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子どもを日本の同調文化に慣れさせていいのだろうか

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半年間、家族でアジア放浪旅をしてきて日本に帰ってきたら、居心地の良いこと!やっぱり日本っていいなあ〜と思った反面…。「いじめの原因」って、こんなところにあるのかな?と思ったり。もちろん、子どもの社会では、世界中どこ行ってもいじめはあるけど。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174008793

育休中に家族全員でアジア放浪をしていた我々が、約半年ぶりに日本に帰ってきた時のことです。

人見知りでシャイな我が家の長男。

通っていた幼稚園に復帰した時は、久しぶりの友だちとの再会に、心の準備がまだできていないためかすっかり緊張しているようでした。

といっても、行ってしまえば十分楽しんでいる様子。

友だちはみんな首をながーくして待っていたくれたようです。ありがたいことでした。

幼稚園は、いや日本は、とても居心地が良い

子どもを日本の同調文化に慣れさせていいのだろうかの画像1

もともと小さな家庭的な雰囲気のある幼稚園なので、シャイな長男にはとても合っています。本人もアジアにいた時は、”早く日本の幼稚園に行きたい”と言ってました。

シンガポールに3ヶ月弱滞在した時には、長男は現地の幼稚園に通ったのですが、当然、慣れないことばかり。
当初は知らない友だちばかり、分からない言葉ばかりの中で、相当がんばって通っていました。

なんと言っても、友だちも先生も、人種も国籍がバラバラ(20カ国以上)、言葉も宗教も多様という環境でしたから、そういった多様性のある世界を経験したこと自体が初めてでした。

それに比べると、慣れている、慣れていない、ということ以上に、日本の均一性、さらに同質な考え方(住んでいる地域や年齢などで、かなり考え方が近くなる気がします)には、安心できる居心地の良さを子ども自身が無意識に感じているようです。

これは日本に住んでいると、大人であっても無意識に感じている、安心感や居心地の良さではないでしょうか。

日本でも「多様性」はキーワードだけれど

子どもを日本の同調文化に慣れさせていいのだろうかの画像2

いやいや日本の中でも考え方は多様だし、子どもたちもそこまで均一、同一ではないという声もあるかと思います。日本国内だけを見たらそうなのかもしれないのですが、世界と比べると、国内のそうした差はかなり微差に感じました。

例えば、MITメディアラボの初代所長ニコラス・ネグロポンテ所長は均一性の弊害について以下のように述べています。

<均質な社会、同質な思考法は、創造力の多様性への障害になる>

日本における幼稚園(保育園)は、日本のすべての学校教育機関(期間)の中で最もクリエイティブだと思っているのですが、そうした機関(期間)に多様性があることが望ましいのかもしれません。

多様化する世界に巻き込まれていく、これからの子どもたち

今の子どもたちが大人になる時代は、日本にいても、どうしても世界の多様性に巻き込まれていくと思います。
だからこそ、「人と一緒が安心」「みんな同じにしよう」そういった要素が強い日本文化に慣れてしまうと、それなりのリスクが伴うのではないでしょうか?

これからは、「多様性」を拒否せず、受け入れて、さらに自分のアイデンティティを保ちながらも、社会と付き合わなければならない、そういうことが求められる世代になっていくでしょう。

そのためにも、「均一性に安心感を持ち、慣れていく」のではなく、早くから多様性という経験を積んでおくことは大切だとつくづく思います。

また日本では、学校でちょっと人と違ったり考え方が異なると、いじめられたり変わった人と見られることが多いという話もよく聞きます。人と違うことをしても(良ければ)評価をする世界とは少し違う面があるようです。もちろん他の国でも、変わったことをするのは大変だし評価されにくい面もあるかとは思いますが。

とはいえ日本は居心地が本当に良い。

意識的にそういう環境をつくらないとますます差がつく気がします。

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この記事を書いた人

吉田 和充

クリエイティブコンサルタント
経営戦略、広報広告戦略の立案、実施、プロデュース、商品開発、新規事業立ち上げ、海外進出プロデュースなど
日本と世界をつなぎなが...

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