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  6. パーティーの招待を断り続けた自閉症児の母が、初めてYESと言った理由

パーティーの招待を断り続けた自閉症児の母が、初めてYESと言った理由

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海外サイトで見つけた、手紙の内容に感動したので、ぜひ紹介したいと思います。

お誘いはすべて断ってきたある家族

ある家族は、ホームパーティーや誕生日会に誘われた時に、すべて断ってきました。

なぜなら、その家族の息子であるティモシーは自閉症で他のお家で騒いだり、癇癪を起してしまうことが多いからです。

そんなある日、また、お誕生日会のお誘いが来ました。
母親は、「クラス全員に来た、社交辞令の招待かしら」そんな風に思っていたかもしれません。

その手紙に書かれていた内容は・・・

【誕生日のお誘いの手紙】

“カーター(誕生日の男の子)は学校でよくティモシーの隣に座るらしく、いつもいつも、ティモシーくんの話をしています。
だから、本当に息子の誕生日パーティーに来て欲しいと思っています。

空気で膨らませるお城に、滑り台に、水風船や水てっぽうなどで遊ぼうと思っているので、ティモシーくんも絶対楽しめると思います。
もし他のクラスの子どもがたくさんいるのが大変ならば、みんなが来る前に来て一緒に遊ぶのはどうかしら?うまく行く方法を、一緒に見つけましょう。”

この手紙に、ティモシーくんの母親は感激しました。
手紙には、思いもよらない、気遣いの言葉があったからです。

今まで、こんな風に「なんとか一緒に、うまくいく方法を見つけよう」なんて、言ってくれる人はいませんでした。

招待状へのお返事は…

“素敵なお母さんへ

私はあなたに会ったことないし、あなたも私に会ったことがないですね。けれど、私の息子のティモシーは、学校でたまにあなたの息子の隣に座るらしいです。

ティモシーは、重度の自閉症のある男の子です。

そしてティモシーは、遊ぶのが本当に本当に大好きな男の子です。
学校では多くの支援が必要だし、目の前で起きていることを理解できていないことも少なくないわ。

彼は友だちが欲しいけど、どうやってつくっていいか分からない。
彼は遊びたいけど、聞き方が分からない。
彼はいろんなグループに入りたいけど、どうしていいか分からない。

障害のある子どもの親は、愛する子どもが同じ友だちの集まりに参加できない時、どれほど悲しい気持ちになるか私はよく知っています。スポーツイベント、お泊まり会、そう、そして一番大変な誕生日会。

私の息子は、これまで一度も誕生日パーティーに参加したことがありません。招待状はいくつかもらったことあるけど、ほとんどの場合はクラスを全員を誘っただけ。嬉しいのよ。感謝していないわけではないんだけど。

でも、本当にティモシーが誕生日会に来たらどうなるか、他の親は知ってるのかしら?
騒いだり、癇癪を起こしたり。お誕生日を祝ってる子どもから、スポットライトを奪うなんてことはしたくありません。”

パーティーの招待を断り続けた自閉症児の母が、初めてYESと言った理由の画像1

この手紙の内容からは、「参加したいけど、参加できない…」
そんな、ティモシーくんや家族の行き場のない気持ちが伝わってくるようです。

しかし、手紙の内容はこれで終わりではありませんでした。
ティモシーくんの母親の手紙は、このように続きます。

“だから私は、いつも招待を断っています。全て。


・・・特別な手紙が添えられた、あなたの招待状がくるまで。

あなたはおそらく気づいていませんが、
あなたがくれた手紙の中の言葉は、私が欲しかった言葉そのままでした。

あなたの息子のおかげで、ティモシーには友だちがいる。
あなたの息子のおかげで、ティモシーは誰かに必要とされていると思える。
あなたの息子のおかげで、ティモシーは言いたいことが言える。

そして、あなたのおかげで、私はまた明日を笑顔で生きれます。

あなたのおかげで、次回の病院の診断も耐えれる。
あなたのおかげで、息子に集まる目線と、聞き飽きた質問に耐えられる。
あなたのおかげで、私はティモシーの将来に希望を持てる。

何が言いたいかというと、あなたとあなたの息子さんは本当に素敵だわ!

そして知らないママから来た招待状の返事は…もちろんYESだわ!

人生で初めてのYES。
そして、今からパーティの日を待ちきれません。

感謝の気持ちを込めて、
ティモシーの母”

相手をまず知ることから始める

いかがでしたでしょうか?

自閉症という発達障害があるために、なかなか家族での交流、
お友だちとの交流ができてこなかった、ティモシーくんとその家族。
手紙に綴られた暖かい言葉から、非常に喜んでいることが伝わってきました。

誕生日会に誘ってくれたことはもちろん、ティモシーくんを招待したお母さんの手紙にあった
「うまくいく方向を、一緒に見つけましょう」
という言葉に含まれた想いが、何よりうれしかったのではないでしょうか。

「発達障害」ときくと、中には、交流したり、誘うことを躊躇する人がいるかもしれません。
でも、それは“知らない”ということや、知らないからこそ起きる“憶測”が引き起こしているだけかもしれません。

相手を一方的に理解しようとするのではなく、
相手に寄り添い、互いに分かり合おうと歩み寄る。

それが本来、人同士が関わる上で大切にしなければいけない姿勢だと、改めて気がつきました。

相手を知り、理解し、交流していく。
そんな当たり前のことを、自然にしていけるようになりたいと思いました。

ティモシーくんのお母さんのブログ ※ご本人より翻訳文の掲載許可をいただきました。ありがとうございます。

参照:Boy, 7, with autism attends first birthday party thanks to gracious invitation

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この記事を書いた人

ころ

お菓子づくりが趣味のワーママです。
旦那さま、娘と3人家族です。...

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