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王座を奪われた上の子の寂しさ、理解していますか?赤ちゃん返りを防ぐために

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下の子ができて、上の子が赤ちゃん返りしてしまった・・・心配ですし、なんとかしたいですよね。そんなとき、とっておきの秘策があります!

今までずっと一人っ子。周りの愛情を一心に受けていた上の子。二人目の出産で「弟ができて喜ぶだろう」と思いきや、親の期待と裏腹に態度が豹変!

でも、考えてみれば当たり前です。
上の子にとっては下の子の登場でその王座は奪われたわけです。

心穏やかでいられるわけがありませんよね。
そんなとき「お兄さんになったんだからいい子にしていなさい!」なんて“傷口に塩”を発言されたら更に凹んでしまいます。

今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が語りたいと思います。

ママにとっても厳しい現実

待ちに待った弟の誕生、ママは「上の子もいつまでも甘えん坊ではなく、少しはお兄さんらしくなってくれるだろう」と期待していたけれども・・・

現実、起こっていることは

●親の見ていないところで弟をつねったり、叩いたりする

●赤ちゃんにおっぱいをやっていると一緒になって欲しがる

●わざとパンツをおしっこで濡らす


…なんとも期待外れです。

病院にいたときは食事の準備も掃除からも解放され、上げ膳据え膳だったのに、家に戻った途端、家事に追われ、夜間の3時間おきの授乳、二人とも世話が焼けるのでママは疲労困憊です。

傷口に塩発言

そこで、赤ちゃん返りに困ったお母さんが上の子にかけた言葉は・・・

「お兄ちゃんなんだから弟にもっと優しくしなきゃダメでしょ!」
「いつまでも甘えておかしいわよ!」
「お母さんは赤ちゃんの世話で忙しいの。なんでわざと困らせるようなことするのよ!」
「ママは疲れているんだから」


悲しく寂しい上にこんな風に叱られて、まさに傷口に唐辛子、塩を塗られた気分です。こうして、上の子の居場所はますますなくなります。

上の子の行動

上の子のとる態度は性格により2タイプに分かれます。

タイプ①
構ってもらえない、相手にしてもらえないのを“親に嫌われている”と勘違いしてしまい、“親にこれ以上、嫌われないように”と甘えたい気持ちをぐっと我慢して“良い子”を演じます。

親はこの態度を錯覚してしまい「お兄さんになったなあ」と喜んでいます。

けれども、子ども自身は我慢していて、自分の気持ちに正直に行動していないので、後々色んな問題を起こしてしまう可能性があります。


タイプ②
親が下の子の世話をするのを妨害しようとします。もっと自分に親の関心を引き付けようとありとあらゆる悪態をつきます。

子どもの気持ちになってみよう

どちらの行動にでるタイプの子どもであっても、下の子が出来たときは、上の子の気持ちに十分配慮した子育てをしなくてはなりません。

■産院で■
出産のため入院するママ。上の子は生まれて初めて長い日数、母親と離れることを経験します。

病院にお見舞いに行き、やっとママに対面出来ました。けれども、その胸には常に赤ちゃんが抱かれています。もう、自分がその位置に戻れないことを悟ります。

「お兄さんになったんだね」「弟が出来て嬉しいでしょ」と看護師さんや親戚から言われ、頭ではわかっていても、湧き起こる悲しい感情を処理できない上の子。

大人の視線もほとんど赤ちゃん方へ向けられます。
「まあ、可愛い」「抱っこさせて」と話題の中心は生まれたばかりの弟のことばかりです。自分も大昔、皆に同じようにされたことなんかすっかり忘れてしまっています。

そして、弟の誕生までは親からの愛情を一身に受けていたのにそれが二分されてしまいます。二分どころかほとんど弟に持って行かれた喪失感・・・弟にジェラシーを感じます。冷静でいられる訳がなく、子どもによっては、ママが見ていない時に下の子をいじめたりする子も出てきます。

産院との上の子との対面のときは下の子は助産婦さんに一瞬預けて「わあ、久しぶり、会いたかったよ」と上の子を抱きしめてあげましょう。これだけで上の子は救われた思いになります。


■家に戻ってから■
自宅に戻ってからもしばらくは下の子中心の生活になるのは止むを得ません。

でも対応策があります。
弟のために我慢させるのではなく、上の子にも愛情をたくさんかけてやりましょう。
「下の子の世話で忙しいから邪魔をしないで」ではなく、タオルを畳んだり、食べた食器を下げる、下の子のオムツを準備させるなどのお手伝いをさせましょう。そして、こう言いましょう。

「○○ちゃんがお手伝いしてくれるからママは本当に助かるわ。ありがとう」
「沢山のことを我慢していることをママはわかっているよ。本当にお兄さんになったね。立派だね」
「赤ちゃんは一人では何も出来ないから世話が焼けるのよ。あなたも小さい頃、こうしてあげたわ、覚えている?」

そして、下の子が寝ているとき上の子だけのために時間を作り一緒に遊んでやったり、お気に入りの絵本の読み聞かせをしてあげましょう。たまにはパパやおばあちゃんに下の子を預けて上の子だけと遊園地にお出かけしましょう。愛情を気持ちだけでなく実際にしっかり形で表わすのです。

ポイントは“そこに下の子がおらず自分だけでママを独占できる時間を作ってやる”ということです。

まとめ

ママにとってしんどい上の子の赤ちゃん返り、でもその行動の要因を作っているのは親の対応だったりします。

わけ隔てなく愛情をかけているつもりでも、上の子から見れば「自分はないがしろにされている」「自分は邪険にされている」と感じていることはたくさんあります。

子どもを変えようとする前に、まずはママが変わることから始めてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

立石 美津子

子育て本著者、講演家、自閉症児を育てる母親

著書は『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』
『読み書き算数ができる子にするために親がやっては...

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