子どもは、一般的に3歳前後になると「ごっこ遊び」を始めるといわれています。保育園の園長さんに伺ったところ、ママやパパが子どもに絵本をよく読んであげていたり、家族との会話が多い子どもほど、ごっこ遊びを早い段階から行なって遊ぶ頻度も高いのだそうです。
この「ごっこ遊び」、ただの真似事とあなどってはいけません!
なぜならば、真似をするためには、真似をする相手や物をしっかり観察し、そのせりふや口調、表情、振る舞いや形などをしっかり記憶しなくてはいけません。そして、それを演じるには表現力も必要となります。
一見、単純に見える「ごっこ遊び」!子どもの成長に大切な秘密がたくさん詰まっていた!?
10,968 View「ごっこ遊び」とは、小さい子どもが何かになりきって遊ぶこと。ママやパパを真似たり、アニメや絵本の登場人物、運転手さんやお花屋さんなど様々な職業につく人、時にはイヌやネコ、花や乗り物にまで変身してしまうこともありますよね。このごっこ遊び、子どもの成長にはとても大切なことだそうですよ!
ごっこ遊びをよくする子って?
ごっこ遊びで培われる能力はたくさんある?
そのうえ、誰かと一緒にごっこ遊びをするには、役割やおおまかなあらすじを決めなくてはいけません。そのためには想像力・創造力も必要です。そして自分の考えを相手に伝え、相手の意見も聞き、それが食い違えば話し合って折り合いをつけるというような、コミュニケーション能力も求められます。
しかも、自分の思い通りにいくことばかりではありませんから、我慢することも学びます。台本もないので、アドリブにはアドリブで返す頭の回転の速さも必要です。
このように、一見単純にみえるごっこ遊びですが、ごっこ遊びをすることによって培われる能力はたくさんあるのです。
ごっこ遊びを一緒に楽しんであげるといいですね!
最近では、ごっこ遊びをする子どもが減っているといわれています。ときにはお子さんのごっこ遊びに付き合ってあげると、ママやパパがお子さんの目にどのように映っているか知る、良い機会になるかもしれません。
その際にはお子さんの言葉に対し、パパママがちょっと返答に困るような言葉を返してあげると、相手の立場に立って考える力もつくかもしれませんよ!
アメリカの研究者によると、ノーベル賞の受賞者には、幼児期にごっこ遊びをたくさんした人が多いのだとか!ごっこ遊びから様々な能力が育まれますが、中でも想像力(もしくは創造力)を育むには最強の遊びかもしれませんね!
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