赤ちゃんを目の前にしてどうしてよいかわからないとき、知らず知らずのうちに「いないいないばぁ~」をしていませんか?(困ったときの「いないいないばぁ~」頼みってありますよね!)赤ちゃんによって差はあるようですが・・・「いないいないばぁ~」の楽しさがわかるためには、ある発達段階に達していなくては無理なのだそうです。
つまり、自分と相手は違うということがわかること、相手の顔が一瞬見えなくなるけれどもその顔を覚えておける短期の記憶力がついていること、そしてその顔が再び現れることを予測できること・・・こうした発達段階に達して初めてその楽しさがわかるのだそうです。この理論を見出した心理学者のピアジェ氏はこれを「物の永続性」と呼んでいます。
「いないいないばぁ~」の楽しさがわかるにはいくつかの能力が必要!
6,240 View赤ちゃんって「いないいないばぁ~」が好きですよね~でもその楽しさがわかるには、ある発達段階まで達していないと無理なのだそうですよ!その発達段階とはなんでしょうか?
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032003584いないいないばぁ~の楽しさがわかるには?
子どもの発達段階にあった遊び?
多くの赤ちゃんは予測通りの顔が再び現れることが面白くてたまらず、何度も何度も繰り返しやるようにせがみます。あまりのしつこさに、「え~っ、まだやるの?」と言いたくなることもありますが、「いないいないばぁ~」の楽しさがわかるまでこの子は成長したのだな~と思えば、気長につきあうこともできますよね。
発達段階といえば、「物の永続性」がまだわからない赤ちゃんは目の前にあるおもちゃをハンカチで隠したとしても気付きませんが、理解している赤ちゃんは「あれっ、ここにあったはずなのに」と周りを探し出すのだとか。そしてもっと発達が進むとハンカチを自分でとることができるようになるそうですから、子どもの発達段階にあった遊びをしてあげることが大切ですね。
この頃の赤ちゃんには見える世界がすべて!
しかし、「いないいないばぁ~」がわかるようになったからといって、この頃の赤ちゃんには、まだ目に見えるものだけしか存在していないという段階だそうですよ!だからママの姿が見えなくなると不安になって、泣きながら家中を探したり、トイレにまでついて行くのですね。ママにしてみれば、「この子は甘えん坊で困っちゃう~」と思われるかもしれませんが、この頃の赤ちゃんにとっては、「ママが見えなくなること=いなくなること」なのですから、一大事ですよね!
しかし、こういった後追いは、赤ちゃんがママのことを唯一無二の特別な存在と認識している証でもあるそうですから、その優越感をじっくり味わっておかれた方がいいかもしれませんね。
まとめ
子どもって小さな力を少しずつ身に付け、一つ一つのことができるようになったりわかるようになったりして、大人になっていくのですね。ちょっと感動的ですよね?だからこそ、発達にあった働きかけがとても大切なのですよ。
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