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公開 2015年11月30日  

◯◯のサイズアップが勲章!超低出生体重児の成長を感じる瞬間とは?

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1000g未満の体重で産まれてくる赤ちゃんのことを、「超低出生体重児」といいます。最初はママの手のひらで体を包み込めるほど小さいのですが、◯◯がサイズアップしていく様子から、成長をリアルに感じることができます!


目次 医療の進歩で、小さく産まれる赤ちゃんが増えています
超低出生体重児のお世話に欠かせない、ミニサイズのオムツ
少しずつサイズアップするオムツに感動!
小さめのオムツは、市販もされています

医療の進歩で、小さく産まれる赤ちゃんが増えています

通常よりも小さく産まれる赤ちゃんのことを、一昔前は「未熟児」と呼んでいました。
現在は、2,500g未満で産まれる赤ちゃんを「低出生体重児」、特に小さい1,500g未満の赤ちゃんを「極低出生体重児」、さらに小さい1,000g未満の赤ちゃんを「超低出生体重児」と呼んでいます。

赤ちゃんが小さく産まれる理由は様々ですが、その数は近年増えているようです。背景の一つには、新生児医療の進歩のおかげで元気に育つことができるようになってきていることが挙げられます。

超低出生体重児のお世話に欠かせない、ミニサイズのオムツ

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我が家の双子の娘たちは、どちらも1000g未満の超低出生体重児として誕生しました。
小さく産まれた赤ちゃんたちは、NICUと呼ばれる新生児集中治療室で治療を受けます。保育器の中に入った娘たちに初めて会った時、最初に驚いたのが「ちゃんと立派なオムツをつけている!こんなに小さなオムツがあるなんて!」ということでした。

娘たちがつけていたオムツは、大人のおりものシートくらいの大きさの本当にミニサイズなものでしたが、テープ式で横モレ防止のギャザーも付いており、ちょっと感動的でした。

保育器の中に入っていても、面会中はママが自分でオムツを替えてあげたり、体を拭いてあげたりといった「育児」をします。超低出生体重児用のオムツは、私にとって初めての育児の大切なパートナーでした。

少しずつサイズアップするオムツに感動!

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子どもたちの体重が少しずつ増え、体も肉付きが良くなっていくに連れて、オムツもサイズアップしていきました。

NICU内の備品置場にサイズ順にオムツが並べられていて、一つ隣のオムツを使えるようになることが、嬉しくてたまりませんでした。
保育器の中で過ごす赤ちゃんは、温度管理や体の様子を観察しやすくするといった目的のために、新生児服を身に着けていないケースが多いです。
いつも裸にオムツ姿のため、オムツのサイズアップ感がとても分かりやすく、まるで勲章のようでした。

小さめのオムツは、市販もされています

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小さめの新生児用オムツ(左)と、現在使っているLサイズのオムツ(右)

退院する頃もまだ体重が2000g台で小柄だったため、市販のオムツで大丈夫かな?と心配でしたが、新生児サイズより一回り小さなオムツが市販されていました。

当時はまだ2種類ほどしか売られていなく、購入できるお店も限られていましたが、今はさらに多くのメーカーから小さめオムツが出されているようです。病院で使っていた医療用の小さなオムツは持ち帰ることができませんでしたが、市販されていた中で一番小さな新生児用オムツは、今も1枚ずつ記念にとってあります。

娘たちが大きくなったら、がんばってきた証としてプレゼントするつもりです。

小さな赤ちゃんを育てることは不安もいっぱいですが、このようなオムツの存在が安心感や楽しみにつながります。小さな赤ちゃんを持つママの育児をサポートするようなグッズが、今後もっと増えるといいなと願います。

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