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産後の下痢が辛い。原因は何?対処法・予防法は?

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産後は下痢になるママが多いみたいです。原因は何なのでしょうか?対処法や予防法はあるのでしょうか?育児に対する不安や緊張、ストレスも加わって、不調やトラブルも起きやすくなっている時期です。辛い下痢の原因を知り上手に対処して育児をしていきましょう。

目次 産後下痢になるママが多い。原因は?
おなかがいたい…薬は飲んでも大丈夫?
血便がでた場合は病院へ行くべき?
産後の下痢が続く場合の対処法は?
産後の下痢を予防する方法は?
辛い時は迷わず周りに相談しましょう

産後下痢になるママが多い。原因は?

産後は下痢になってしまうママが多いです。原因は何でしょうか?

1.女性ホルモンの激変による体温の低下
産後は妊娠中に急上昇した女性ホルモンの分泌量が産後数日の間に急下降してしまい、女性ホルモンの分泌量がゼロに近くなります。女性ホルモンの中には体温を高める働きがあるホルモンがありますが、分泌量が産後に低下するので、それに伴って体温が低下し、冷えを起こします。

2.自律神経の働きの乱れ
女性ホルモンのバランスが悪くなると自律神経の働きの乱れも起こします。自律神経は血流の調節をしているので、冷えが起こります。この冷えが下痢を招く一因と言われています。

3.甲状腺機能の低下
正常に働いている自分の体の組織や細胞を攻撃する反応が起きてしまうことがあります。この自己免疫異常による病気が自己免疫疾患と言われ、その一つに甲状腺機能低下症があります。この疾患は産後に悪化しやすいと言われています。甲状腺機能低下があると、「冷え」を招くので、下痢になることがあります。

4.育児に対する不安や緊張などによるストレス
ストレスは自律神経の働きの乱れを引き起こします。自律神経の働きが乱れると体の「冷え」を招き、下痢を引き起こしやすくなります。

このように原因をみてみると、産後の原因に共通するのは「冷え」だということがわかります。

おなかがいたい…薬は飲んでも大丈夫?

母乳には免疫成分が含まれていたり、母乳を赤ちゃんに与える行為がより良い愛着形成を育んだりなど、たくさんの利点が知られています。ですから、母乳で育てたいと考えているママも多いことと思います。しかし、ママの体調が悪くなり、どうしても薬を服用しなければならなくなった時には、赤ちゃんへの影響を考えてしまいますよね。

ママが薬を服用するとほとんどの薬が母乳へ移行すると言われています。しかし、その量はごく微量なのでほとんど心配いらないということが知られています。ですから、薬の服用をあきらめたり、母乳で育てることをあきらめたりする必要はないのです。それぞれの薬の正しい情報を主治医より確認して、納得して薬を服用することが大切になります。

まれに授乳をしているママが飲まない方が良いとされている薬もありますので、安易に家庭の置き薬などの市販薬を服用することは避けるべきです。と言っても、赤ちゃんを抱えて、病院へ行くことがなかなかできない方もいらっしゃると思います。市販薬でとりあえず済まそうと考える方もいらっしゃると思います。そんな時は「国立成育医療研究センター」のホームページに「授乳中に使用しても問題ない薬」、「授乳中に服用してはいけない薬」の代表的なものが詳しく掲載されていますので、こちらを確認してから、服用してください。薬局へ行き、薬を購入する際は、授乳中であることを薬剤師さんに告げ、適切な薬を教えてもらうことが良いでしょう。

赤ちゃんへの影響を考えすぎて、ママ自身の体を壊しまうのは、防がなくてはいけません。ママが元気でなくては、赤ちゃんを育てていくのは困難です。不調が現れた時に、薬の服用で乗り切ることができるのであれば、それにこしたことはないのです。薬は用法、用量を守れば、ママの心強い味方になりますので、それほど過敏になる必要はないのです。

世の中には本当に多くのお薬がありますが、お母さんがお薬を使用すると、ほとんどのお薬は母乳中に移行するといわれています。でも、ほとんどのお薬は、「母乳中に移行するけれども、その量は非常に少ない」ことが知られています。
ですから、お薬を飲んでいるお母さんが必ずしも母乳をあげることをあきらめなくてはいけないわけではないですし、また母乳をあげるために必ずしもお薬をやめる必要はありません。個々のお薬についての十分な情報をもとに、主治医の先生と相談しながら決めていくことが大切です。

国立成育医療研究センター・妊娠と薬情報センター

血便がでた場合は病院へ行くべき?

血便が出た場合は、何が考えられるでしょうか?どのように対応をすべきでしょうか?

1.「痔」を疑う
下痢が続くと、肛門に負担がかかって、きれ痔(裂肛)になることがあります。血便が出た時にはこの「痔」をまず疑いましょう。下痢便の場合は、一気に排便するため、その勢いで肛門の粘膜を傷つけてしまうことがあるのです。いぼ痔(痔核)に比べ、出血量は少ないものの排便のたびに強く痛みます。痛みにより肛門括約筋がけいれんするためさらに痛みが増します。痛みがあると排便を我慢しがちになり、今度は便秘になることもあります。そして、排便時に肛門がさらに傷つくという悪循環になります。

2.「直腸がん」を疑う
もう一つ血便の原因として考えられるのは、直腸がんです。痔による出血と直腸がんによる出血はいずれも鮮血で区別がつきにくいのが特徴です。「痔」だと思っていたら、実は「がん」だったということもあります。

上記のように、血便は大きな病気のサインであることがあります。血便であったり、便の状態がコロコロ変わったりなど気になる症状があった場合は、ためらわず受診しましょう。

産後の下痢が続く場合の対処法は?

産後の下痢がなかなか治らない場合はどうすればいいでしょうか。

1.婦人科を受診する
上記のように、下痢の原因は「冷え」が原因です。冷えの背景には産後の生理的な変化以外にも甲状腺機能の低下、卵巣機能の低下などの病気が隠れていることがあります。たかが「冷え」と思わず、冷えが続いたり、辛く感じたりするような場合は、一度婦人科を受診することをおすすめします。診察の結果、病気が見つかったら、その病気の治療をすることが先決となります。卵巣機能の低下であれば、卵巣機能を整える手立てとして低用量のピルが有効です。冷え改善には漢方薬も有効なので、下痢が続く場合はぜひ、専門医に相談をしましょう。

2.効率的に体を温める
冷えが気になるときには、足浴も有効です。足浴を10分もすれば、体が芯から温まって、全身の冷えからも解消されます。足浴のお湯はポットなどにお湯を用意し、途中で熱いお湯を足しながら湯温を調整しながら行ってください。
首筋、手首、足首、太もものつけ根など冷えやすい部位は重点的に保温すると良いでしょう。また、入浴は半身浴がおすすめです。ぬるめのお湯で心臓より下の部分がつかる半身浴が有効です。

産後の下痢を予防する方法は?

産後の下痢は、事前に防げそうであれば、予防をするのに越したことはありません。予防法は何があるのでしょうか。

1. 運動をして筋肉をつける
下痢の原因である「冷え」を予防するには、まずは体内お熱を作り出している筋肉をつける鍛えることです。筋肉量が増えると冷えにくい体になります。筋肉は20歳代後半から運動をしないと年に1%ずつ落ちていくと言われています。特に産後ゆるみがちな骨盤底筋は骨盤底筋体操スクワット運動ヨガピラティスなどでインナーマッスルを積極的に鍛えておきましょう。尿漏れや骨盤臓器脱の予防、対策も講じることができます。骨盤底筋体操とは膣と肛門を自分の意思で動かすようにするものです。日常生活の中で膣と肛門をキュッと締めたり、ゆるめたりする動作を一日に何回か繰り返すことで骨盤底筋を鍛えることができます。

2. 血流をよくする食事を心がける
冷え症の人に意識的にとってもらいたい栄養素がビタミンミネラルです。ビタミンとミネラルは食べ物からエネルギーや熱を作るときに働く大切な栄養素です。ビタミン、ミネラルが不足すると、血流が悪くなります。ビタミンやミネラルは野菜や果物にも含まれていますが、玄米、あわなど雑穀類にも豊富に含まれています。反対に白砂糖、小麦粉、白米は体を冷やすので控えめにすると良いでしょう。また、血や筋肉をつくるタンパク質も積極的に摂取したい栄養素です。納豆、豆腐などの大豆製品や豆類は良質なタンパク質なので、おすすめです。また、しょうが、にんにく、ねぎは体を温める野菜として有名です。こちらも温かい味噌汁やスープなどに入れて積極的に取り入れたいですね。

3. 冷えやすい部分を温める
体の内側から冷え対策を立てるとともに、冷え予防も万全に行うようにしましょう。体の中でも、血管が皮膚のすぐ下を通っている首まわりや、テク部、足首、太ももの付け根は特に冷えやすい部分なので、マフラーや手袋などで保温しましょう。

辛い時は迷わず周りに相談しましょう

産後のママの不調は、周りの人にはなかなかわかってもらえませんよね。下痢といったトラブルも相談しにくい内容ですが、女性の保健師さんや助産師、先輩ママに相談をするのもよい方法ですね。不調を理解してもらうだけで、不調が緩和されることもあります。

また、不調の影には、病気が隠れていることもあります。産後は育児に追われて、不調を我慢しがちですが、辛いときは早めに受診をして、病気の有無を調べてもらうことが大切ですね。ママが不調を抱えていては、育児も辛くなってしまいます。赤ちゃんや家族のためにも、不調を我慢せずに、上記のような対処法を参考にいつも元気なママでいてくださいね。

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この記事を書いた人

じょい

二人の男の子のママです。
正看護師と教員免許を持っています。
教員として10年働いていましたが、現在は、子育てに専念するべく、主婦しています。...

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