢を維持するようにします。

胃腸の風邪と区別がつきにくい「胃食道逆流症」。

子どもの様子をしっかり観察し、異変を感じたら早めに小児科を受診しましょう。

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cosmic9

男子顔負けのわんぱくっぷりを日々発揮する一女児の母です。子育ては日々修行!?ママライター、奮闘中です。...

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