1年間の育休も終わりました。
仕事に復帰してからも、できるだけ子どもと一緒の時間を取ろうとしていますが、物理的、時間的な制限はやっぱりあり、改めて育休の素晴らしさを再認識しています。
でも、育休中と仕事に復帰した後の一番の違いは、そうした物理的な違いではない気がしています。
先日家に帰った時に、長男に言われました。
やっぱりたまに帰ってきても付き合いなどで出かけたり、家で仕事をしたりもする。
さらに、この時は自分が風邪でダウンしてしまったのです。(もともとは、子どもがかかった風邪が、ママにうつり、自分に…)
そうしたことも重なって、不満の溜まった長男が「パパが、全然遊んでくれない!」と言ったのです。これを聞いて改めて去年、育休を取って良かったなあと思ったのです。
それと同時に、思い出した話がありました。
整体ボディワーカーの山上亮さんの著書『整体的子育て』という本で読んだ、“子どものことをどう気にかけるか?”という話です。引用してみます。
仕事が始まり、なんとなく子どもと一緒にいても、
仕事のことを気にしたり、スマホをいじったり、
無意識のうちにしていたことから、子どもが感じていたのでしょう。
パパが風邪で倒れて遊べない、ということもあったかと思います。
しかし、長男は本能的に自分のことを見てくれていない、と感じていたのではないか?と思ったのです。
まさに、こんなことを感じたのかな?と思いました。
親は1分でも、2分でもいいから、子どもの「いまここ」に戻ってきて接してみると、言葉以外でも、子どもの表情や、仕草、目などから、多くのことを語っているのが読み取れると言います。
子どもの「いまここ」を、一緒に楽しむことが親には求められているのですね。
育休を取っている時は、子どもの世話で身体的には結構大変だったのですが、子どもに向き合える精神的な余裕がありました。
なので、「いまここ」を一緒に楽しむことはできたのです。
そして、これが育休の最大のメリットでもあったのです。
仕事が始まったとたんに、こうした余裕がなくなってしまい、皮肉にも、今更ながら育休のメリットを再認識したという…。
今後、育休取る予定の人や迷っている人には、こうした数字に現れにくいメリットも実感できることをお伝えしておきます。
子どもの「いまここ」、本当に一瞬でしかないので、気にかけておきたいですよね。