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産後の肥立ちとは?期間と肥立ちが悪い原因を知り、対策を!更年期への影響はある?

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よく耳にする「産後の肥立ち」とはどのような意味かご存じでしょうか?このまとめでは産後の肥立ちの時期や過ごし方、また産後の肥立ちが悪い原因や更年期への影響など、産後の肥立ちについて知っておきたい情報を詳しくご紹介したいと思います。

目次 産後の肥立ちとは?
産後の肥立ちの期間は?いつからいつまで続く?
産後の肥立ちが悪いとは、どんな症状?
産後の肥立ちが悪いとどうなるの?
産後の肥立ちを良くするにはどうすればいい?
産後の肥立ちを良くする食べ物5選
産後の肥立ちと更年期への影響について
最後に

産後の肥立ちとは?

「産後の肥立ち」とは妊娠、出産で大きく変化をしたママの体や心が妊娠前の状態にまで回復することを指します。よく耳にする「産後の肥立ちがよい」、「産後の肥立ちが悪い」という表現は「ママの体が順調に回復しているかどうか」を意味しているんです。

「肥立ち」という言葉は「肥え太る」という意味を持ちます。現在では「太る」はマイナスのイメージがありますが、昔は健康の象徴でもありました。昔は食生活が貧しく、妊娠・出産で体力を奪われてやつれてしまう女性が多かったのです。また、出産が原因で亡くなってしまった女性も少なくありませんでした。

そのため、昔は産後1カ月は布団を敷きっぱなしにして横になり、しっかりと体を休めることを大切にしていました。家事を控えてゆっくりと休み、滋養のある食べ物を積極的に摂って太る=体力の回復を目指していたのです。

現代では出産後の栄養状態で命を落とすことはほとんどありませんが、昔と同様に産後の肥立ちの時期は無理せずゆったりと過ごすことが勧められています。

産後の肥立ちの期間は?いつからいつまで続く?

「産後の肥立ち」の期間は医学的には「産褥期」と呼ばれています。産褥期は出産後、体が妊娠前の状態にまで回復する期間のことで、出産から産後6週間~8週間までの期間のことを指します。また産褥期では以下のように体が回復していきます。

■子宮の復古
妊娠末期の子宮は胃の高さまで膨らんでいますが、分娩後は急激に収縮し、おへその下5センチまで小さくなります。その後子宮は収縮を続けながら6週間ほどかけて元の大きさへと戻っていきます。子宮の収縮の際には痛みを感じることもあります(後陣痛)。

■悪露
産後は出産の時の出血の残りや卵膜、子宮内膜のかけらなどが子宮から排出され、これらを「悪露」と呼びます。悪露は産後3~4日までがピークで、その後だんだんと減少していきます。はじめは血液が多く暗赤色をしていますが、次第にピンク→黄色のクリーム状→透明へと変化し、約1ヶ月ほどでなくなります。

■産道や会陰切開の傷の回復
産道や会陰切開の傷は産後2~3日まで痛みを感じやすく、2週間ほど違和感を感じることもあります。ただし1ヶ月を過ぎるころには回復して痛みを感じなくなります。

産後の肥立ちが悪いとは、どんな症状?

「産後の肥立ちが悪い」とは、産後の体の回復が順調ではないことを指しています。具体的には以下の症状が挙げられます。

■産褥熱
産後24時間以降~産後10日の間に38度以上の熱が出てしまうことを指します。分娩の際に産道や子宮へ細菌が感染することで起こります。現代の医療では重篤化することはあまりありませんが、抗生物質の無かった時代では妊産婦の主な死亡原因となっていました。

■子宮復古不全
なんらかの原因で子宮が妊娠前の状態にまで戻っていない状態を指します。子宮が大きく柔らかいままで、赤い悪露が長く続きます。胎盤や卵膜が子宮内に残っていることが主な原因と考えられますが、子宮内での細菌感染や、子宮筋腫、難産なども原因でおこることがあります。

■乳腺炎
乳腺の炎症によって乳房が腫れたり、熱を持ったり、痛みを感じたりして授乳が困難になる症状を指します。母乳が乳腺につまってしまう「うっ滞性乳腺炎」と、乳頭の傷などから細菌感染する「細菌性乳腺炎」があります。

■骨盤のゆがみ
妊娠、出産では骨盤が大きく広がりますが、産後約3~4ヶ月かけて元の位置に戻っていきます。しかし、産後に骨盤がゆがんだ状態になってしまうと腰痛を招きやすくなります。また、骨盤がゆがむとホルモンバランスが乱れると言われており、生理痛、不妊、更年期障害の原因となると考えられています。

■骨盤底筋のゆるみによるトラブル
骨盤底筋とは骨盤の中で内臓を支えている筋肉の総称です。この骨盤底筋は妊娠、出産の際に大きく引き伸ばされるため、産後はゆるんだ状態になっています。骨盤底筋の機能が戻らないうちに重いものを持ったりと無理をしてしまうと、尿漏れなどの排尿障害や子宮、膀胱、直腸が骨盤底筋で支えきれずに膣から体外へとでてしまう、「骨盤臓器脱」を招いてしまう可能性があります。

■産後うつ
産後は一時的に精神不安定になりやすく、このような症状は「マタニティブルー」と呼ばれています。ホルモンバランスの乱れから疲労感や涙もろさ、不安感を感じやすくなりますが、産後2週間ほどで治まっていくことが多いです。しかし、これらの症状が長く続く場合は産後うつの可能性があります。

産後の肥立ちが悪いとどうなるの?

産後の肥立ちは将来的な健康状態にも影響を及ぼすと言われています。産後の肥立ちの時期に無理をしてしまうと、先ほどご紹介した症状だけでなく疲れやすさやめまい、吐き気、倦怠感など心身の不調が続いてしまうことがあります。これは体内の自律神経のバランスが乱れてしまうことから起こります。

自律神経のバランスが乱れる「自律神経失調症」は体の疲れや心の疲れ(ストレス)が原因となります。また、自律神経は女性ホルモンのバランスにも影響されやすく、出産後は女性ホルモンのバランスが乱れるために自律神経のバランスも乱れやすくなります。

自律神経失調症はなかなか治療が難しく、また治療が長期にわたる可能性もあります。心身へのダメージの多い産後は特に体を大切にして、自律神経の不調を招かないように注意する必要があります。

また自律神経の乱れは体調不良だけでなく、生理や排卵、妊娠にも影響を及ぼすため、生理痛の悪化や生理不順、不妊へとつながってしまう可能性があります。体の不調を軽く考えず、じっくりと休息をとるようにしたいですね。

産後の肥立ちを良くするにはどうすればいい?

産後の肥立ちをよくするには、十分な休息をとって体を回復させることが重要です。ここでは産後の肥立ちをよくするために重要なポイントを4点ご紹介します。

1.心身ともにゆったりとする
産後は思っている以上に休養が大切な時期です。周囲に手助けをしてくれる人がいたら家事を任せて、なるべく横になれる時間を作りましょう。

2.バランスのよい食生活を心がける
産後は母乳を作るためにカルシウムが不足しがちになります。また、出産で傷ついた体を修復するにはタンパク質、失った血液を作るには鉄分をしっかりと摂る必要があります。いつも以上に食事のバランスを意識してたくさんの食材を食べるようにしましょう。

3.目を休ませることを意識する
「産後は目を使うな」という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、実はこれには理由があるんです。産後は血液不足で目の周りの血流も悪くなるため、いつも以上に疲れを感じやすくなります。スマホやテレビ、パソコンを使う際には長時間にわたって使用するのは避け、時間を定めて使用することをおすすめします。

4.入浴を控える
血液が多い悪露が続いている間に入浴をすると細菌感染をしやすくなります。悪露が軽くなるまではシャワーで済ませるようにしましょう。

産後の肥立ちを良くする食べ物5選

産後の肥立ちをよくするためにはどのような食べものが適しているのでしょうか?
産後の肥立ちで特に取り入れたいのがタンパク質、鉄分、カルシウムの多い食材です。これらを食事に取り入れることで食事の栄養価をぐっと高めることができます。

1.豆腐、納豆などの大豆製品
タンパク質といえば肉や魚のイメージが強いものですが、実は大豆にも良質なたんぱく質が多く含まれています。お豆腐をお味噌汁に入れたり、冷奴として食べたり、また、納豆や豆乳を摂ったりとレパートリーが多いのも魅力です。

2.レバーや海藻類
鉄分の補給にはレバーやわかめ、ひじきなどを積極的に摂るようにしましょう。

3.ほうれんそう、小松菜
ほうれん草と小松菜には鉄分が多く含まれています。お料理で葉もの野菜を使いたいときにはこちらの二つを積極的に使いましょう。

4.大根、ニンジンなどの根菜
根菜には低カロリーにもかかわらず栄養豊富で、ビタミンや食物繊維が多く含まれています。体を温めてくれたり、胃腸の調子を整えたりする効果も期待できます。

5.牛乳などの乳製品
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品には体内への吸収率のよいカルシウムがたくさん含まれています。産後は母乳を作るためにカルシウムが多く失われてしまうので、意識して食事に取り入れるようにしましょう。

産後の肥立ちと更年期への影響について

よく「産後の肥立ちが悪いと更年期へ影響する」といわれますが、実は医学的には直接的な影響は認められていません。更年期に起こる「更年期障害」の症状は加齢に伴う女性ホルモンの減少が主な原因ですが、産後の過ごし方だけで症状が変化するとは言い切れないようです。

更年期障害の症状は、加齢によって女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少してしまうことで自律神経が乱れることが引き金になります。このため産後の肥立ちがよくても、悪くても更年期障害の症状が出てしまう可能性はありますし、症状の軽さ、重さもその時にならなければ分かりません。

ただ、産後の肥立ちが悪く子宮内にトラブルを抱えてしまったり、無理をして骨盤のゆがみが残ってしまったりすると将来的に婦人科系の疾患にかかりやすくなることが考えられます。

また更年期に多い尿漏れの悩みも、骨盤底筋の緩みや骨盤臓器脱が大きく関係しています。産後に子宮や骨盤やその周りの筋肉に与えたダメージは思った以上に体に残ってしまうことを忘れずに、体を大事にいたわってあげましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?産後のママにとって「肥立ちの時期」は体を休めるとても大切な期間です!慣れない育児で大変な時期でもありますが、周囲の人の力を借りながらゆったりと心身を休めましょう。 また、もし辛い症状が現れてしまったときには早めに病院へと相談しましょう。少しでも心配ごとを減らすことも産後の肥立ちにはとても大切です。 赤ちゃんとの新しい生活を無理せず、気負わずに穏やかな気持ちで過ごせると素敵ですね。

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まいちむ

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