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産後の子宮収縮の痛みはいつまで続く?正常な子宮収縮のための対策

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産後に突如襲う子宮収縮による痛みに苦しむママも多いはず。この子宮収縮の痛みはいつまで続くのでしょうか?今回の記事では、正常に子宮収縮を行うために必要な対策について、詳しく解説します。また、痛みが激しい場合の対処法や病院に行くべきかなど子宮収縮にかかわる不安にもお答えします。

目次 子宮収縮は、産後に体が戻るプロセスの1つ
子宮収縮の痛みの原因は?
子宮収縮の痛みはいつまで続く?先輩ママの体験談
子宮復古不全とは?
正常な産後の子宮収縮を促すための6つの予防策
出産後の変化についていくには

子宮収縮は、産後に体が戻るプロセスの1つ

出産によって、赤ちゃんだけではなく胎盤、羊水など、全部で5㎏ほどの内容物が外に出てしまうことになります。妊娠を維持するため、母親の体は、胃や腸、膀胱などを押しのけてそれらを体内に収めてきました。妊娠中、内臓器官はひっそりと隠れて増大する子宮を見守ってきたわけです。
 
妊娠後、徐々に体内でバランスを取りながら、子宮は大きくなっていきます。一方、出産では一気に5㎏分ものスペースができることになります。子宮自体も、時間をかけて妊娠前の大きさまで戻らなくてはなりません。内臓の位置が急激に変わるわけですから、内臓側にしてみれば一大事です。

母体もそれだけの変化をスムーズに受け入れようと活発にホルモンが動き出しますが、ホルモンの動きだけで産後の体が元に戻るわけではないのです。ホルモンと母体の活動がバランスよく呼応しあって、ようやく働きだすのです。

海外では、産後1~2日で退院して、すぐに日常生活を始めることが多いようですが、日本には「産後21日の床上げ」という習慣があります。産後21日の床上げとは、産後3週間は布団を敷きっぱなしにして、赤ちゃんの世話をしながら子宮が収縮する時期の母親がいつでも休めるようにする、という日本独自の素晴らしい習慣です。

産後の体が、順調に復活しているかどうかは子宮収縮の状態が一つの目安になります。

子宮収縮の痛みの原因は?

痛みの原因は後陣痛(あとばら)であるといわれています。以下でそのプロセスについて説明します。

■子宮の回復
妊娠後期には、胃の高さまで膨らんでいた子宮が、分娩で胎盤が外に出ると強く収縮し、おへその下5~6㎝まで小さくなります。ここで強く収縮することで、胎盤がはがれた後の出血を止めることができるのです。

数時間後には一時的に収縮する力が弱まり、産後12時間頃にはおへその高さまで戻ります。この間、助産師などが頻繁にマッサージに来ると思います。これは子宮の収縮をスムーズにし、産後の出血を止めるためです。けっこう痛いことがありますが、体内に出血などが大量に残ると、血液はばい菌が育つ培地として最高のものなので、とにかく残さない状態にしたいわけです。

その後、子宮は収縮を続けながら、約6週間かけて、妊娠前の元の大きさへと戻ります。

■悪露
産後は子宮から出産時の出血の残りや、胎児の卵膜、子宮内膜のかけらなどが出てきます。このことを「悪露(おろ)」と言います。悪露は、子宮が収縮することによって排泄が促されます。

■後陣痛
子宮を元の大きさに戻すため、産後の出血を止めるため、悪露の排泄を促すために子宮はぐっと収縮します。これを後陣痛(あとばら)と言います。

実際の出産のための陣痛とプロセスは一緒ですが、赤ちゃんに会うための陣痛と違って静かな状況で起きるため、より痛みを大きく感じることも多いですね。痛みがある場合は、湯たんぽで温めると効果があります。

子宮の復古を促すため子宮収縮剤を出されることが多いですが、痛みが強いようなら処方を止めてもらったり、鎮痛剤の処方も可能です。

子宮収縮の痛みはいつまで続く?先輩ママの体験談

後陣痛の痛みの程度はかなり個人差があることが分かります。もっとも後陣痛が激しいのは、おおよそ産後2~3日と言われています。出血を一気に抑え、排出しようとしている時期ですね。ただし、この期間も個人差大です。

また、痛みは一般的には経産婦の方が強いようです。前回の出産時にホルモンの指令を受けるレセプターが体の中に増えているので、ホルモンの指令を敏感に感じることができます。このため、経産婦は初産婦より分娩時間も短いことが多いのですが、子宮の戻りも早く、その分痛みが強く感じるのです。さらに、母乳を飲ませているとホルモンの分泌の関係で、子宮の収縮が早まるため痛みも強く感じます。

後陣痛すごく辛いです!!!!。。。。
こんばんは。本日AM2時に2人目を無事出産することができました!! 陣痛もいきむ時の痛みも全て乗り越えて安堵感でいっぱいだったのものつかの間…後陣痛が予想をはるかに越える痛みでつらいです。本陣痛を思い出させる強い痛みです。

一人目二人目は軽かったのですが、3人目は出産当日は脂汗が出るくらい痛くてのたうち回りました。
3日位は辛かったです。
2週間位は生理痛のような鈍痛がありました。

痛みの感じ方は人それぞれですんで何とも言えませんが私は起きられないほどひどくなかったです。当日も数時間後にはウロウロ歩き回っていたので助産師さんには誉められ、同室の初産婦さんには驚かれました。

子宮復古不全とは?

子宮復古不全とは、子宮の収縮が不十分なために産後の子宮の回復が妨げられている状態のことです。この場合は、正常な産褥期に比べて子宮が大きくやわらかいという特徴があります。

■原因
・胎盤片、卵膜片などの子宮内の残存物
・過度の安静
・膀胱、直腸の充満
・子宮筋腫の合併
・遷延分娩、難産(多胎、巨大児、羊水過多などで子宮壁の過剰伸展を含む)

■注意したい症状
・血性の悪露
・多量の子宮出血
・長期に続く晩期出血

■検査と診断
診断をつけるには、産褥期に子宮が異常に大きく柔らかく、子宮底が高いという臨床所見で診断されます。
 
内診で異常が認められた場合には、超音波検査をします。これにより、子宮の大きさ、子宮内容の残存物や子宮膣内の血液の貯留が、画像として客観的に評価されます。

■気づいたらどうする?
子宮の回復のためには、産褥期に極度の安静を避け、排尿や排便を促します。また、授乳を行い、乳頭に刺激を与えることも子宮の復古を促します。

医療機関では、3つの方法がとられます。

1.子宮収縮剤の投与
特に復古不全でなくても、処方されることが多いです。復古が順調で、収縮剤によってむしろ痛みが出るようなら中止します。

2.抗生物質の投与
悪露などが十分に排泄されていないと、感染源となり、そこにばい菌がついて熱が出ることがあります。それに対してばい菌を退治する薬です。

3.掻破術
なかなか排出が促されない場合、時に用手的に排出を促します。ただ、子宮内がまだ柔らかい産後1か月は避けます。

正常な産後の子宮収縮を促すための6つの予防策

1.排尿や排便を我慢しない
妊娠中、急激に大きくなる子宮によって、膀胱や腸は隅に追いやられています。そのために、内臓器の大きさも変化します。膀胱なら、通常は300~400ml貯められたのに、200mlくらいで充満して尿意を感じる、というような状態です。

妊娠中の変化はゆっくりなので、体も対応していきますが、出産後の変化は急激です。突然スペースが戻っても、膀胱の感覚はすぐには戻りません。そのために、産後はなかなか今度は尿意を感じにくくなります。

ただ、それでも尿量を作るペースに変動はないので、自由になった膀胱にどんどん尿はたまっていきます。尿意を感じないので放っておくと、500ml以上たまっていた、なんてこともよくあります。便が貯留する腸に関しても、同じことが言えます。このような状態だと、子宮が収縮するのが妨げられてしまいます。

そのため、産後すぐは、尿意を感じたらトイレに行く、のではなく、時間を見てトイレに行きましょう。初回排尿は付き添ってくれる産院が多いと思います。便が出ないようなら、下剤を処方してもらいましょう。

2.体調を見て、なるべく早く歩き出す
内臓器をはじめ体の組織が活発に動くには、体そのものを動かして血流を良くすることが最も効果があります。産後、体は本能で子宮を戻そうとしますが、過度に安静にしていると子宮復古も遅くなりがちです。医師の指示が必要な場合もありますが、自分の体と相談しながら、少しでも歩くようにしましょう。

3.おっぱいをあげる
赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸うと、子宮復古に必要なホルモンが活発になり子宮収縮を促します。産後、授乳をしていると、下腹が痛むことがあるのはこのためです。痛みが強ければ鎮痛剤も処方できますので、痛みと付き合いながら授乳はした方が良いでしょう。

4.産褥体操
骨盤をスムーズに開かせるためにしていたマタニティヨガに対して、今度は骨盤を締めていくような体操になります。時期や出産の状態によってペースがありますので、助産師などに相談しましょう。

5.睡眠、休養
ある程度活動も必要ですが、それに対して休養も必要です。活動して血流を良くし、休養中に血流で運ばれた酸素や栄養をいきわたらせる、といったイメージでバランスが必要です。

6.出産前からの準備
準備も必要です。子宮を戻す力も筋肉です。子宮筋は鍛えられる種類の筋肉ではありませんが、ウォーキングやヨガなどでできるかぎり体力を落とさない状態で出産に挑めれば、全身の力で復古がスムーズになります。

出産後の変化についていくには

赤ちゃんを産んだ瞬間は、喜び、ほっと安堵する、くたくたで何も考えられない…いろいろな感想があると思います。赤ちゃんをはじめて抱っこして、初乳をあげて、次々と初めてのチャレンジも続きます。

しばらくは高揚感に支配されていますが、徐々にぺったんこになったお腹、トイレに行こうと歩き出したら力が入らない、など現実的な体の変化に気づいていきます。私も、初回歩行はまともに立ち上がれず、這うような状態でした。

赤ちゃんのお世話をしながら、自分の産後の体の変化に対応していくにはある程度予備知識が必要だと思います。産後に起こり得ることや状態をイメージして出産に臨めれば、「ああこういうことか」と思えるかもしれません。妊婦健診の参加、助産師や先輩ママの体験を聞いておく、などして出産直後はこんなに脱力するんだ、などと想定しておきましょう。

お母さんは時として無理をしがちです。でも、お母さんが健康でなければ赤ちゃんも楽しくないのでは、と思います。半年はまだ万全じゃないんだ、と思って自分の体もいたわってあげてください。

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この記事を書いた人

acchan

現在二人の子どもの子育て真っ盛りのママです。
子どもの個性を伸ばした関わり方を大切に、日々試行錯誤しながら自分自身も成長しています。
自分自身も子どもと一緒...

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