何もかもお世話をしてもらわなければならなかった赤ちゃんは、1歳を過ぎると飛躍的な成長を遂げ、何でも自分でやりがたるようになります。とはいえ、まだまだ自分では上手にできないので、パパママにとっては「かえって時間がかかって大変」と思うこともたくさんあるでしょう。
ここで根気よく、子どもがうまくいくようにちょっとだけ手を貸して見守っていると、子どもが2歳代後半から3歳になる頃には、シャツやズボンも自分で着られるようになります。3歳半前後になると、ボタンも留められるようになってきます。
忙しいママにとって、子どもが自分で自分のことをできるようになることが、究極のお手伝いではないかと思うのです。
子どもに「お手伝い」してもらってますか?家族の一員としての自覚を育てるための習慣づけとは
3,813 View赤ちゃんや小さなお子さんのお世話に追われている方々にとっては、子どもがお手伝いをしてくれるようになるなんて、遠い遠い先のことのように思えるかもしれません。お手伝いの一歩は、2歳前後から始まっています。小さなときからできる“お手伝い”の習慣について考えてみたいと思います。
「自分でやる」ことは究極のお手伝い
お手伝いの中で、家族の一員としての自分を認識していく
例えば、ごちそうさまをした後、お椀を重ねてキッチンにいるママのところに持っていくことは、2歳頃からできます。我が家の3歳半の末っ子は、他の家族がやっているのを見て、自然と当たり前のこととしてやるようになりました。特に家族が多いおうちでは、お椀やお皿を下げるだけでもひと仕事。「ごちそうさま」の言葉と共に運んでくれる心遣いこそが嬉しいものです。
逆に配膳の方のお手伝いも少しずつやってもらいましょう。お箸や取り皿など、こぼす恐れのないものからだと、2~3歳の子にも安心してお願いできます。こういった作業をしていると、子どもは小さくても、家族の一員としての自分をはっきり認識していくようです。
お手伝いから分担へ!チームワークを発揮
我が家は3歳半~中2まで四男一女がいます。四番目が生まれた時に一番上の子が幼稚園の年長さん。4人が乳幼児という状況だったので、自然と、お手伝いとして何かをやらせるというよりも、幼児だった3人の上の子たちにも「洗濯物たたむの、一緒にやってー」「たたんだたらタンスにしまってきてー」「赤ちゃんのおむつ持ってきてー」とお願いをしていました。
上手にたためなくても、きれいにしまえなくてもいいんです。まさに「立っているものは親でも使え」ならぬ「立っているものは我が子でも使え!?」という感じでした。
たまに押し付け合いをしていることもありますが、小中学生になった今では、家事分担の習慣の基礎がついたのか、私が忙しそうなときや、家族で出かける予定があるときなどは、チームワークを発揮して、洗濯物を干したり、お弁当の詰め作業をやったり、出かける準備をしたりしてくれています。
家事は家族みんなで!
ママが全部完璧にやってあげようと背負い込まず、「これ、自分でやれるかな?」「これ、一緒にやってくれたら嬉しいな」というようなアプローチをしていくと、少しずつ家事の分担体制が作れていくのではないかと思います。
もちろんそこには、パパも含めた家族みんなが参加してほしいですね!
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