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おなかの病気~子どもの病気~

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子どもは胃腸の働きもまだ未熟で、いろいろな病気とともに嘔吐や下痢の症状が出ることがあります。今回は5つの病気について、どのような症状が病気の兆候となるかをご紹介します。

激しい下痢や嘔吐、発熱がある場合は「急性胃腸炎」

急性胃腸炎はウイルスや細菌が原因となって起こる病気で、生後半年頃からかかりやすくなります。主な症状としては、嘔吐や下痢、発熱で、細菌性胃腸炎では血便が見られることもあります。原因となるウイルスには、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが知られています。ロタウイルスが原因の場合白っぽい便が、アデノウイルスが原因の場合は、風邪に近く扁桃腺が腫れるなどの症状が特徴です。症状が表れている間は、下痢でおしりがかぶれやすくなるので、清潔にして少しずつ水分補給させることが大切です。

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新生児の激しい嘔吐は「肥厚性幽門狭窄症」の疑い

肥厚性幽門狭窄症とは、胃から十二指腸の間にある幽門と呼ばれる部分の筋肉が厚くなることで、部分的に狭くなり、うまく飲んだものが流れなくなる病気です。徐々に吐く回数が増えて、そのうち噴水のように吐いてしまうようになります。吐いた後は機嫌よくしていても、脱水症状が出たり、体重が増えにくくなるといった症状が出ます。病気の診断が出た後は入院治療で、手術をして幽門を広くするか、薬を飲みながら経過を見るかを選択します。1週間ほどで退院でき、術後は早いうちから授乳できます。

「腸重積症」は発見が遅れると外科手術が必要になることも

腸重積症は、腸の一部が肛門に近い腸の中にもぐりこんで重なってしまう病気です。生後半年くらいから2歳までの子どもに発症しやすいと言われています。腸の動きの異常がきっかけとなって起こるとされていますが、詳しい原因は分かっていません。嘔吐や腹痛から症状が始まり、急に泣いては泣き止むことを繰り返したり、血便といった症状が出てくることが特徴です。重症化すると腹膜炎に繋がることもあるので、発症後はすぐに受診することが大切ですが、治療後は食生活などに制限はありません。

「胆道閉鎖症」発見の決めては長引く黄疸

胆道閉鎖症は、胆汁を流すための胆道と呼ばれる管がつまってしまう病気です。0.01%という低確率で発症する病気で、新生児期の黄疸がなかなかなくならず、緑がかってきたり、便の色が白っぽくなってくることが特徴です。重症化していくと肝臓に負担がかかり、肝硬変や腹水といった症状が出てきます。手術で症状が軽くならない場合は肝臓移植が必要になるケースもあります。黄疸が続き、白っぽい便がみられた場合は早期に受診すると安心です。

診断が遅れると重症化してしまう「急性虫垂炎」

こちらは盲腸という名前でよく知られる病気ですね。しかし、6歳以下の子どもがかかると、虫垂突起の部分の壁が薄く容易に穴が空いてしまい、腹膜炎になりやすいという特徴があります。特に、まだうまく痛い部位や状態を伝えられない乳幼児は診断が出にくく、その間に症状が深刻になってしまうケースもあります。症状としては、腹痛や嘔吐、発熱が見られます。始めから右の下腹部が痛いのではなく、初期は上腹部痛(胃の下あたり)から始まることもポイントです。腹膜炎を併発していた場合は、手術に加え点滴や抗生剤での治療入院が長期になります。

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この記事を書いた人

りな

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