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産後にぜひ活用したい!無料で助産師に相談できる「新生児訪問制度」とは?

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赤ちゃんが生まれてから、多くのママが小さなことも不安に感じています。母乳は出ている?泣き続けるのはなぜ?ウンチの回数が多い?お洋服の枚数は?など、分からないことだらけで戸惑うことも多いでしょう。そんな不安を和らげてくれる「新生児訪問制度」を知っていますか?この制度は、助産師の訪問を「無料」で受けられる行政サービスのこと。今回は新生児訪問についてご紹介します。

新生児訪問制度とは?

まず、新生児訪問制度とは何でしょうか。厚生労働省HPでは、このように説明されています。

1.事業目的
すべての乳児のいる家庭を訪問し、子育ての孤立化を防ぐために、その居宅において様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する必要な情報提供を行うとともに、支援が必要な家庭に対しては適切なサービス提供に結びつけることにより、地域の中で子どもが健やかに育成できる環境整備を図ることを目的とした、広く一般を対象とした子育て支援事業である。

新生児訪問を受けられる時期や回数は各市町村によって若干異なりますが、一般的に「産院を退院後から2~4ヶ月までの間」で、「1回または2回」受けられます。「お1人目のお子さんのみ」の市町村もあれば、何人目でも受けられる市町村もあります。

ただ、このサービスは強制ではなく「希望した方」が対象なので、保健所や保健センターに「出生報告はがき」を出していないと受けられないことがあります。

また、里帰り中であっても受けることができます。住民票がなくても「赤ちゃんが生活している場」で受けることができる、ありがたい行政サービスなのです。

新生児訪問ってどんなことをするの?

新生児訪問は、以下のような目的で行われます。

7.実施内容
(1) 本事業は以下の内容を実施するものとする。
[1] 育児に関する不安や悩みの傾聴、相談
[2] 子育て支援に関する情報提供
[3] 乳児及びその保護者の心身の様子及び養育環境の把握
[4] 支援が必要な家庭に対する提供サービスの検討、関係機関との連絡調整
(2) 実施内容については、市町村の判断により訪問者の専門性に配慮したものとし、必要に応じて専門職と専門職
以外の訪問者との役割分担を明確にするなどの対応をとることが望ましい。

新生児訪問とは、具体的にどのようなことをするのでしょうか?

まずは問診です。ママが育児で不安に感じている点や、どのような育児をしているのかなどを質問されます。次に赤ちゃんの身体を診てもらい、湿疹などのトラブルケアの説明や、体重測定などを受けます。授乳についても、ママのおっぱいの状態に合ったラクな吸わせ方の紹介や、ミルクの追加量が適切かどうかのアドバイスを受けることができます。

それだけでなく、産後の体調に合わせた食事の摂り方の工夫や、2人目以降のときは上のお子さんとの関わり方についてなど、その方に合わせた内容を教えてもらうことができるサービス、それが新生児訪問です。

助産師は、こんな思いで新生児訪問をしています

私は助産師なので、新生児訪問をしています。新生児訪問歴は18年で、今まで数千人の赤ちゃんのお家へ訪問してきました。

新生児訪問に伺うとよく「新生児訪問て、体重を計って終わりだと思っていました」「こんなにゆっくり話せるとは知りませんでした」という声を聞きます。「未熟児しか受けられないと思っていたので」とか、出生報告の葉書を出すことすら知らなかった…という方もいらっしゃいます。

そんな声を聞くと、新生児訪問のことをよく知らないのはもったいないなぁと感じます。妊婦健診や入院中は、マンツーマンで1時間、ゆっくり相談する機会はほとんどなかったのではないでしょうか?新生児訪問は、約1時間「無料」で個別に相談できる良いチャンスなの。ぜひ活用していただきたいのです。

訪問を予定していた日の朝に「あせもがひどいので訪問は受けずに病院に行きます」と連絡があったことがあります。
「赤ちゃんに日常的にできやすいあせもだからこそ、生活の中で改善できる工夫を一緒に考えましょう」とお伝えし、ご自宅に訪問しました。乳児湿疹の場合、生活の中で改善できる点やケアできることもたくさんあるからです。その方はお洋服の枚数やお風呂の入れ方を変えるなどを実践し、数日で湿疹はきれいになりました。

私はいつも、「新生児訪問を受けて、少しでも育児が楽しくてラクになるコツをつかんでもらえますように」と祈るような気持ちで訪問しています。また、かわいい赤ちゃんに会えるだけでもうれしいものです。

相談できる機会をぜひ活用して

中には、訪問する助産師との相性が合わなくて、期待していたような訪問指導が受けられないこともあるかもしれません。また、産後は疲れているから来客は面倒くさい、ということもあると思います。ごくごくたまに「散らかっているので玄関先で」という方もいらっしゃいますが、赤ちゃんとの生活の場を見ることで、よりその方に合った具体的なお話ができることもあります。

日本中どこに住んでいても、保健所・保健センターの新生児訪問は受けられます。里帰りが長い方は里帰り先でも受けられるので、ぜひご活用くださいね。
詳細は、お住まいの保健センターにお問い合わせください。

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出産・産後 産後の生活 産後(産褥期)の過ごし方

この記事を書いた人

momotaro

埼玉県内の助産院院長。

助産師・看護師として、幸せな母乳育児をアドバイス。
母乳育児支援では「ママにとってのラクチン授乳」と「赤ちゃんの気持ち通訳」を...

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