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  5. 妊娠中期の出血、これって大丈夫?原因と対応策について

妊娠中期の出血、これって大丈夫?原因と対応策について

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妊娠中期なのに出血が…!びっくりしてパニックになってしまいますが、まずは落ち着いてください。妊娠中期におこる出血の原因となりうるものと、その対応策について紹介します。出血以外に腹痛といった症状がある場合には注意してください。

目次 1.妊娠中に出血?大丈夫なの?
2.妊娠中期の出血の原因 ①切迫流産・切迫早産
3.妊娠中期の出血の原因 ②子宮頸管ポリープからの出血
4.妊娠中期の出血の原因 ③子宮膣部びらん
5.妊娠中期の出血の原因 ④前置胎盤・低置胎盤
6.妊娠中期の出血の原因 ⑤子宮頸管無力症
7.妊娠中期に出血した場合の対処法
8.出血はおなかの中からの「無理しないで」というサインかも

1.妊娠中に出血?大丈夫なの?

妊娠中はホルモンの分泌も体のいろいろも妊娠前と違っていますので、その出血が大丈夫なのか、そうではないものなのか、わからなくてとても不安になると思います。

特に、妊娠の初期は不安定な時期なので、出血するとひょっとして流産?などと心配しがちですが、心配する必要のない出血が多いです。妊娠初期は、子宮の中で胎盤が作られる時期です。子宮の内部には新しい組織が猛スピードで作られて、子宮内の粘膜を傷つけながら入り込んでいきます。それが子宮内に吸収されずに外に出てくることがあります。その場合はトラブルではなく、心配のない出血です。

ただ、心配なトラブルの兆候であるときもあります。子宮の中ではない場所に着床した場合も出血がおこります。その場合は大量の出血があり、腹痛も我慢できないほど強くなります。そのままにしておくと母体が危険なので大至急病院へ行きましょう。それを防ぐには妊娠かな、と気が付いたら早めに産婦人科を受診するようにします。

妊娠12週を過ぎると不正出血は少なくなります。妊娠16週になると胎盤の形がほぼ完成しますので、おなかの赤ちゃんの心音がはっきり確認できれば心配はありません。
いずれにせよ、おなかからのサインなので素人判断はせず、病院で受診すると安心です

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2.妊娠中期の出血の原因 ①切迫流産・切迫早産

切迫流産・切迫早産とは、流産になってしまいそう、早産になりそうだけど妊娠が維持されている状態です。それは必ずしも流産、早産になってしまうわけではありませんが、くれぐれも注意してみてください。

■切迫流産とは
切迫流産と流産の違いはおなかの赤ちゃんが元気かどうかです。流産の場合は心音が確認できず、赤ちゃんが大きくならないので、妊娠の継続は不可能です。切迫流産は、安静にして様子を見ます。

症状としては、出血の他に下腹部痛があります。妊娠初期に出血があった場合は切迫流産と診断されますが、赤ちゃんは元気なので心配はありません。ただ、出血が多く、腹痛を伴う場合は子宮が収縮しているため子宮収縮抑制薬を使うこともあります。切迫流産は、ストレスが原因でおこると言われています。ママの仕事や運動で流産することはほとんどありません。

■切迫早産とは
切迫早産はおなかの赤ちゃんは元気だけど、正期産(妊娠37週以降)よりも早く生まれてきそうな場合を言います。絨毛羊膜炎という感染症が疑われます。その他ママが妊娠高血圧症候群や心臓病など持病がある場合や、赤ちゃんがいる羊膜内羊水が多すぎたり、少なかったりする場合になると言われています。

症状としては出血の他に、周期的なおなかの張りと痛みが伴います。赤ちゃんが産まれるため子宮が収縮し産道が開こうとしている状態なので一刻も早く病院で受診しなければなりません。

流産、早産を治療する方法はありません。切迫流産、切迫早産と診断されたら「安静」にしなければなりません。切迫流産、切迫早産と言われても問題なく出産できることも多いので、ストレスを避け、無理のない生活を送り不安になりすぎないようにします。

3.妊娠中期の出血の原因 ②子宮頸管ポリープからの出血

子宮頸管ポリープとは、子宮頸管という子宮の入り口あたりに良性のできものができる病気です。
粘膜の織が増殖し、“できもの”が形成されます。大きさは3~5mm程度で大きくても1㎝ぐらいです。このポリープは自然に取れることもありますが、組織が柔らかいため内診やセックスなどの刺激で出血してしまいます。

症状としては出血のみで痛みが伴わないことが多いので、出血が少量だと病気に気が付きにくい難点があります。ポリープができる原因は細菌感染やホルモンバランスの乱れなどと言われていますが、まだはっきりしていません。

治療法としては切除が基本ですが、妊娠中の治療は経過を見ながら切除するかどうかを決めます。切除すると感染症や絨毛羊膜炎などの危険性があり、また、切除の刺激で流産や死産を起こす可能性があると言われています。ただし、ポリープができた位置や大きさなどによっては妊娠に悪影響を与える場合もあるので、切除するかどうかは医師との相談によって決めるようです。

4.妊娠中期の出血の原因 ③子宮膣部びらん

子宮膣部びらんとは、病的にただれているのではなく、すりむけたような状態のことを言います。病気ではありません。

この子宮膣部びらんを起こす原因は女性ホルモンであるエストロゲンによるものです。エストロゲンの分泌が増えると子宮膣部がふくらみ、内側の円柱上皮がめくれてきます。このめくれてきた部分が赤く変色してただれているように見え「びらん」とよばれます。必ずしも炎症を起こしているわけではありません。妊娠中期はエストロゲンの分泌が増える時期なので、子宮膣部びらんと診断されることが多くなるのです。

症状としては、少量の出血のほかにおりものの量が多くなったり、黄色みがかったりする場合があります。びらん部分は感染や刺激に対する抵抗力が弱まるため、子宮頸管炎などの感染症になりやすくなります。また、セックスや内診などの外的刺激により不正出血がおこりやすくなるので、出血量が多い、痛みがあるなどの症状が出た場合は治療が必要となります。

治療は膣洗浄と膣内への抗生物質が投与されます。さらにひどい場合はレーザー治療を行うこともあります。
子宮膣部びらんは病気ではありませんので、おなかの赤ちゃんの生育や出産には全く影響はありません。

5.妊娠中期の出血の原因 ④前置胎盤・低置胎盤

■前置胎盤、低置胎盤とは
胎盤は妊娠16週ぐらいまでに完成してきます。胎盤は正常な場合は子宮の上の方についていますが、胎盤が下の方についてしまい、子宮の入り口にかかっていたり入口を覆っていたりする状態を前置胎盤、正常な位置よりも低いけど、子宮の入り口にはかかっていない状態を低置胎盤といいます。妊婦さんの0.3%~0.6%ぐらいの割合がなるといわれています。

■前置胎盤の原因
原因についてはまだはっきりわかっていませんが、子宮の内膜が傷ついて炎症が起こっていると前置胎盤が起こりやすいと考えられています。子宮内膜が傷つく原因としては流産手術、お産を経験していること、多胎出産をしていること、帝王切開で出産していること、その他の子宮の手術を行った経験のある方が当てはまります。

■前置胎盤の症状
一般的には自覚症状はありませんが、妊娠が進むにつれ胎盤と子宮の壁の設置面がずれて出血がおこりやすくなっています。突然おなかも痛くないのに出血がみられた場合は危険な状態です。出血が多量になると妊娠が継続できなくなることもありますので、大至急産婦人科での受診が必要です。おなかが大きくなってくる妊娠28週以降に起こりやすくなります。

前置胎盤は超音波検査で早めにわかりますので、妊娠初期から医師の指示に従って安静にします。
また、前置胎盤の場合はほぼ100%帝王切開での出産となります。ママにとっても赤ちゃんにとっても危険性の高いハイリスク妊娠です。

6.妊娠中期の出血の原因 ⑤子宮頸管無力症

子宮頸管無力症は妊娠中期(妊娠20週前後)以降、出産でもないのに子宮口が開き始めてしまうことです。早めに対処しないと早産や流産の危険性があります。

子宮頸管は子宮の入り口のあたりです。通常は出産まで閉じているはずですが、体質的に子宮頚部が弱く、赤ちゃんが大きくなるにつれ重くなるため開いてしまう病気です。それ以外の原因としては前回の出産で子宮頚部を裂傷している場合や、子宮頸管の手術経験があると原因となります。また、前回の妊娠で子宮頸管無力症を経験した場合は次の妊娠でもなりやすいと言われています。

出血やおなかの張りなどの自覚症状はないため、子宮口が開いて少量の出血があって初めて分かることがあります。妊娠中期に入ると
、超音波検査で内子宮口を観察をします。その検査で、内子宮口が開き始めていることで発見できることもあるようです。そのままにしておくとさらに子宮口が開いてきて子宮の収縮が始まってしまい、早産や流産になる可能性があります。

体質的なものなので、予防法はありません。子宮口が開きかけていることがわかったり、前の妊娠で子宮頸管無力症を経験している場合は、早めに子宮口を縛る手術をします。出産するときは縛っていた糸を切るとしばらくして出産が始まります。

7.妊娠中期に出血した場合の対処法

出血した!となると気が動転して慌ててしまうかもしれませんが、まずは落ち着きましょう。
もし、出血以外におなかの張りや痛みがある場合はトラブルの可能性が高いです。大至急受診してください。

出血だけの場合は、かかりつけの病院に連絡し、指示をあおいでください。その際以下の2つのポイントを押さえるとよいでしょう。

■メモをとる
出血の状況を記録した後で受診した時に医師に伝えます。出血量、出血の色、どのような状況で出血したかをメモしておきましょう。

出血量が多いか少ないかの目安は、生理2日目ぐらいの出血です。おりものに少し血が混じるくらいや少し下着が汚れた程度なら少量です。生理二日目ぐらいの出血よりも多かったら、出血量としては多い方です。急いでかかりつけの病院を受診しましょう。出血が少量の場合は、かかりつけの病院へ連絡し、指示を仰ぎます。また、出血以外の症状がある場合もメモをしておくとよいと思います。

鮮血の時は今起きている出血、茶褐色の時は古い出血と考えらています。


■安静にする
出血している時は急に動くとそれが刺激になり、さらに出血する場合もあるので、なるべく動かないようにします。それでも、病院へ行くには動かなければなりませんが、その場合は家族に協力してもらうか、タクシーなどで向かうようにします。

病院で安静にするように言われた場合は、トイレ以外は動かずに寝ているようにしてください。家事や上のお子さんのお世話はご主人やご家族に協力をしてもらい、極力動かないようにしましょう。妊娠中期以降の出血は心配ないものもありますが、たいへんなトラブルの可能性もあります。素人判断をしないで、病院を受診しましょう。出血量や状況などで自分では判断できない場合は、一旦かかりつけの病院へ連絡し、指示を仰いでください。

8.出血はおなかの中からの「無理しないで」というサインかも

妊娠中はそれまでとは違い、体の変化が次々とおこります。ホルモンの分泌などもあり普段より出血しやすい状態にあります。妊娠中期は安定期に入っているので、トラブルは少なくなっていますが、出血があった場合は、たとえ自覚症状がなくても流産や早産になる可能性もありますから病院へ連絡するようにします。

出血はおなかの中からの「無理をしないで」というサインなのかもしれません。少しゆったりと過ごすように心がけて過ごしましょう。

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じゅんこママ

はじめまして。
じゅんこママと申します。
中学生の女の子と幼稚園児の男の子のママです。
仕事も子育ても全力投球です!

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