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公開 2015年12月19日  

子どもの預け先がない!テスト当日大ピンチの学生ママに、まさかの救いの手が・・・

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アメリカ・ケンタッキー州にあるルイビル大学に通うモニカ。
モニカには2人の子どもがいるのですが、どうしても子どもを大学に連れて行かなくてはいけなくなりました。その時に起こった、心温まるお話があります。


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大切なテストの日。ベビーシッターが頼めなくなった。

アメリカ・ケンタッキー州にあるルイビル大学に通うモニカには4歳の息子と5歳の娘、2人の子どもがいます。

大学がある時はいつもベビーシッターに子どもの面倒を見てもらっています。
大切なテストがあるその日も、いつものように子どもをベビーシッターに預ける予定でしたが、急きょベビーシッターからキャンセルの連絡が。

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途方にくれたモニカでしたが、友だちのひとりが「テストを受けないより、子どもたちを連れてきてでも受けたほうがいいよ!」と提案してくれたので、子どもたちを大学に連れていくことにしました。

子どもたちを大学のホールで待たせることにしたが…

さすがに教室にまで子どもたちをいれることは出来ないとモニカは考えました。
そこで、パソコンとタブレットを子どもたちに渡し、ソファーの置いてあるホールでテストが終わるまで待たせることにしたのです。

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しかししばらくすると、教室のドアをドンドン叩く音が聞こえてきます。
4歳の息子がママに気づいてほしくて、ドアを叩いたのです。

やっぱり子どもたちを待たせながらテストを受けることはできないか…と思いながら、ホールに向かおうとした彼女に、教授が声をかけます。

“私が、子どもたちの面倒を見るから、安心してテストを受けなさい。”

なんとその大学教授が、母親がテストを受けている間、子どもたちを見てくれると言うのです。

テストが終わりホールに向かうと、驚くべき光景が!

どうにか無事テストを終えることのできた母親のモニカですが、大学教授が一緒にいてくれても、子どもたちがおとなしくソファーに座っているとは思えず、ずっと不安でした。

急いで子どもたちと教授を待たせているホールを見に行ってみると、そこには驚くべき光景が広がっていたのです。

4歳の息子は大学教授と話をしながら、楽しそうにパソコンを覗きこみ、5歳の娘は、教授に肩車をしてもらいながら、過ごしていたのです!


教授は、その時の自分の行動について、のちにこのように語っています。

"“モニカのように子どもがいる人が学校に行くのは、とっても感動するようなすばらしいことだが、私はたった40~45分彼女の子どもたちを見ていただけだからね。どうってことないよ。”

A person like Monica, she's a non-commissioned officer going to school, she's a mom of two kids. I mean that's the kind of thing that's really impressive,Me handling her kids for 40, 45 minutes, that's not impressive.

子育ては多くの人の協力の上で成り立っている。

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私はこの話を聞いた時、とても心が温かくなるのを感じました。

子育てをしていると、時に孤独を感じたり、周りにいる人すべてが敵に見えてしまうことがあると思います。
でも私たちお母さんという存在を認め、助けてくれる人が世の中にはたくさんいるのだと、感じたのです。


今回の大学の話でも、テストの間子どもたちを見てくれた教授はもちろんのこと、「大学に連れてきたら?」と提案してくれた友だちや、それを受け入れてくれたクラスメイト、様々な人がその人のやり方で協力をしてくれたからこそ、母親であるモニカはテストを受けることができたのだと思います。
一つでも協力が欠けていたら、実現しなかったかもしれないですよね。


そして私は、彼女に起こったことは、決して特別なことではないと思うのです。
私たちの生活の中も、きちんと目を向ければ多くの人の協力や気遣いで溢れています。

そこに気づいた上で子育てをすることができたらきっと、よりハッピーな子育てができるような気がしませんか?




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