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公開 2015年12月26日  

「比べない子育て」が子どもの自己肯定感を育てる

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子育てをしていると、ついつい我が子と他の子どもを比べてしまいがちですよね。でも、それは子どもにとって良くないことなのです。「子育ての大変さは永遠に続くわけではない。だから焦らず比べずに、その子のペースを大切にする」ことが子どもの自己肯定感を育てます。今回は、私たち夫婦と末娘の経験談をご紹介します。


人見知りの激しかった娘

我が家には3人の子どもがいます。特に末っ子の娘は、幼稚園へ入園したときにかなり手がかかりました。

人見知りの激しい娘は、幼稚園へ送ってくれる妻から離れることがイヤで、服にくっついたカブトムシのように妻にしがみつき、無理矢理はがされる…という毎日を過ごしていました。そのたびに私は、よそのお子さんはなんであんなにスムーズに環境へ適合しているのだろうかと、うらやましく思ったりしたものです。

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焦っても何も変わらない

幼稚園へ送っていくと、とにかく娘は妻から離れるのがイヤで泣きわめきます。それを見ていた他の親御さんたちや幼稚園の先生方は「今日もすごいねえ…」とビックリしていたそうです

毎日のようにこんな状態が続くと、「なんでうちの子はこうなの?」「お兄ちゃんたちはこんなことなかったのに…」と、悲観的になってしまってもおかしくありません。でも妻は根気強く、毎日カブトムシ状態の娘につきあってくれました。そうこうしているうちに、やがて娘も徐々に幼稚園へ慣れていったのでした。

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子育ての大変さは永遠に続くわけではない

では、この大変な毎日を、妻はどうやって乗りきれることができたのでしょうか?私は妻に聞いてみました。すると、

「この大変さも今だけだから。いつまでも続くわけではない。」

と思っていたから、乗りきることができたそうです。
今では中学校3年生になった末娘。人見知りで泣くことなんて、もう絶対にないですからね。

そしてもう1つ、子育てをするにあたって私たち夫婦が大切にしていたことがあります。

『人と比べない』子育て

3人子どもがいれば、その個性も三者三様。私たち夫婦は、その子のペースを大切にして『比べない』子育てを意識してきました。

子育てでしてはいけないことは、人と比べるということ。ついつい「○○ちゃんはこんなことができているのに」 とか「お兄ちゃんはできていたのに」 など、つい比べてしまっていませんか?

これをしてしまうと、子どもの成長を妨げてしまいます。人と比べてしまうことで、自己肯定感が育ちにくくなるのです。

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その子のペースを大切に

登園を拒否し続けていた当時は、幼稚園の先生も「どんな子になるのかな?」と心配されていたようですが、私たち夫婦は焦らずに、娘のペースを大切にして接してきました。

その娘も、もう中学校3年生。年頃の女子にありがちな人間関係のトラブルには、まったく巻き込まれたことがないそうです。「とにかく学校が楽しい!」と言う娘。これは親としても、すごくありがたいことです。

そして中学校に入ってから、吹奏楽に出会ったことで、どんどん自己表現できるようになりました。休日のほとんどが吹奏楽部の練習ですが、いつも楽しんでやっていました。

これから高校受験が控えている娘は、現在は部活動を引退しています。しかし引退後も、吹奏楽部の後輩からすごく慕われているようです。人見知りでカブトムシのように母親にしがみつき、泣きわめいていた幼稚園の頃…今の姿からは想像できないことです。
先日も、中間テストの勉強をしているのかと思ったら、部活動の後輩へ1人ずつメッセージを書いていました。そんな後輩思いの娘に成長しています。

結果としては、私たち夫婦が経験した乳幼児期の大変さも、子育てをしていく上で大きく役に立ったように思います。皆さんも、焦らず、我が子のペースを大切にしていきましょう。

「この大変さも今だけだから。いつまでも続くわけではない。」

疲れたときには、ぜひこの言葉を思い出してくださいね。

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