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新生児の「ビタミンK欠乏症」とは?不足しがちなビタミンKを補う方法をご紹介

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ビタミンAやBに比べると、何に作用しているのかあまり明確なイメージがないビタミンK。というのも、大人では体内で作ることも可能であり、不足が心配されることはあまりないため。しかし、小さな身体の赤ちゃんにとっては栄養素の不足は深刻です。新生児のビタミンK欠乏症について、まとめてみました。

赤ちゃんにビタミンKが足りなくなると

生まれたばかりの赤ちゃんにビタミンKが足りなくなると、ビタミンK欠乏症となります。ビタミンKは、血液を凝固させるときに必要なビタミンなので、これが不足すると血が止まりにくくなります。

ビタミンK欠乏症の症状は、身体のさまざまな箇所からの出血です。鼻、傷口からの出血したり、皮膚にあざができる内出血となることもあります。消化器官での出血がおこった場合には、血の混じった嘔吐や便に表れます。

特に、頭蓋内出血では、生命にかかわる危険性があります。

世界的に見て,ビタミンK欠乏症は乳児の罹病と死亡の原因となる。ビタミンK欠乏症により通常,分娩後1〜7日で新生児の出血性疾患が発症する。

なぜビタミンKが不足するのか

ビタミンKは、生後まもない頃から1~2ヶ月までの赤ちゃんに不足しがちです。ママのお腹の中ではへその緒を通して栄養を吸収しますが、ビタミンKの移行は少なく、新生児期の赤ちゃんの体内にはあまりビタミンKの蓄えがありません。

また、生まれてから飲む母乳にも、含まれるビタミンKが多くないのです。このため、ミルクより母乳で育てている赤ちゃんの方がビタミンK不足になりやすいとされています。

ビタミンKは、大人であれば、腸内細菌から作ることもできるので、通常の食事をとっていればビタミンK不足となることはあまりありません。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの腸はほぼ無菌状態で、自らビタミンKをつくることもできないのです。

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ビタミンK欠乏症を防ぐために

出生時外傷による頭蓋内出血の発生を減らすため,生後1時間以内の全ての新生児に,フィトナジオン0.5〜1mgの筋注投与が推奨されている。

深刻な頭蓋内出血をも引き起こしかねないビタミンK不足。
これを防ぐために、通常病院では、ビタミンKシロップを赤ちゃんの生まれた直後と1週間後の2回与えます。

まだビタミンK不足が続く時期である、1ヶ月健診時においても、シロップ投与がされます。標準的な病院なら行われている投与なので、母乳育児だからといって、過度に心配する必要はありません。

ママがビタミンKを摂るためには

妊娠中や授乳中は、ママの身体にもビタミンKが不足しがちです。また、ママが摂取するビタミンKの量が少なければ母乳に含まれる量も少なくなります。

人体でビタミンKの栄養とされるのは、K1とK2があります。

K1は主に、植物の葉緑体に由来するものであり、緑黄色野菜や海藻類に多く含まれます。豆類や植物油、魚にも含有されています。食事に好き嫌いが多い人なら、緑茶を飲むのもよいでしょう。

K2は微生物に由来するものであり、人間の腸内で作られるビタミンKもこれにあたります。食品から摂取するなら、納豆やチーズなどの発酵食品を摂りましょう。

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この記事を書いた人

yumiK

2人の男の子の母。おむつはずしの日々もおねしょに悩んだことも、笑って話せる思い出になってきました!...

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