
孫は可愛いけど疲れる?孫がかわいい理由と祖父母の本音とは?
祖父母にとって孫が可愛いのは当たり前。ただただ可愛がっているように見えることが多いですが、本音では、可愛いとばかりは言っていられない・・・?祖父母には祖父母なりの事情があるようです。
孫を授かったときの気持ち
第一生命経済研究所の調査によると、9割以上の祖父母が「孫がいることに、張り合いや生きがいを感じる」と答えています。
多くの祖父母は孫から生きるエネルギーをもらっているのです。
私も以前「あなたにとってお孫さんはどのような存在ですか」と祖父母の方々にお聞きしたことがあります。
すると、「宝物」「元気の素」「未来」「希望」「栄養剤」、中には「恋人」などというお答えが返ってきました。
祖父母にとってお孫さんの誕生はこの上ない幸せであり、お孫さんの存在は本当に大きいです。
その一方で、孫といえども「1人の人間」「特別な感情はない」「可愛いけれど目に入れても痛くないというほどではない」などというクールなお答えもありました。
全国の 50~79 歳の男女 800 名に聞いた『子育て世代のワーク・ライフ・バランスと“祖父母力”』
孫をかわいいと思う理由

①直接子育てしない余裕、責任感が薄い
我が子が可愛いのはもちろんですが、それ以上に孫が可愛いと仰る方もいらっしゃいます。
それは何故なのか。
そこで考えられるのは、責任感の違いではないでしょうか。
孫を育てているはあくまでパパママ。
遠方に住んでいればなおさら会う機会も少ないですし、この子を育て上げなければという責任感からは離れて、目の前にいる孫の存在自体が愛おしいという感覚かもしれません。
②我が子に出来なかったことをしたい
子育て中は、時間に余裕がなかったり、若いがゆえに経済的な余裕がなかったり。
我が子にやらせたいことを我慢せざるを得なかったという祖父母の方々もいるようです。
やらせたかった習い事や着せたかったお洋服など、我が子には出来なかったことを孫にはしてやりたいという思いを抱くことも、孫を可愛がる理由の1つです。
③しつけの必要性がない
我が子を育てているときは、子どもが悪いことをすれば叱り、きちんとしつけをする。
「社会に出ても恥ずかしくないように、きちんと育てなくては!」と気を張る場面も多いですよね。
それが孫となると、その役目を担ってくれるパパママがいるので、祖父母の方々は少しのことには目をつむり、心置きなく可愛がれるのかもしれません。
④経済的な余裕
我が子が巣立っていった祖父母世代は、子育てしていた頃に比べると経済的な余裕がある家庭が多いです。
自分たちだけが暮らしていける資金があれば十分となれば、孫に支援をと考える方もいるでしょう。
先ほど述べたように、子育て中は余裕がなくて我が子に買ってやれなかった思いから、余裕のある今、孫には買ってあげたいという気持ちがあるかもしれませんね。
祖父母が孫を支援するのはどうして?

先ほども触れた第一生命経済研究所の調査で、お孫さんのいる祖父母に「なぜお孫さんの支援をするのか」聞いたところ
「孫はかわいいと思うから」
「親だけで子育てをするのは大変だから」
「子どもや孫の生活をできる限り支えたいから」
などという答えが上位に挙がったといいます。
親にとってはいくつになっても子どもは子ども。
祖父母が孫の支援をするのは、孫のためばかりではなく、可愛い子どもの力になりたいという親心からでもあるのです!
孫を預かるのは気を遣う?

孫は可愛いとはいうものの、祖父母には気苦労もあるようです。
先ほどの調査では、9割弱の祖父母が「孫と接する時、怪我をさせたり、体調を崩させないか気を使う」と答えています。
あるおじいさんは、娘さんがお買い物に行くと言うので、軽い気持ちで3歳のお孫さんを預かったところ、お孫さんのお相手に疲れてちょっとうたた寝をした隙にお孫さんが外に出てしまい大騒ぎになったのだとか。
(お孫さんは隣の公園で遊んでいて事なきを得たのですが、おじいさんはご家族から大目玉を食らったそうです。)
孫に何かあったら一大事と気は遣っているものの、危機意識は、親のそれと比べると少し疎くなってしまっているようです。
祖父母の答えには他にも
「孫と接すると身体的に疲れを感じる」
「孫への支援に経済面で負担を感じる」
「孫の世話の負担が重く、自分のための時間が取りにくい」
などもあり、孫との関わりは楽しいことばかりとはいえないようです。
子育ての第一責任者はパパママ!

パパママの中には、おじいちゃん・おばあちゃんには子育てに協力してもらって助かっていると感謝している一方で、子育ての方針の違いや、干渉や甘やかしに少々困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
おじいちゃん・おばあちゃんの協力に感謝し、アドバイスは参考にしても、子どもさんの第一の責任者はパパママ。
自分たちの子育て方針をおじいちゃん・おばあちゃんにも、折に触れて柔らかく伝えておくと大きな軋轢を生まずにすむかもしれませんね。
教育方針があまりにも違いすぎると、子どもが混乱してしまうこともあるかもしれません。
ある方が、「親が教科書だとしたら、祖父母は補助教材だ」と言っていらっしゃいました。おじいちゃん・おばあちゃんには、パパママの足りない部分を補ってくれる存在になってもらえるとよいですね。

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